ザ・グレート・展開予測ショー

見上げてごらん夜の星を!――前編・裏――


投稿者名:マサ
投稿日時:(02/ 3/25)

――横島とおキヌの会話と同じ頃――

=竹の裏側にて=
「ずるいでござる、おキヌ殿!先生と二人の世界を作るなど、この拙者が見逃さないでござる。拙者も混ざらなければ〜・・・う!?」
Gパンからイヌ科独特の“尻尾”を覗かせる少女が“先生”と呼ばれた男の近くに移動しようとしたその時だった。
背後から伸びてきたその手が其の尻尾を掴み、引っ張った。
「邪魔立てするな!(怒)」
邪魔されて怒るのはご存知、シロ。
「騒いでないで手を動かしなさい」
冷ややかに返すのは先程シロの尻尾を引っ張ったタマモ。
「本当に嫌な性格でござるな」
「馬鹿犬に言われたくないわね」
「拙者は狼でござる!」
「あ、そっ」
猶も受け流す。
そして、再び歩き出すシロの足に自分の足を引っ掛けた。

 ずどしゃっ

シロは派手な音を立ててコケる。
「・・・こんの女狐ぇ〜〜、よくも〜〜!(怒)」
「あら、やる気?」
タマモもやっと戦闘体勢に入り、二人はその場から或る程度離れる。

 バチバチバチッ

二人の間に散るのは激しい火花。
水火のぶつかり合いとはこのような事を言うのだろう。

勝負は直ぐに決まった。
シロがタマモに接近した直後、シロの視界は霧に包まれる。
「くっ、幻術など拙者には効かないでござるよ!」
シロがそう叫んだ時、人影が現れた。
シロにとっては思い出したくない男、“山村医師”だ。(笑)
「あ、あの男はぁ〜〜〜!!」
頭を抱えるシロ。
更に次の瞬間には山村医師の姿が次々に増えて行き、シロの全方位を取り囲む。
そして、注射を構え、詰め寄ってくる。
一歩、二歩、三歩・・・。
「・・・此れは夢でござるぅ〜。本当の拙者は〜〜・・・(放心状態)」
余りの恐怖にシロの体からは力が抜けてぐったりしている。

「・・・修行が足らないわね」
「んっ!?」
結局、シロが幻から解放された時にはタマモに縛り上げられていた。
「はふふふぇふふぁふ〜〜!!」


――横島とおキヌが部屋から出た後――

=同じ場所にて=
≪おキヌちゃんは分かってくれたみたいだけど、隠すにしても台詞が一寸怖すぎ・・・!(心の中で汗)≫byタマモ

タマモはシロを縛っている縄を解く。
「言っとくけど、あの二人の間にあんたの入る余地は無いわよ」
見下すような目で冷ややかにタマモ。
「(猿轡を投げ捨てて)そんな事ござらん!」
「そ〜ゆ〜事は『20巻の横島』と『23巻のおキヌちゃん』の台詞を見てから言ってみなさい!!」
「(読む)・・・(固まる)・・・み、認めん、拙者は絶対に認め〜〜〜〜ん!!(ちゃぶ台返し←何故?)」
「往生際が悪いわね〜!(怒)」
「先生は“拙者の”先生でござる〜〜!!(怒)」

果てしない論争はこの後も延々と続く。


――其の頃美神は――

「いくわよ、人工幽霊一号!」
『・・・本当にやるんですか?美神オーナー・・・(汗←のつもり)』
「当たり前でしょ?近頃良い儲け話も無いし、これを成功させないとやってらんないわ!」
『・・・・・・・・・』
その後、美神は【人工幽霊一号を憑依させたフロッピーを送りつけ、〔最強無敵のコンピューター・ウイルス〕として様々な電子機器を混乱させる】といった脅迫文を某国に送り、大金を巻き上げようとするのだが、其れはまた別の話。




―――どうでしょうか。どっかのパクリに見えたら怒らないで下さい。
取り敢えずは楽しく読んで頂ければ嬉しいのですが、どうもシロの扱いが酷いですね。
設定上仕方ない部分が在るとはいえ、書いていて可哀想な気がしますね・・・。
 尚、タマモが山村医師を知っているのは設定上の都合なので気になさらないで下さい。

 毎回長くて稚拙な文章ばかりですいません。



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