ザ・グレート・展開予測ショー

オリジナル(28)


投稿者名:いたけし
投稿日時:(02/ 2/17)

これで終わると思う、多分


「いや〜、さっきはどうなるかと思いましたよ、はいっ先輩はお茶、お客さんはコーヒーでいいね」
そういって西条が結城とゆいの前に飲物を出す
「私も甘い、許されるならお前を今すぐ殺してやりたい」
「またまた、そういってさっきも水をかけてくれたじゃないですか」
「はぁ〜、ところでどうして私を師匠にしたいんですか、日下部さん」
ずずず〜、と結城は自分がいつも使っている湯飲みに入っているお茶をすする
「ゆいでいいですよ、いやそれより『この馬鹿弟子がぁ』の方が・・・」
「いや、それじゃあゆいさん、どうして私なんですか、私より優秀なGSならたくさんいますよ」
また結城がずずず〜とお茶をすする
西条は自分のディスクに座りこちらに耳を傾けている、相当ヒマなのだろう
「ちっちっち、分かってませんね師匠」
「いやまだ師匠では・・・」
「優秀なGSならたくさんいます、しかし今更優秀なGSを師匠にしても周囲との差なんて、たかが知れてますので結城さんに師匠になって貰いたいと思ったんです」
「おい西条、私って変わってるのか?」
「はぁ〜、自覚がないって言うのが1番やっかいなんですよね、そういうのを言い替えるならバカとでも・・・うげっ」
突然、西条の頭の上に巨大な氷ができ、西条に向かって落ちて西条を押し潰した
「だから〜、おねがいします結城さん、私の師匠になってくださいよ〜」
「とは言っても、私が教らえることなんか何もありませんよ、それに私は公務員ですからゆいさんがどんなに除霊の手伝いをしてもギャラは発生しませんし、除霊の手伝いはボランティアと言う形なるのでバイト料は出ませんよ」
「全然構いません!!じゃあじゃあ師匠になってくれるんですね、やった〜」
「いや、まだ話は終わって・・・」
「なんなら僕が個人的に彼女にバイト料の出しましょうか、彼女がいればこの事務所にも華が咲きますし、こう見えても僕はお金はあるんで・・・・ぐはぁ」
西条の近くで風が吹き空気が真空状態となり、かまいたちが発生する
その風の刃を防ぐ手立てはなく、西条は無惨にも切り刻まれた
「そうだ、私はGS資格を取得したが私の師匠から一人前だと言う保証を貰ってないんだ」
「じゃあ、師匠は未だにGS見習いってことですか」
「まぁ、そうなりますね」
「あれっそうだったけ、結城くんは特別で師匠の了承なしで良かったんじゃなかったけ?」
「げっ、隊長」
いつのまにか美智恵が帰ってきていた
「なんか、いままでの功績があったからって、GS協会から特別に認められたとか」
「いままでの功績ってなんですか師匠」
「その話はいいじゃないですか・・・それよりゆいさん、そんなに私の弟子になりたいんですか」
「はいっ」
「私は教えられることは何もありませんよ」
「師匠、技は教えて貰うものじゃなくて、盗むものですよ」
「バイト料は出ませんよ」
「お金は残念ですけど、師匠がいなくちゃGSにもなれないんだったら私は師匠の方が大事です」
「はぁ〜、仕方ないですね、それじゃあ私はあなたの師匠になってあげます、いろいろ手伝って貰うことがあるかも知れませんがよろしくおねがいしますね、ゆいさん」
「こちらこそよろしくおねがいします、結城師匠」
ふたりはガッチリと握手した
「やっぱり、最後は師弟同士が闘って一人前を決めるんですよね〜」
「それは、ないと思います」
後に結城がこのことを人生最大の選択ミスだと思うのは言うまでもない
「その内、私も師匠のように手から火や氷とか出るようになりますよね〜」
「これは家系ですから、ちょっと無理・・・」
結城はゆいの師匠を勤まるのか・・・
それは今後の話である
「トホホ、苦労しそうだ」

