ザ・グレート・展開予測ショー

ももたろさん2


投稿者名:ペス
投稿日時:(02/ 1/29)

 桃太郎はてくてくと鬼ケ島目指して
 歩いていました
 そして途中、ある事を思いました

桃太郎「そーいや鬼を追っ払う事はあっても
    敵本陣への遠征ってのは初めてだよなー
    いつもはせいぜい2・3鬼相手だから1人でいけるけど
    鬼ケ島の連中全員相手にして1人じゃ勝てない
    かもなぁ・・
    雪之・・いや、金太郎でも連れてくりゃよかったぜ」

 やはりいくら桃太郎でも戦力不足を感じているようです

 さて、そんな桃太郎の様子を草むらで見ていたのが
 2匹の犬・・もとい狼と狐です

狼「お!?ありゃひょっとして桃太郎殿!?」
狐「誰よ、桃太郎って」
狼「知らないのでござるか?
  3鬼の鬼を霊波刀だけで退治する、霊波刀の達人でござる!
  武士としてぜひ弟子にしてほしいと思ってた人物でござるよ!」
狐「ふーん、人間に弟子入りなんかしてどーすんの?」
狼「当然拙者の霊波刀のパワーを上げ、
  さらに剣術のレベルを上げるためでござる!」
狐「ふ〜・・相変わらず時代の流れに鈍感ね、あんたは・・
  
  きっと剣と軍事政治と権威の時代なんてすぐ終わって
  飛び道具と外交と貨幣の時代が来るわ!
  こないだの武田騎馬軍団全滅がそれを物語ってる!!
  そんな時代になったら剣なんて・・・・・ありゃ?」
 狐の話が終わる前に狼は行っちゃいました
 アイツにそんな小難しい話、してもムダだったみたいですね

狐「ったくアイツは・・・
  ま、いいや 岐阜経済新聞と週間独裁者でも買ってこよっと!」
 狐もその場を立ち去りました

−−−−−−
狼「桃太郎殿!!」
桃太郎「うわ!?なんだ!?」
 草むらから突然飛び出した狼にびっくりする桃太郎

狼「お、これは失礼・・
  あなた様は桃太郎殿でござるな?」
桃太郎「ああ、そうだ、GS桃太郎っちゃおれの事だ
    お前は何者なんだ?」
狼「拙者はあなた様のウワサを聞き、あこがれていた
  人狼でござる!
  ぜひとも桃太郎殿の弟子にしてほしいでござる!」
桃太郎「う〜ん・・・お前、何か攻撃技とかあるか?」
狼「はい、拙者は技を3つ持っているでござる!」
桃太郎「ほう・・(思わぬ所早くもで戦力アップできるかもな)

    よし、いいだろう!弟子にしちゃる!!」
狼「本当でござるか!?」
桃太郎「そのかわり鬼ケ島での鬼退治を手伝うんだぞ」
狼「ありがとうござる!
  ではこれより先生と呼ばせて頂くでござる!」
桃太郎「よし!行くぞ!」
狼「あの・・・ちょっと待って・・・」
桃太郎「ん?どした?」
狼「拙者少々小腹が・・」

 そう言うと桃太郎のきびだんごを見つめる狼
桃太郎「分かったよ、ほれ」
桃太郎は狼に団子をあげた
狼「かたじけない!がつがつがつがつ・・・」
 そう言うと一気にだんごに食らいつきました
桃太郎「小腹にしちゃがつがつ食うよな〜」
狼「ふうでは行くでござる!」


こーして犬の代わりに狼をゲットした桃太郎は
再び鬼ケ島へ向かって歩き出したのでありました


今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa