ザ・グレート・展開予測ショー

BOY MEETS A GIRL  その二


投稿者名:魚高
投稿日時:(02/ 2/ 3)

 現在、GS業界中トップとも言われている美神除霊事務所の前に、見るに堪えない哀れな肉塊が転がっていた。
それを眺めているのは、二人の美女。
「美神さん…何もここまでしなくとも…」
「いいのよ、おキヌちゃん。結果がどうなるかわかっているくせに、
覗くんですもの。覚悟はできてたはずよね。横島クン。」
美神は、シーツを体にまいただけで、その下は下着姿という
ラフなスタイルで、平然としているように見せるためか、髪をかきあげながら事務所に入っていった。
 しかし、さすがに動揺しているようで、いつもより台詞が長い。
「でも…」
おキヌちゃんは、極めて控えめに抗議の台詞を言う。そう…台詞だ。
最近、そう思える。
(いつもと同じ事をして、いつもと同じ台詞を吐く。『イツモトオナジ』
それが日常……か…)
もちろん、おキヌは本当に心配してくれているだろう。(同情はしないだろうけど…)
アイツがいなくてもいつもと同じように時は流れる。
(それはそうだ、関係…ない…もん…な)
 最近、物思いに耽る時間が増えたせいか、考えちゃいけないことまで、
頭に浮かんでくる。そして、それを肯定する自分と、否定する自分がいる。
 そこまで、考えたところで何とか起き上がれた。やはり、おキヌちゃんが
ヒーリングしてくれていた。
「く…いてて!!…ふぅ…あぁ、ありがとうおキヌちゃん」
おキヌちゃんに肩をかしてもらってやっと起き上がれた。
「それは、いいんですけど…シロちゃんとタマモちゃんもう行っちゃいましたよ。」
「へ?」
確かに、騒がしいのがいないなぁとは思っていたが…
「忘れちゃったんですか?ホラ妙神山に行くって…」
「あぁそっか…そういやーそんなことも聞いたきが…」
そう、いまだ初歩的なミスをくり返すシロ,タマモ、そして俺に昨日、
美神さんは、妙神山送りを決意したのだ。期間は一ヶ月。
 そうなると、一ヶ月は収入が半減するはずだ。俺への給料もなくなるわけだが、
そんなものはゴミのようなものだから(泣)結局、美神さんが一ヶ月ン千万、
もしくはン億円もの大金を見捨てたことになる。
 修行が成功すれば数ヶ月後にはもとが取れるのだろうが、
あの人が来るか分からない将来のために、目先の大金を捨てるなんて考えられない!!
しかも、
「え!?じゃあ、アイツラ先に出発しちゃったの!?」
少し信じられない、タマモはともかくシロまで俺を置いてくなんて!?
「シロちゃんは最後まで泣いてましたけどね。何でも美神さんが、
横島さんに途中一人で寄ってもらいたいところが在るとか。」
ますます、訳が分からなくなってきた。ま、美神さんに直接聞いたほうが良いだろう。
俺は事務所の扉を開けた…。

 美神さんは、結局、厄珍道に行けと言っただけで、何も教えてくれなかった。
俺はかなり古い扉を開けた。時間帯が違うのでいつもの(?)ドラマは見ていなかった。
「おぉ!やっと来たアルか。これが頼まれた品アル」
そこには、太くしかも長い箱が置いてあった。とりあえず箱をもってみる。
「ぐぉ!?重い!!!何が入ってんだ、これ?」
「チョッとした物だから開ける良くナイ」
俺が箱を開けようとすると、すかさず厄珍が止めにはいった。
 何がはいってるんだ…いや、マジで…
        続く

どうも〜魚高です。
今回はいつになくシリアス(のつもり)です。
次回はついに、人朗侍娘、狐放火魔娘、年齢不詳竜神娘、蝶(超)動物愛護娘が
初登場です。あと、おサルさんも。
 あぁ…こんな表現しちまって今、彼女達に萌え萌えの人達の反応が怖い(汗)
最後のヤツはまぁ許してもらえるでしょう。
しかし、皆様御安心下さい。横島クン一人にそんなおいしい展開は、
与えないようにしようと思います。 (↑チェック!)

 今回はメットマンはお休みです。(打ち切り!?)
弟(パロ@船)の方でやってるみたいなんでそっちの方をお楽しみください。

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