ザ・グレート・展開予測ショー

危険な人にご用心!!―――その2―――


投稿者名:マサ
投稿日時:(02/ 3/11)

私たちは厄介な除霊を次の日にやる事にして横島さんが文珠を作り始めてやっと3時間
たったころ、文珠は小さな山になっていました。横島さんは霊力を使い果たしてソファー
の背にもたれています。
「あ〜疲れた〜眠い〜」
「はい、お茶が入りましたよ」
「サンキューおキヌちゃん」
横島さんが私の入れた紅茶を啜って、美味しいよって言いました。私はありがとうございますと言ってその場から去ろうと横島さんに背を向けて2,3歩歩いたところで 
 がちゃん と大きな音がして振り向くとあの人はソファーの上で深い眠りに落ちていました。床に落ちて粉々になっちゃったカップを片付けて横島さんに毛布を掛けていたら
「おキヌちゃん・・・」
て(多分寝言を)言ってあの人は私を抱き寄せちゃたんです。――これが起きている時だったらもっと良かったのになぁ――とか思いつつ、私は優しく言ってあげたんです。
「ご苦労様」って。
それから美神さんの所に言って横島さんの宿泊許可を取りにいきました。美神さんは
「『一発〜!』とか言ってきたら張り倒すのよ」なんて言ってたけど大丈夫です!
ぐっすり眠ってるし、私にそんなことはしません!ちょっと詰まんないけど。
明日は横島さんと朝食。嬉しいな♪


―――翌朝 A.M6:00―――

「・・・・・・んんっ?・・・ああ、俺あのまま寝ちまったのか」
漸く目を覚ました横島が何気なく窓を見た途端、自分の顔に愕然とした。
「ぎゃああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
この(近所迷惑な)叫びによって朝の清清しい空気は完全に吹き飛び、事務所中の者が目を覚ました。最初から起きている‘あの人‘を除いては。
「「どうしたの(でござる)?!横島(先生)!!」」
シロとタマモが凄い音を立てて駆け寄ってくる。その後に少し遅れてエプロン姿のおキヌ
が現れた。
「笑うなよ」
と三人(?)に背を向けて横島。
「「はぁ?!」」とシロタマが言うと横島はゆっくりと三人(?)の方に振り向いた。
「「「 ぷっ! 」」」
横島の顔を見た三人は思わず噴き出した。横島の顔が悪戯書きで
『チョビヒゲを生やしたパイパー』(やり方は作者も解らない)みたいにされていたのである。(笑)
「「「きゃはははははははは!!(爆笑)」」」
「笑うな〜〜!!何処のどいつやこんな事するアホは〜〜!!!(怒)」
「ご、ごめんなさい。私です」
「「「 !!?・・・・・・(しばらく言葉出ず)」」」
腹を抱えながら言ったおキヌの台詞に一同は考え込む。(俺、何か悪い事したか?等)
「嘘だろ?おキヌちゃん・・・」
苦笑混じりにとりあえず横島が聞くと
「本当です。つい衝動に駆られちゃって・・・」と言って彼女は何度も頭を下げる。
「つ、ついに社会のひずみがぁぁ〜〜!!
「五月蝿い!(がんっ)横島の傍に長く居たら例えおキヌちゃんでもそれ位したくなるよ!!」
「その通りでござる!」
全員これ関しては異存なし。
――タマモのやつ、美神さんに似てきてないか?・・・こうなったら逃げるか――などと考える横島。
「そ、それより、朝飯作るんだろ?俺、顔洗ったら手伝うよ」
そう言って横島は顔を洗いにその場から立ち去る。(チョビヒゲだけは油性マジックで書いたらしく、洗っても落ちないので諦めた)
横島が台所まで数メートルの所まできた所で彼は異変に気付く。
料理の匂いも作っている音もしないのだ。更には奥の方から
 『しゃか しゃか ず〜〜こ しゃ〜〜こ』 と不気味な音が・・・。
横島がそっと覗き込むと
「うふふふ、もっともっと鋭く研がなきゃ。うふふふふふふ(ついでに、包丁が『ぎらっ』とか言ってたりする)」
と言いながら久々の不気味な包丁研ぎに専念するおキヌがいた。それも、前と違って
殺気やら悪意やらのとてつもなくヤバイ空気が漂っている。
「見なかった事にしよう・・・(怯)」

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