シロ誘拐事件(その4)
投稿者名:ガーディアン
投稿日時:(02/ 2/ 3)
なぜ、黒犬が日本ではなく大陸に渡ったのかというと、黒犬のイッちゃってる頭の思考では【シロを探す】→【どうやって探す】→【魂で探す(シロを誰よりも好きな自分の魂なら探し出せる←根拠の無い自信)】という結論に達した。さて、大陸に渡った黒犬の足跡をたどると、
中国
黒犬が最初に行った国は中国であった。そこで何をしたかというと黄河の底でシロを探していた。もちろん見つかるはずもなく中国を後にする。
↓
黒犬が向かった先はヒマラヤ山脈である。なぜヒマラヤ山脈かというと、
黒犬は思った。高いところから探せば見つかるのではないかと、(←多少まとも?)
それゆえに黒犬は世界一高い山エベレストに登ることにしたのだった。そして黒犬は驚異的な早さで頂上まで登りきった。・・・上には青い空、下には見渡す限りのシロい、もとい白い雲と雪。はっきり言ってシロを探すことは不可能だが、あまりのすばらしい景色に黒犬は
「シロ!!!好きじゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
と叫んでしまった。(余談だが黒犬の叫びは遠くの町や村にまで聞こえ人々はなんのことかわからなかったが、結局山の神は白いものが好きと言う結論に達した。)
↓
黒犬が向かった先はイスラエルであった。黒犬が大陸を駆けているとき、たまたまテロのニュースを知り黒犬の脳は【シロを誘拐】→【犯人はテログループ】→【人狼の能力を利用】という三段論法に達した・・・・わけではない。黒犬のイッちゃってる脳はなぜか【シロを誘拐】→【犯人はテログループ】→【シロがかわいいから】という三段論法に達したのである。
それゆえに黒犬はテログループのアジトを見つけだし片っ端からテログループの人間をタコ殴りしていた。ちょうどその時そこにいたビン○ディンを見つけこれもタコ殴り。そのとき黒犬は、
「貴様のせいでフルメタル・○ニックが放送延期になったんじゃー!」
と叫び、他の人間よりも3倍ぐらい強くタコ殴りにし、ほとんど瀕死状態にした。これによりテログループは壊滅寸前にまで追い込まれた。
ここにシロはいなかったので黒犬は去っていった。
↓
黒犬が砂漠を凄い勢いで掘っている。ここはエジプト。なぜ黒犬が砂漠を掘っているかというと、シロを探している途中砂漠で流砂に飲まれた哀れな人間を見て、もしやシロも流砂に飲まれたのでは、と考え掘っているのである。そして堀続ける黒犬は奇妙なものを発見した。謎の地下ピラミットである。実はこのピラミット、歴史にも知られていないファラオの墓で、このファラオはエジプトの秘術を使いいずれ甦り世界を支配しようと企んでいた。そして準備が整うまでこの地下ピラミットで眠っていたのである。もちろんそんなことを知らない黒犬はピラミットに侵入。数多の罠を力ずくで突破し墓所に到着。眠っていたファラオをたたき起こしシロの行方を尋ねるが、もちろんファラオが知るはずもなく、逆に、「そんなことで起こすな!」と怒るが、シロのことをそんなこと呼ばわりされ黒犬も逆ギレ、
ここに、黒犬 VS 謎のファラオ の対決が始まった。
もっとも脳内麻薬で気持ちよ〜くイッちゃてる黒犬は戦闘能力も普段の数百〜数千倍にはね上がり、ファラオと言えどもたかだか干物ごときが敵うはずもなく、
「・・・・・・・・・・・・!!!」(←好きな必殺技名を入れてください)
瞬殺である。こうして黒犬は人知れず世界を救ったのであった。
それを見ていたアヌビス神が、「スコー○オン・キングの代わりに我が軍を率いぬか?」と黒犬をスカウトするが、あっさり辞退し砂漠を後にした。
↓
アメリカ大陸を爆走中の黒犬は銃撃戦をやらかしている場面に出くわした。もとい、銃撃戦の一方のほうに突っ込んでしまった。実は黒犬が突っ込んだ方はアメリカ大統領の命を狙ったテログループであったのだが、黒犬は知るはずもなく、「じゃまだ」の一言でテログループをあっさりと叩きのめしたのであった。もう一方の代表者みたいな偉そうなオッさん(大統領)から感謝され、「何かお礼がしたい」と言われたので黒犬はシロの行方を尋ねた。偉そうなオッさん(大統領)は全ての権力を使いシロの行方を捜しだしたのである。
日本某ホテル前
「くっくっくっ。ついに見つけたぞ」
黒犬は偉そうなオッさん(大統領)に教えられた場所に太平洋を横断して来ていた。もちろん日本である。
「まってろよ!シロ。今助けに行くからなあ!」
黒犬がホテルの中に突撃しようとしたその時、
「(ちょっと待ったあー!)」
と言う、天の声(作者)に止められた。
「天よ、なぜじゃまをする」
「(黒犬よ。助けに行く前に美神たちを呼ぶべきなのではないのか?)」
「いやだ!俺一人で助けるんだ!」
「(なぜだ?)」
「俺一人でシロを助けて感謝のキスをもらうためだ!」
「(・・・・)」
天(作者)が言葉を失っている間に黒犬はホテルに入ろうとしたので、天(作者)が、
「(おすわり!)」
の一言で本能のせいか、はたまた誰かのしつけがよかったせいか黒犬はキチンとおすわりをしたのである。
「ち、ちきしょう〜!」
「(さあ、早く美神たちを呼びに行くのだ)」
「だ、だが、俺がいない間にシロがどこかに移動させられたらどうするつもりだ!?」
「(ふむ。それもそうだな)」
「なっ、だからあいつに呼びに行かせよう」
「(あいつ?)」
つづく
次回
黒犬の言うあいつとは誰か?そして、なぜか横島に命の危機が!?
作者からの一言
今回、書かれた黒犬の足跡は不完全であり、作者の知らない黒犬の足跡があるかも知れません。(例:万里の長城編など)よろしければみなさまも探して(考えて)みてください。できれば、書いてくれるとうれしいです。
今までの
コメント:
- [人民日報〕
本日、黄河流域において、とても素早い動物が確認されました。
その動物は一部情報で黒い犬との情報も有りますが、中央は、
今の所、正式コメントを出しておりません。 (トンプソン)
- 黒犬さんを現実に知る者として断言しましょう。
彼はシロが絡むと本当にこんなんです!こんなんですとも!! (ぱっとん)
- 『ニュース速報です。本日未明、フィジー諸島沖の海で新種と思われる生物が目撃されました。この生物は黒い体色に犬のような姿をしており、海面上を時速80キロで爆走しながら『シロ・ドコダー』という鳴き声を発していたとのことです。この謎の生物についてミスカトニック大学の怪奇生物学の権威、ラバン・シュリュズベリー教授は・・・・・・』 (ぱっとん)
- ー ベーリング海峡深度130m ー
ロシア海軍某潜水艦艦内
「ふあ〜〜、明日には任務終了。1ヶ月ぶりに太陽が拝める
ぜ」
「ああ、冷戦終結後、ここいらも平和なもんさ。これで給料
さえちゃんと出てくりゃ……」
「イワンっ、静かにしろっ」
「なんだ、スクリュー音か?」
「違う……。なんだか言葉の様な……」
「言葉?なんでこんな深海に?」
「………シ、ロ、ド、コ、…ジャ…。何の事ろう?」
「俺に聞くなよ」
(みみかき@タス通信)
- ―――某NASA―――
「おい! 衛星からの映像を見ろ!」
「なんだアレは!?」
「犬?」
「宇宙空間を犬かきで!? ひ、非常識な!」
「何か叫んでいるような…」
(シローっ!! ……くっ! どーして俺の声が周りに響かんのだ?) (黒犬)
- 「おかーさーん。お兄ちゃんが呼んでるみたいだから、ちょっと行ってくるねー」 (猫姫)
- トンプソンさん、ぱっとんさん、みみかきさん、黒犬さん、報告ありがとうございます。しかし、まさか黒犬さんが地球の外まで出ているとは思いませんでした。さすが黒犬さん!ところでどうやって宇宙まで行ったのでしょうか?謎だ。
猫姫さま、コメントありがとうございます。しかし、よく黒犬さんの声が聞こえましたね。しかも、あっさりとこちらの世界に来てるし。うむ、謎だ (ガーディアン)
- 「伝説の『死の黒犬』にロンドンっ子騒然!?」(ロンドン発・共同)
昨夜未明のロンドンにて、揚がったままのタワーブリッジを軽々と飛び越え、ロンドン塔の方向へ走り去っていく四足動物の影を何人もの市民が目撃。ある者はロンドン塔の壁面を凄まじい勢いで登っていく動物の姿を目撃している。市警及び保健所には問い合わせが殺到、電話回線がパンクした。
ある証言によるとその動物は漆黒の大型犬の様な姿で、耳をピンと立てて鋭い目玉は薄黄色く血走り、口から粘っこい涎を垂らしていた。そして一瞥すると「彼女は闇の犬を許す(She allows a Dog of the Dark)」と叫びながら走り去ったという。彼はこれぞ伝説のブラック・ドッグ(死の黒犬)であったと疑わず、教会通いを欠かさなくなった。
別の証言では、かの叫びは「shi-ro-wa-do-ko-da」だったと云うが……果たして。 (Iholi@ 遅いニューズに価値は無し)
- Iholiさん、報告ありがとうございます。↑しかし、まさか黒犬の言葉が英語読みになろうとは。
随時、報告お待ちしております。 (ガーディアン)
- 人民日報 その2
兵馬桶に、始皇帝の亡霊出現!?
〇月×日 始皇帝の残した巨大遺跡「兵馬桶」内にて謎の影を見た、との報が相次いだ。
その影は「十老(シーラオ)、十老」と恐ろしげな声で何かを探しているようだった、とのこと。目下、北京大学でも「十老」が何を表すのか議論の的となっている。 (二エー)
- フィレンツェ郊外のメディチ家跡を皮切りに規模の大小、有名無名、保存の善し悪し、一般開放の有無にかかわらず、イタリア中の城塞、城跡等がことごとく何者かの侵入を受けたとの報あり。被害はドイツにも及び、いずれの件でも「日本語で城はどこか聞かれた」との証言者がでていたが、「黒い獣だった」とか「時速ン十キロで走り去った」とか「ドイツ語で礼を言われた」などの不可解な証言も多く、捜査は難航する模様…。 (斑駒)
- 「新種の巨大サークル出現」(英国大衆紙・夕刊)
ロンドンが『死の黒犬』に翻弄されたその翌朝、ミステリィ・サークルの本場ことコーンウァルに巨大かつ斬新なサークルが出現、農場関係者及び地元研究家を大いに悩ませている。
このサークルは数十の麦畑(約6キロ四方)に跨る異例の大きさで、その中央には「MISSING!」の文字とイヌ様の耳と尾を付けたラフな格好の少年の巨大な姿、周囲には人面のネコと家政婦風の少女、そして目付きの悪い犬が描かれていた。
現場に残るイヌ科動物の足跡から警察はロンドンの騒動との関連を考慮、さらに日本の漫画『イヌヤシャ』愛好家の悪戯の線も視野に入れて捜査している。 (Iholi@ 続報:モティーフは『イヌヤシャ』とは別作品の「少女」との指摘多数(翌朝朝刊))
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