!ザ・ダイジェスト Rebirth or Birth
投稿者名:カディス
投稿日時:(02/ 3/14)
「ルシオラはあなたの娘としては・・・・・もう・・・・」
少年はその言葉を静かに受け入れた
「ごめん・……横島君・・・・・」
女は何もできなかった
「横島さん・・・・私じゃ駄目ですか?・・・・・」
空転する少女の想い
「俺、行きます。アシュタロスが言ったじゃないですか。たとえ運命でも、抵抗します」
決意
「横島さん・・・・・私・・・・・・」
葛藤
「この町で優しさに甘えているだけじゃあ駄目なんだ。もう一度、止まった時を動かすには・・・・・・」
理由
「わしも行くぞ、小僧」
同志
「これは言うなれば科学者の意地じゃな、不可能と言われる事ほどやってみたくなる。たとえ上手くいかないと分かっていても、その先を見たいという欲求から逃れることは出来ないんじゃよ」
挑戦
「必ず帰ってきなさいよ。あんたはまだまだ半人前なんだから」
師の言葉
「先生・・・・・・どうしても行くと言うならば拙者を斬ってから行く出ござる」
止める者の剣
「御土産は油揚げね」
送る者の声
「私待ってます・・・・・横島さんが帰ってくるまで・・・・・何年でも・・・・・・・」
少女の想いが・・・・・・・・・
交錯する・・・・・・・・・・・・・
そして舞台は・・・・・南へ・・・・・・・
「理論的には可能ですが……」
「あの娘の霊体片、小僧の細胞、小僧の両親の遺伝子、これらを組合せて一気に増幅させる」
「いいだろう。俺も娘が欲しかったんだ」
「まあ,この人のことだから他にも何処かにいそうだけど、母さんも賛成するよ」
「小僧、分かっていると思うが、これは神も悪魔もさらには宇宙意志にさえも歯向かおうとする試みじゃ。あるいはこの先、神族による妨害もあるかもしれん」
「俺は美神令子の一番弟子。ゴーストスイーパー横島忠雄だ!神も悪魔も宇宙意志も恐れるに値しねえ!!」
そして、忍び寄る影
「その扉を開け放て!あの娘は人とは呼べぬ!!」
「邪魔すんじゃねえ!人であろうが、魔族だろうが神族であろうが容赦しねえぞ!!」
戦い・・・・・・・・
「・・・・ヨ・コ・シ・マ・・・・」
そして・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・おにい・・・ちゃん?・・・・・?」
・・・・・・・・・・・誕生
止まった時が
あの日と同じ
赤い空の下
再び動き出す
「少しはマシになって帰ってきたかしら?」
「せんせーーーーい!!」
「油揚げは?」
闇夜と
「ルシオラさん?」
青空の中
「よろしくね!おきぬチャン」
矢の様に掛け抜ける
「蛍・・・・・・ちゃん?」
輝く日々が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ただいま!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夕日とともに
・・・・・・・「おかえりなさい!!!」・・・・・
今までの
コメント:
- どうも!
いろんな方々より要望のあった『!』シリーズのプレストーリーのダイジェストです。
完全版はこれの反響次第で書きたいと思います。
ちなみに形式は、黒犬さんの作品のパクリです。
一応許可は取ってあります(汗汗)
闇夜の戦記は・・・・・・・来年のバレンタインデーまでには書きます(激汗) (カディス)
- 何やら色々とあったんですねぇ、やっぱり。
やや倫理的観念がアレでナニな気がしないでもありませんが(笑)、是非とも完全版、読んでみたいです。 (Iholi)
- 僕も完全版への期待を込めて青田買い的に一票。
ダイジェスト版てことはここで登場した台詞は細大漏らさず出てくるということですよね
それでいてなおかつひとつの話としてつながっている完全版、ワクワクします (ダテ・ザ・キラー)
- なるほど・・・蛍の出生の秘密がここに・・・
完全版、楽しみにしています。 (NGK)
- 物凄く「読みたいえなじぃ」がふつふつと沸き起こってきます。
うおおーー!! よ・み・た・い・ぞーーー!!!!(どんどんどん)
失礼しました・・・・・・。 (ぱっとん)
- おおっ! イザという時だけ何故か頼りになる同志がっ! 読みたいっ! これは読みたいですっっ!!
なにやらシロやおキヌちゃんの思惑まで交錯する模様……。
長い話になりそうですが、それだけ多くの楽しみが得られえると思えばなんてことはないですね。
おおいに期待しつつ、気長に待ちます。 (斑駒@血走眼)
- ↑わぁ〜眼が真っ赤だぁ〜。そんな時はロー○子供ソフト……って違いますね。
止まった時……それはルシオラがいなかった日々のこと?
そのとき横島は何もしていなかったって言うんですか?
う〜ん……完全版読みたいです。 (魚高)
- おお、あのシリーズの裏にこんなストーリーが……
完全版、読みたいですねー。 (ロックンロール)
- 蛍ちゃんはこうして生まれたんですね♪
おキヌちゃんやシロちゃんのセリフが切ないです(涙)
そして、実はカオスじーちゃんは、蛍ちゃんのもう一人のお父さんみたいなものだったんですね(驚) (猫姫)
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