ザ・グレート・展開予測ショー

魔鈴と西条


投稿者名:NGK
投稿日時:(02/ 2/ 9)

魔鈴のレストラン。
そこで横島とおキヌは食事していた。
「えっ!!美神さんって20歳なんですか!?」
魔鈴めぐみ(推定年齢25歳)は大声を上げた。
すでにオーダーストップしており、店内には3人しかいない。
「間違いないと思いますけど・・・なぁ、おキヌちゃん」
おキヌはうなずいた。
「そんな・・・それじゃ・・・」
今までテッキリ自分と同い年かと思っていた。
しかし・・・」
「確かめなければいけない・・・」
誰に言うでもなく魔鈴は・・・呟いた。
数時間後西条が魔鈴に呼ばれて入ってきた。
「どうしたんだね?魔鈴・・・くん?」
西条は店内に入ってきた。
しかし西条の見たものは・・・

6年前・・・
「あ、西条先輩・・・」
魔鈴は慌てて口を閉じた。
西条が知らない女性と深刻そうな話をしていたからだ。
魔鈴の姿に気づいたのか女性は走り去っていく。
その目には涙が。
「あ・・・あぁ、魔鈴君か・・・何の用だい?」
西条は何処か居心地が悪そうな顔をして言った。
「西条先輩・・・今の女性は?」
聞きにくいことだったが好奇心で魔鈴は聞いた。
「今のは僕と付き合ってくれという話だったのさ」
「それで返事は・・・?」
「彼女とはそれなりに親しい付き合いをしてきたけど・・・だから、お断りした。」
「・・・もしかして・・・」

現在
店に入ると魔鈴の様子は明らかに変だった。
なにか、戸惑ったかのように西条を見、そして、うつむく。
やがて意を結したかのように西条に歩み寄った。
「私・・・今まで西条先輩のこと誤解してました・・・」
「なんだい・・・?」
「西条先輩って・・・」

再び6年前
「西条先輩、前に話した日本にいる彼女のことでしょう?」
魔鈴の問いに西条は黙ってうなずいた。
「たしか・・・”令子”さんでしたよね・・・?」
西条はさびしそうに笑った。
西条はかつて魔鈴に美神玲子という娘と恋に落ちたという話をしたことがあった。
「ああ・・・彼女のことは好きだったが、ここには連れて来れなかった・・・
彼女も僕についてきたいと言ってはいたんだが・・・」
魔鈴は西条の瞳を真っ直ぐに見つめた。
「だけど、日本に戻ったら、彼女を迎えにいくつもりだ。
もし、彼女が好きな人がいるのなら話は別だけど・・・ね」

再び現在
「西条先輩って・・・ロリコンだったんですか!?」
西条はずっこけた。
「な!何を・・・言っているんだい?僕にはそんな趣味は・・・」
「だって!!6年前言っていたじゃないですか!!美神さんのことが好きだって!!
それが10年前だとしたら・・・美神さんが今、20歳だとして・・・
10歳じゃないですか!!」
立派なロリコンじゃないだろうか。
普通、18歳の男が恋する対象では・・・ない。
「いや・・・アレは・・・(汗)」
・・・反論の仕様が無かった・・・

その後、西条は盗み聞きしていた横島に言い回され
”ロリコン”と言われ続けたという・・・
「さらば・・・西条・・・美神さんは俺が幸せにするから成仏してくれよ・・・」
「私はロリコンじゃないんだー信じてくれ!!令子ちゃん!」
「・・・でも、昔はそうだったんでしょ・・・西条先輩」
これに対して美神は即答を避けたと言う・・・

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