人の力1i(訪問者)
投稿者名:ZIN
投稿日時:(02/ 2/12)
「あなたが美神令子さんですか?」
「そうだけど・・・何か用?」
用がないのに訪ねてくる人などいるはずがない。
来たのは30歳ぐらいの『私は天才だ!!』という感じを漂わせている男だった。
「実はあなたの力を借りたいのですが・・・」
そう言いながら男は美神令子に名刺を渡す。
「ディアス・・・って読むのよねこれ?日本人じゃないの?」
「驚くのも無理ありませんね、私は自分の名前と国籍を捨てたんです。」
「何で捨てたかはどうでもいいけど、私のを借りたいというのはどういう事?」
「人を超える力の研究をしているのですが、その研究には強力な霊力が必要なのです。」
「私の霊力を何かに送るってこと?」
「そうです。」
「バケモンができますってオチにはならないでしょうね。」
「その様なものは造ってません。」
「で・・・いくら払う気?」
「これを差し上げましょう。」
「これ・・・すごい魔力の篭った石だけど?」
「賢者の石です。」
「えっ!?」
美神令子は手に取ってその石を見る。
「確かに・・・これは本物の賢者の石みたいね。」
「で・・・引き受けていただけるんですか?」
(今日の依頼は横島クンに任せればいいか。)
美神令子は首を縦にふった。
今までの
コメント:
- 美神さんが「しろがね-O」にー!(←違)
まだ、どんなお話かわかりませんけれど、続きを楽しみに待ってます♪ (猫姫)
- 『し○がね』は『やわらかい石』では…? む、でもアレも錬金術の一つの完成型と言っていたような…。
さてはドクター・カオスのライバル登場!? でも彼が求めているのは魔力ではなかったような…。
どうも我らがヨーロッパの魔王とはかなり違った方向性をもっている様子…気になります。 (斑駒)
- ↑確か、『やわらかい石』=『賢者の石』だったはずです。
錬金術における究極の成果の一つと言われている物ですから、その価値は同じ重さのダイヤモンドよりも何百倍も高いはず。
あの美神が二つ返事で話に乗ったのも頷けますね。 (黒犬)
- 石と題名の関係が気になりますね。 (Iholi)
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