ザ・グレート・展開予測ショー

魔鈴と横島


投稿者名:NGK
投稿日時:(02/ 2/ 7)

「(どうしよう・・・こんな気持ち・・・初めて・・・)」
魔鈴めぐみ(推定25歳)は胸の高鳴りを抑えることが出来なかった。
その人を ちらっ と見るだけであんなことや、こんなことを考えてしまう。
「(いきなり声をかけたらふしだらな女と思われるかしら・・・
・・・でも、この気持ち・・・押さえ切れない!!)」
魔鈴は横島の前に踊り出た。
「横島さん!この気持ち抑えきれないんです!!一緒に来てくれませんか!?」
横島は信じられないといった様子である。
そして、
「喜んで!!」
と言った。

魔鈴と横島は歩いている。
「魔鈴さん・・・こ、ここで何をするつもりなんですか・・・」
辺りはホテル街。
「出会ってイキナリ・・ってのはさすがによくないんじゃ・・・」
魔鈴には聞こえなかったらしくある家の前に止まった。
「ここです!」

「おお!娘っ子。つれてきたか・・・なんじゃ、お前かじゃったのか」
中にいたのはカオスだった。
「???」
横島は訳がわからず魔鈴を見つめた。
魔鈴は怪しげな医療用具を持っている。
「いきなりはまずいかなと思ったんですけど
横島さんが承諾してもらって本当に助かりました」
横島は後ろを振り向くとカオスも何かの準備を始めている。
横島は一筋の汗が流れるのを感じていた。
「魔鈴さん・・・これはいったい・・・?」
すると魔鈴は恥ずかしそうにうつむきながら、
「横島さんって人外の方たちにとっても好かれていらっしゃるから
本当に人間なのかって・・・」
魔鈴はニッコリ笑った。
「どうしても気になって調べてみようかなって」
後ろではカオスによって簡易型手術台が出来あがっていた。
「・・・すいませんやっぱり俺はこれで・・・」
横島は去ろうとした。
がその手をマリアがつかんだ。
「横島さん・駄目です・ミス魔鈴から・お金もらえない
・もらえないと・家賃払えない・・・」
「はなせー俺は死にたくない!!」
「ノー・死ぬ可能性・ゼロ」
「嫌ジャー!手術なんて・・・」
その瞬間、横島の意識は薄れた・・・

「あれ?ここはどこだ?」
横島は道端で目を覚ました。
何があったのかよく覚えていない。
「ああ、家に帰るところだったんだ」
何か大事なことを忘れているのかもしれない。
そう横島は思わなかった。

「はい。これは約束のお金です」
魔鈴はカオスに24万手渡した。
「横島さんって人間だったんですね・・・」
ちょっと悔しそうに魔鈴は呟いた。
「まぁ、ワシにとってはどうでもいいがの」
これでしばらくたまっていた家賃を払うことが出来る。
カオスはそれだけで満足であった。

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