「はぁ〜、もう少しで暗くなるな〜」
空はまだ明るい、しかしその空には太陽は見当たらなかった、もうすでに太陽は沈んでいたのだ
僕はそんな空を眺めながら、ぼけ〜と大きな切り株に座っていた
「もう帰るか」
そう思って、僕は切り株から立ち上がりお尻の砂を払い落とした
「あれ〜順一じゃない、はぁ〜やっぱり私たちは巡り合う運命なのね」
どこからか姉さんの声が聞こえた
姉さんのことだ、どっかから派手に登場するに違いない
そう思った僕はいつでも避けられる体勢をとったが、姉さんは普通に歩いてきて、普通に僕の横に立った
なんか身構えてる自分が恥ずかしい
「姉さん、どこか悪いところでもあるの?」
今日の姉さんは体の調子が悪いに違いない、そうでなければこんな普通に登場する訳がない
「そんなことないけど〜、たまたまここに順一がいるとは思わなかっ・・・・・ああっ」
姉さんが突然足元から崩れ落ちそうになる、そんな姉さんを僕は両手で体を支える
おっ重い、姉さん身長高いから少し重い
「大丈夫、姉さん?」
「順一、この前ね、私病院に行ったの、そしたら三ヶ月だって言われて」
「ええ!?姉さんあと余命三ヶ月なの」
知らなかったぁ、そうか今までの、はちゃめちゃな行動を取ってきたのは僕たちにそのことを気付かせないため・・
ううっ、そう言うことだったら、もっと姉さんにかまってあげれば良かった
「ううん違うの、妊娠三ヶ月だって」
「なっ!?いったいだれの」
「三ヶ月前、いきなり酔った順一が私の部屋に押し入ってきて・・・私はなすがままに・・・」
1000%ありえない話だった、第一姉さんが抵抗したら僕が敵うわけがない
抵抗・・・・しないかも、姉さんだったら
「大体僕はお酒なんて飲めないんだから、酔っ払うわけないでしょ」
「覚えてないのね、あの日のこと、お〜い赤ちゃ〜ん、この人があなたのパパでしゅよ〜」
なっなんか、話がどんどん進んじゃってる
「ふっふっふ、好きあり」
姉さんは自分の足で立つと僕に足払いをかけ、僕を地面に押し倒した
「いでっ、ねっ姉さん、そんなに動いたら赤ん坊が・・・」
姉さんが乗っかってきた
「ふふふ、そんな冗談に騙されるなんて、かっわいい」
「ほぉ、冗談か、良かった」
「そんなかわいい順一にキスしてあげたい」
そう言って姉さんは僕の顔に自分の顔を近づけてきた
「やっやめろ〜・・・ん〜ん〜」
ムードもへちまもあったもんじゃない
それ以前に姉弟でこんなことしていいのか、姉さんももう大人なんだからブラコンもほどほどにして欲しい
「はぁ〜、ここは私と順一の思い出の場所よね、なんたっ
て私たちのファーストキスした場所だものね」
僕の唇から自分の唇を離し笑顔で話す、姉さん
「またやられた・・・とほほ」
「ふふふ、じゃあ帰ろうか順一」
そう言って姉さんは立ち上がり、僕も立たせてくれた
「じゃあ順一、久しぶりに手を繋いで帰ろうね」
姉さんが僕の左手に自分の右手を絡ませてくる
その手は細くてとても十年前に巨木を倒した手とは思えなかった
「順一の手って暖かいね」
「姉さんの手が冷たいだけだよ」
僕は姉さんの手を包み込みながら家路へとついた


つづく
つっかれた〜、なんか文が変でもご愛敬で許してください
長かったよ〜、もう辞めようかと思うほど
次回はストーリーです
順一の能力の真の覚醒、それは悲しみと共に
とうとうヤツらも絡ませちゃうのか
てなわけで次回もよろしく

『ゆいレンジャーのコーナー』
?「はっはっは、このコーナーは俺たち主要男キャラが貰った」
翔「ど〜も、スケコマシ1号、翔で〜す」
ジン「スケコマシ二号、ジンです」
順一「天然スケコマシ1号、順一で〜す」
武人「・・・・・・・」
みんな「乗れよ!!」
武人「だって私はスケコマシではないし」
ジン「それよりさぁ、男四人、集まってみたけど、なにするんだ」
翔「特にすることもないね〜」
ジン「『オリジナル』って話は女の子が多いのが特徴で、なんとかそれでここまで話が続いたんだろ」
順一「男は人気が出ないから」
武人「はぁ〜、だから私は男が集まってもムサ苦しいだけだって言ったんだ」
翔「それをいっちゃあ、おしまいよ〜、でなにする」
ジン「じゃあ、ここは俺とサユリのラブラブ話でも・・・」
武人「却下、なにかほかに」
翔「そういえば、僕には双子の兄弟がいたんだ、その人はだれかみんなで考えよう」
ジン「順一君の可能性がもっとも高い」
順一「ええっ、僕が翔君の双子の兄弟」
翔「そうとも、我が弟よ」
順一「兄さ〜ん」
ジン「逆じゃないか?」
武人「ここでそのネタを使うってことは、今後の展開にこれはないな」
ジン「相変わらず、鋭いツッコミだな」
翔「ああやばい、もう字数がない、僕たち集まったけどなんもしなかったね」
武人「私たちのせいでこのコーナーが無くなる可能性も出てきたな」
ジン「やっぱ、女の子は必要不可欠なんだな」
みんな「はぁ〜」
そう悟った男達は以後、男のみで集まることは無かった

何書いてんだ、私ゃあ

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