横島忠夫ただいま修行中(9)
投稿者名:3A
投稿日時:(02/ 3/17)
「うわーん!!!」
小竜姫はまだ泣いていた。
「ちょと小竜姫…!」
ヒャクメの声だ。
「ヒャ、ヒャクメ!?」
「入っていい…?」
小竜姫はいそいで涙をぬぐった。
「ど、どうそ…」
ヒャクメが小竜姫の部屋に入ってきた。
「ま〜本当に小さくなったわね…!」
「なんで小さくなちゃったんだろう…?」
「さ〜、私にはわからないけど、たぶんしばらくもとにもどれないわよ…!」
「え!?」
「しばらくその姿でいるしかないわよ。」
「そ…そんな…」
「ま!いいじゃない!しわがなくなったんだから!」
「な…!?なんですって…!」
「別にいまの小竜姫は弱いから怖くないわよ…!」
「ヒャクメ…!あんたって人は…!」
小竜姫は心のなかで
(もとにもどったら覚えてらしゃい…!)
「ところでどうすんの?横島さんとの特訓は…?」
「どうするって言われたってこの体じゃ…」
「あ!?私仕事の途中で来たからもどるわね…!」
「あ!?ちょっとヒャクメ!?」
ヒャクメはいそいで出ていった。
夜…
「すみません…」
横島がとりあえず小竜姫にあやまった。
「あの…とりあえずしばらくもとにもどるまで修行はお休みですから…」
「やったでちゅ…!」
パピリオはよろこんだ。
横島は…
「ああ…小竜姫さまがちいさくなったから胸が…これでは風呂場をのぞくことができない…!」
「なんですって…!」
「あ!?しまった!?また声をだしてしまった…!」
「あなたという人は…!!!今日は晩御飯抜きですからね!」
「ええ!?」
パピリオと横島はいっしょに声をだした。
「ちょ、ちょと小竜姫さま…?」
「もうしりません!!!」
小竜姫はそう言って茶の間の部屋から出て行った。
「あ〜あ!ポチが悪いんでちゅよ。」
「…」
「小竜姫もいつもどれることやらでちゅ…」
「さ…さて俺は風呂にでも入ってくるか…」
とりあえず横島は風呂にでも行って小竜姫にあやまる言葉を考ようと思った。
「あ〜いい湯だな…」
ちょうどいい湯加減である。
「さて…どうやって小竜姫さまのご機嫌をとろう…?」
悩む横島。
「う〜ん…」
しかしこの温泉の岩のかげに小竜姫がいたことを横島がしるよしもなかった。
「ど…どうしよ…」
小竜姫は困った。
横島たちとはぜんぜんかんけいないが美神の事務所では…
「…ここは天国…?」
やっと阪上が気がついた。
「大丈夫ですか…?」
おキヌがヒーリングをしていた。
阪上はTシャツをぬいでヒーリングをしてもらった。
「あれ…これはなんですか…?」
阪上の首に赤いペンダントがしてあった。
「…さ〜僕もわかりません…ただはずせないんですよ…」
「ほんとうですね…はずせないようにしてありますね。」
しかしこのペンダントが阪上にとって大切なものであるとは本人がしるよしもなかった…
今までの
コメント:
- 次回は「横島忠夫ただいま修行中(10)」 (3A)
- アレレ…珍しく横ヤンが大人しくしていると思ったら
今日はヒャクメちゃんかい?
…いや、しかし泣いている小竜紀さま……モンモン(妄想中)…
――コホン――まぁ、私は女、子供に危害を加えないと誓っているから……
ヒャクメ君!今日のところはその命預けていよう。 (魚高)
- パピちゃんパピちゃん(小声)
これ、おむすびと麦茶だから。横島君とはんぶんこしてね。
包みは竹皮だから、食べ終わったら燃やしちゃって。
ああ、そんなに急いで食べたら、喉に詰まっちゃうよ。はい、麦茶。
……じゃ、小竜姫様には見つからないようにね。
頑張ってね。 (猫姫@こっそり)
- う〜〜ん、間章といったところでしょうか。
どの場面にもこれと言った見せ場が無いですね。
何故か美神除霊事務所の風景まで入ってきて……アレ?
シロ、シロ! 自分でやったんだから治療ぐらい手伝ってあげましょうよ。…え? あのヒーリングは先生専用?
…………(真っ赤) (斑駒@薮蛇)
- ↑いや、見せ場はいくつもありますよ。
まず小竜紀さまが泣き止むシーン。
私は涙を拭う姫様を想像して感動しましたよ。
そして、鏡の謎と共にあらたなるキー・アイテムが登場!
なんといっても緑ちゃん(♂)が言った。
「…ここは天国…」のセリフ!
それはおキヌちゃんのヒーリングに (魚高@都合により以下の文は削除させていただきました)
- ↑言われてみれば、横島くんが妄想読み上げモードに入ってたりしますね。
イキナリ出てきた美神事務所の方に気をとられていて気付きませんでした。
小竜姫様も力以外に取り立てて不便している感じでもないようで良かったです(あれ? なんか石が飛んで来てる?) (斑駒)
- いや、私としては、泣いてる小竜姫さまでもなく、喜んでるパピリオでもなく、ヒーリングしてるおキヌでもなく、
ヒーリングを受けている阪上クン(恐らく♂)の方が気になってしまうのですが……『ここは天国?』ってアンタ……説得力ありすぎ(汗) (ロックンロール)
- 小竜姫さま! その横島の発言は裏を返せばモノホンの小竜姫さまのプロポーションの素晴らしさを認めているのですよ。まあどうか気をお静めに為って、ね。 (Iholi)
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa