ザ・グレート・展開予測ショー

魔神王(1)


投稿者名:あゆむ
投稿日時:(02/ 2/ 3)

「吸引!!」
とあるビルの悪霊を美神令子除霊事務所の一行が退治した。
「無事終わったから良かったけど悪霊の数多くないっスか?」
と横島が美神に言う。
「それはこのビルが鬼門の方角に建てられているからよ。」
美神は答える。
「ここにビルを建てた社長もこのこと知ってたみたいだったけどね。」
「えっ?知っててなんでビルを建てたんですか?」
今度はおキヌが美神に聞く。
「ここの土地が安かったからよ。」
「それだけの理由で建てたんスか・・・ん?」
横島の袖を引っ張る者がいた。
横島の弟子のシロである。
「鬼門てなんでござる?」
「あんたそんなことも知らないの。」
タマモが目を点にして言う。
「拙者、剣術の知識ぐらいしか知らんでござる。」
「鬼門てのは、あれだ、小竜姫様のいる妙神山の門番やってる・・・」
「ちっがーう!!」
横島の後頭部を美神が殴る。
「鬼門てのは、陰陽道で、不吉とされている場所のことで北東の方角にある霊界の入口のことをいうの。」
「ってー、何するんスか美神さん!?」
「あんたがデタラメなこと言うからよ!!」
「デ・・・デタラメって・・・こっちの方角に妙神山があるじゃないっスか・・・」
「えっ?」
美神は自分が立っているビルから北東の方角を指差す。
「あっ!ほんとに妙神山のあるとこだわ!」
「・・・・・・。」
「な・・・何よその目は?」
「いえ別に・・・ただ今の痛かったなーと思って・・・」
「言っとくけど、鬼門の方角は、た・ま・た・まあってたけど説明は違ってたのよ。」
「!!!」
「美神さん俺達囲まれてません?」
「あんたも気付いた。」
すると、突然空間がゆがみ美神達は今までいたビルから別の場所へと移動した。






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