ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス 「8、地球ブラックホール化計画 〜板挟み〜」   *厳戒態勢中*


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(02/ 2/15)

 * お断り *

・無言投票されるような方はブラウザの「戻る(バック)」でお戻りください。
・礼儀の整っていない方、言葉に自信のない方も同様にお戻りください。
・初心者の方は冒頭に挨拶文と紹介文を入れ意見を述べてから説明をしてください。
・常連さんのように慣れている方は通常どおりに投票してください。
・理由は明確に!『感想』と『考え』は別々にして書いてください。


以上を守れる方のみ、以下をお読みください。
守れないがどうしても読みたいという方(事情を説明される方)は必ず以下の予想内容をお読みに
なったうえで『感想』と『考え』をそれぞれ書いてから投稿してください。




ずおおおお・・・・・・
ドーム上に覆う形をした黒い球体は拡がっている。
球体の中はミキサーの如く、家やビルは剥がれ、壊れ、破片化している。
この威力では、人間の命など奪われているどころか肉体がバラバラとなっているのは言うまでもない。
誰一人すら生き残っていない。

球体の半径は、500キロを超える。
東京は完全に壊滅しているも同然。
しかもその周辺に、UAKの攻撃部隊は来ていない。
いや、来られないのだ。

        ☆            ☆            ☆

ただ一人、金を手にしてむしゃむしゃ札束を食べているものがいた。
美神令子。
その姿は、完全なカネゴンだ。
カネグラ警備隊、通称KDFすらも拳銃を手にしながら手を拱いている。
美神令子をカネゴンごと吹っ飛ばしてしまえば、世界は平和になる。
だが、この美神がいなくては、今後の強大な霊に対抗することができない。
完全な板ばさみと化している状態。

        ☆            ☆            ☆

一方、UAK内部。
猖獗宝樹の変身している忠夫を前に、叙霊にかかっていた。

「はあぁーーーーっ!」
「魑魅魍魎を滅ぼし給えっ!」
「「アーーメンッ!」」

ピートと唐巣のダブルアタックが忠夫のもどきに降りかかる。
が、手でいとも簡単に撥ね退ける。

「ぐわああっ!」
「ぴ、ピートッ!」

撥ね退けた手からは、霊波の衝撃が跡を残したまま、黒き影が映る。
いや、その影からまた眼が映りだされて言葉を発する。
人間界での常識レベルを逸脱した力である。

『・・・・34マイトか・・・・・・・その程度で刃向かう等とは笑かせてくれるわ・・・・・・』

その言葉は具現化して、そっくりそのまま
『・』
がピートの頭上へ炸裂する。
また、『その程度』が雪之丞のわき腹へ命中している。

「ぐぶうっ!」

雪之丞はたまらず血を吐きつけドサリと倒れる。
重い衝撃のあまり、血が口元へと逆流していたのだ。

「なんて重さじゃケンノーー!」

そういうタイガーの足へ『刃』とかかれた文字が分散してめがけていったが、
難無く交わしている。スピードが弱まっていたのだ。
決して、タイガーの足が速かったわけではなく、後の方で発した言葉だけにタイガーの足より
威力もスピードもそこそこだったからだろう。

        ☆            ☆            ☆

忠夫・カオス・冥子・キヌの4人はというと、シロを手綱で引き連れていた。
「拙者は犬ではないでござる」という言葉のまま、4人がかりで人狼の村から引き攣り出したのだ。
人狼は我侭なやつばかりで困る。

「まったく、いつまで世話欠かせるつもりじゃいこの人狼は!?」

カオスは思わず言葉を投げ捨ててN県沿いの街道へ一足先に出る。
そのルートは、パイドパイパーとの戦いで使った道であることは忠夫にはわかっていた。
そこで、『ヘイタクシー!』と言わんばかりにカオスの後ろからさりげなく手を出していた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だが、むなしい・・・・・・・・・・・。
車という車は、ぜんぜん走っておらず、オートバイすらもぜんぜん見かけない。
人っ子一人いない夜の道。
一瞬、異次元にでも迷い込んだのかなとばかりの顔をしていた。
が、冥子はクビラに確認して「大丈夫よ〜〜〜、忠夫君〜〜〜〜!」と言う。

「センセエ、いいかげん冥子と離れるでござる!」
「心配すんなよシロ。」

忠夫は、シロの頭をポンと軽く宥めるようにおさえつける。
途端、シロは喜んだ顔になる。
つくづく単純な性格だけに、宥めるのは簡単である。
だが、忠夫は一つ気がついて手を打った。

「そうだ。いっそのこと、ウルトラマンの姿になって飛んでいけばいいんじゃねえか。」

この一言の前に、一同は頭を頷かせていた。
そして、カオスは胸元からペンシルをとりだした。
さらに忠夫は『ウ』『ル』『ト』『ラ』『マ』『ン』と文殊を輝かせている。
冥子のリング、キヌは笛をそれぞれ取り出し、上に掲げて太陽の力を浴びせて変身していくのだった。

そして今回注目すべきは、ウルトラマンシロ。
ウルトラマンレオとウルトラマンタロウを掛け合わせたスーパー変身だ。
そう、ネックレスを投げ飛ばし、太陽光を受けて輝きを増したところへ自分の頭をうずめた。
その刹那、巨大化してグルングルン・・・・・・と体を回転させつつキックを構して行った。
瞬間、ドズズオオン!!!!!
と、富士山を粉々に砕いたのである。

『デュワ・・・・・・・(凄いのう・・・・・・)』
『ヂュワワォ・・・・・・(元は人狼パワーだけあるよなぁ・・・・・・)』

富士山を粉々にした力を見て、ウルトラヨコジパンと2代目ユリアン、ウルトラマンカオスにウルトラメイコは
汗ジトであった。あのカオスでさえも・・・・・・・!!
次回、ついに謎の球体と猖獗宝樹との決戦が開始される!

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa