ザ・グレート・展開予測ショー

ももたろさん4


投稿者名:ペス
投稿日時:(02/ 1/29)


 家来も2人に増えて、
 かなり戦力アップを終えた桃太郎は
 鬼ケ島へ向かって歩いていました
 もう出発してから一週間ほどが経っています

虎「桃太郎サン、鬼ケ島は何処ですカイノー!?
  もう毎日歩きっぱなしですノー」

 虎はぼつぼつ疲れているようです  

桃太郎「瀬戸内海だよ」
狼「今は何処でござる?」
桃太郎「もう
    京都すぎて、堺の国に入ってるぞ
    この国から舟で四国まで行って、
    そっから小舟で鬼ケ島を襲うんだ」
狼「おお!すごい!
  原作とは比べ物にならないほど計画性があるでござるなあ!!」
桃太郎「やかましい!!」
虎「ワシは・・主人に捨てられて飢えてる所を拾われる役・・・ううう・・」
桃太郎「ほら、泣くなよ、もう港に着くぞ」

 そんなこんなでやってきました堺の港
 ここは最近まで独立国やってたせいか、ものすごい活気です
 誰かの計らいで外国の珍しい物もがんがん水揚げされてます
 当然全国の国産品もここに集まっています

狼「先生!あれ!あれ買って下され!!
  コンペイトウ!!」
虎「宇宙要塞なんか買ってどうするんですかいノー?
  ところで、
  ワシは外国の服が欲しいですノー」
狼「コンペイトウは要塞なんかじゃなくて
  お菓子名でござるよ」

 しょーのない事を言ってる2匹
 を桃太郎がせかします
 
桃太郎「ほらほら、喋ってないで行くぞ 」
虎「桃太郎サン、買ってくレー」
狼「先生、異国のお菓子〜」


桃太郎「ダメダメ
    ここでは家来の動物を買うつもりなんだからな!」
狼「まだ家来は必要でござるか?」
虎「でも2匹より3匹の方が心強いですノー」
狼「そりゃそーでござるな」
桃太郎「よし、お前らその辺くるっと回って
    使えそうな動物見つけて、買ってこい」
狼「オッケー先生!」
虎「行って来ますけんノー!」

 2匹は港の陸揚げ品を探索しに行きました

狼「お!虎殿!
  あのサルはどうでござる!?」
虎「サスケタイプですノー・・・
  ワシとしてはここは偵察・サポートに向いてる
  飛行系がいいと思いますノー」  
狼「でも雉とか鷹は、鳥は高いでござるよ」
虎「ふ〜む・・・」

 悩む2匹の所に
 怪しいおじさんがやってきました

怪しいおじさん「もしもし、お2匹さん、
        さては飛行動物を探してるアルな?」
狼「そうでござる」
虎「なるべく易くて、使えるのがイイノー」
怪しいおじさん「ほっほー
        アナタ達運がいいねー!
        たった今いいのが届いたアルよー
        この機会逃すと二度と手に入らないね!」
虎「そんなにすごいんですかノー!?」
怪しいオジサン「欧州でとらえた蝙蝠アル!
        どうアルか?」
狼「こ・・蝙蝠!?」
怪しいオジサン「そ!本来なら100億両あるが、
        お嬢ちゃん達の熱意に敬意を評して
        20両に負けたげるアルよ!!」
虎「でも1匹20両は高いノー・・」
怪しいオジサン「仕方ないアルな!
        それなら5両アル!
        100億両の品が5両で買えるのは
        この機会逃すと無いアルよ!!」

 なんつー怪しいおじさんでしょうか・・・
 街角でカタとか魔法カード売ってる連中と同レベルの怪しさです
 しかしアホなこの2匹はあっさり信じてしまいました

狼「確かにそうでござる!
  いくら5両でも100億両と比べたら
  タダみたいな物でござるなあ!!」
虎「よし、買った!!」
怪しいおじさん「まいど!
        この木箱に入ってるあるよ」
 
 そう言うと怪しいおじさんは去って行きました


    
 
    






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