ザ・グレート・展開予測ショー

暴走デートその3


投稿者名:与作
投稿日時:(02/ 3/11)

レストランでの食事中、横島は美神の殺気にいち早く気づく。

横島「・・・はっ!?」
グーラー「どうしたの?」
横島「こ、この殺気は!」

しきりに辺りを見回す横島、店の外で監視つ続けていたマリアが木陰に隠れる。

横島「ま、間違いない! この殺気はあの方の・・・」
グーラー「?」

焦る横島、人よりも早く気づく横島は流石だ。みるみるうちに顔が青ざめていく。

横島「は、早くここから出よう。し、死んでしまうぞ!」
グーラー「な、なによ? まだ食べ終わってないわよ。」
横島「いいから! 直ぐに出るぞ!」
グーラー「え〜・・・」

横島とグーラーがそんな事をしているうちに、上空では、

美神「いくわよ〜。このスイッチで全てが決まる。」
おキヌ「横島さん。生き返って短い間でしたけど、幽霊になってもそれはそれで楽しいモノですから。」

おキヌは手を合わせ祈る。

美神「極楽に行くといいわ! この浮気者め!!!」

勢いよくスイッチを押す美神・・・・しかし、



カチッ!!



美神「・・・・・・あれ?」



カチッ!! カチッ!!








カチッ!! カチカチカチッ!!



マリアは何も反応しない・・・



美神「ちょっと! 何も起きないわよカオス?」
カオス「あれ? ちょっと貸してみ?」

カオスがスイッチを押しても反応なし。いろいろスイッチを調べて見ると、

カオス「あっ!!」
美神「治った?」
カオス「す、すまん。電池入れてなかった・・・。」
美神「ハア!?」


致命的なミスであった。上空2000メートルでは単三乾電池はない。





ビシッ!! バコッ!! ドガッ!! ×2



カオス「ノーーーーーッ!!!!」



カオスは大都会、東京砂漠の中に消えていった。
其の間に横島・グーラーはレストランを出て、走って逃げる。

グーラー「ちょっと! なんで走って逃げなきゃいけないのよ〜」
横島「「危なかった。美神さんの事だから、平気で核ミサイルでも出前して店ごと吹き飛ばして
    たに違いない。」」

横島の勘は正しかった・・・。

横島「と、とにかく、何処か隠れる場所を探さないと。」


其の頃の上空では、

美神「くそっ! カオスのお陰で横島を見うしなったじゃないの!」
おキヌ「ど、どうしましょう〜」
美神「とにかく探すのよ。」
操縦士「あ、あの・・・」
美神「何よ?」
操縦士「そろそろ燃料切れるんですけど・・・」
美神「はあ!?」
操縦士「空港に戻っていいですか?」
美神「何で満タンにしとかなかったのよ!」

操縦士「「ヘリのチャーター代ケチったのあんたでしょ・・・」」



暴走デートはまだまだ続く〜

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa