ザ・グレート・展開予測ショー

詳細不明神出鬼没 GSスペシャル世界迷作劇モノ控  LOOP(中編)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(02/ 1/26)

〜〜 ショートストーリー5 〜〜


浅川玲子 : 美神令子
高山竜司 : 横島忠夫
伊熊平八郎: ドクターカオス


竜司 「…あの時はっきり言っておけばよかったな。
    見鬼君でも、シロやタマモでも分からないほどの極微量の異質の気があった。
    すでに、智子の葬式の段階で陽一に取り憑いてお前の家に来てた…たぶんな。」
玲子 「あの噂は何処から北野武…じゃなかった、来たの?」
竜司 「言い出したのは人間じゃないかも…な。」
玲子 「ところで、今何処に向かって…」

今は船でなく、竜司の運転する車の中。

竜司 「箱根パシフィックランドのログキャビンだ。
    お前も行ったんだろ?」
玲子 「でもなんでそこに…」
竜司 「伊熊平八郎って知ってるだろう?」
玲子 「確か、マスコミや大槻教授らに超能力実験で批判されたとか何とか…。」
竜司 「そう!流石はもと女房。よく知ってるよなぁ−−お前も…」
美神 「(銃器を向けて)ねえ、横島君。その『女房』って台詞やめてくれないかなぁ♪」
横島 「脚本どおり行かなきゃ困るでしょーが!」

一応説明しておくと、これは美神の中古車。
無論、銃口機の類が積まれていても不思議じゃなく、運転する横島を軽く吹っ飛ばす事
だって出来るのだ!

竜司 「で、その平八郎は、山村志津子とスキャンダルにされる仲であった。
    俺たちのよーにな…」

ガチャリと再度、銃口を向ける美神。
美神が、コメカミ上げて今まさに発射させようとしていた。
横島は平然と、その話題を避けて…

竜司 「…それはともかく、その伊熊博士とどうやら子供が出来ていたようで、
    差木地に戻って出産させた後、例の実験に立ち合わせた・・・それが、あの
    ビデオの賽子の意味に当たる。その実験中で、ついに殺人事件が起こった。
    が、やったのは志津子じゃない。娘の貞子のほうだ。証拠として・・・」
玲子 「もしかして、山という文字の背後に映った『貞操』という文字…?」
竜司 「で、平八郎にあって話を聞いたんだ。」


〜〜 ショートストーリー6 〜〜


高山竜司 : 横島忠夫
長尾城太郎: ドクターカオス
伊熊平八郎: プロフェッサーヌル
山村貞子 : 六道冥子

竜司 「てめえ、山村貞子に何をした?」

博士の胸倉を掴む竜司。

伊熊 「何も、何もしとらん。ましてや、貞子の性格と体を分離させるなど…」
竜司 「知ってんじゃネーか。」
伊熊 「いや・・・なに・・・」

竜司は離すと、伊熊に話をさせた。
伊熊は、名刺を見て確認しながら離す。

伊熊 「長尾城太郎…えーと、おまえさんのような人物なら知っておるだろう。
    あやつとな、かつては細菌兵器やら作りあう仲だったからな。
    しかし元は、長尾氏は箱根の方の結核療養所が本職で、あちらで…」
竜司 「箱根だと?もしかして箱根パシフィックランドの…」

箱根パシフィックランドのログキャビンの住所を見せる。

伊熊 「そう、このアドレスに間違いない。確かあやつは、最終的に自分に病気が
    かかって、たしか…もう一人の貞子をかくまっていたのだが、そいつとの
    恋に行為をしてしまったそうだ。わかっていただけましたかな。」


〜〜 ショートストーリー7 〜〜


高山竜司 : 横島忠夫
浅川玲子 : 美神令子
山村貞子 : 六道冥子
長尾城太郎: ドクターカオス


玲子 「じゃあ、井戸のあった場所…ビラログキャビンの位置に結核療養所が有って、
    そこで長尾と貞子が心中したと・・・ならば掘り出して供養するしかないのね?」
竜司 「そうだ。どうせスコップとかこの車に用意してあるんだしよ。」

ドドドドド…
銃口をビラログキャビンにむけて発射して壁に穴をあけると、確かに井戸がある。
しかも、テレビの位置する真下にだ。

玲子 「ホラホラ、さっさと井戸の中に入りなさい!」
竜司 「コラ押すな!落ちたら…」
玲子 「あんたは落ちても死なないでしょ、そら行かんかっ!」

どげげんっ!
井戸の中へ蹴り落とされる横島は、しっかりと先に滑車を取り付けてバケツにロープを
結わえて通していた。

竜司 「なら、ワザワザ蹴り落とす事無いじゃないっスか!」
玲子 「五月蝿い!汚れ作業はあんたの役目でしょ!」

カラカラと滑車を利用して泥水を挙げる作業をする二人。
リミットはあと数分と言うとこを回ったが・・・
ばしゃり!
と、横島は美神がわざと取り損ねた泥水をかぶった!

玲子 「あーら、ごめんなさいね横島君。」
竜司 「あーたわざとやっとらんか?死ぬ間際の人間が・・・!」

竜司は井戸から這い上がると、今度は玲子を突き落として竜司が
泥水を避ける役目を果たすようにした。のこり数秒…が、ついに過ぎた。
が、玲子は死ななかった。竜司にしては悔しい?

竜司 「美神さーん、時間過ぎましたよー!」
玲子 「……?」
竜司 「おーーい、聞こえてますかー−−?」

玲子は、口を聞けない状態だった…
というか、貞子に引っ付かれて声が出せなかったのだ。

貞子 「玲子ちゃん〜〜〜〜♪」
玲子 「(もが、もががが。離しなさい、冥子ッたら…!)」
長尾 「俺も、俺もしがませてくれ!」
玲子 「(こら離せッ!ジジイになんか抱き憑かれたかないっ!)」
貞子 & 長尾 「玲子ぉ〜〜〜〜!」





詳細不明神出鬼没 GSスペシャル世界迷作劇モノ控  LOOP(中編)


〜〜 ショートストーリー8 〜〜


高山竜司 : 横島忠夫
山村貞子 : 六道冥子


竜司 「ん?この黒板直されてないな…。」

無事、玲子を送り届けて竜司は自宅に戻っていた。
そして、黒板にΦ(α−β)と書いたままになっているのに気がついた。
マイナスは本来、御覧の通り、マイナスエネルギーを放射させるということは…
つまり、プラスエネルギーを吸い取る役目を果たすのだ。

が、この時まだ竜司は気がついていなかった。
Φ(α+β)と訂正したとき、瞬間、テレビデオがついたのだ。
プラスとした為に、二人の貞子の吸収エネルギーがプラスと入れ替わったのだ。
地獄からプラスされて、貞子は再び甦る……!
(この辺りは映画版ビデオをよく見よう!
 マイナスの時は、ビデオに関する死体は出ていなかったんです。)

竜司 「あれ?このビデオ入れっぱなしにしてたかな?
    それにテレビつけっぱなしで…」

だが竜司は気付いた。様子が違う。
井戸から手が伸びるや、貞子が‥‥這い出す。
ズルリズルリと、這い蹲ったままブラウン管の方を一直線に向いたとき、じりり…と電話が鳴る。

取ると、はあはあと自分の息遣いが聞こえる。
そして自分の数秒後に言おうとしていたことが確実に受話口を通して聞こえる。

竜司 『俺を、そっちの世界へ連れてってくれ!』
竜司 「なんのことだ?もしや…!」

そっちの世界。
異空間。
言えば、この世界の作り手となる世界。
そう、神のような存在の世界。
そちらの世界にいければ、なにかしら解決するすべがある。
そちらの世界で作られたこちらの世界なら、観察したりビデオを作ったり出来る。
それに…

貞子がブラウン管を抜き出てきたとき、再度こちらから電話をかける。
素早く。
貞子に首を締め上げられる前に
賽子の読みを記録した紙を見つけ、通話状態から更に番号を回す。
26564542151413225246353244151614343663425
4235446332114535625111


〜〜 ショートストーリー9 〜〜


山村貞子 : 六道冥子
高山竜司 : 横島忠夫

クリストフ=エリオット : 西条輝彦
ケネス=ロスマン : ドクターカオス
二見 秀幸 : 横島大樹
二見 真知子: 横島百合子



!!!!!
番号を回した先が、空間の歪みを経た回線として、インターセプター同士を繋げた。

エリオット 『はい?え?』
竜司 「俺を、そっちの世界へ、連れてってくれ!」
エリオット 『なに?どういう…』
竜司 「この俺を、そちらの世界へ連れて行ってくれ!頼む!
    世界の仕組みを知りたいんだ。見ているんだろ、俺を…!」
エリオット 『ば、バカな…ループ間の中を通してこっちへ語りかけてくるなど…。』
竜司 「頼む、時間が無い。このままこちら側の世界は、俺を殺すや恐らく、
    単一思考の世界と化し、ガン化することだろう。
    分かったら……!」

そこでキシャーン…という音と共に電話は途切れる。
切羽詰った考えで、そこまで的確に意見をもち、語りかけてくるなど常人では到底出来ない。
そこにエリオットは興味を持って、エリオットの住む世界にDNA情報を持ち出して
再合成させて竜司を再生する事を試みたのだ。

その頃…

秀幸 「なぁ百合子、一発ぐらい…!」
真知子 「幾ら言っても無駄。私の体は不妊症なの。」
秀幸 「不眠症なら、俺のテクでゆっ〜〜〜くり眠らせて…」

どがばぎぐじゃっ!
真知子の凄まじい突っ込みに秀幸は酷え行き様にされていた。
上手い洒落である。

真知子 「不眠症じゃなくて不妊症だってーの!このウスラバカは…」
秀幸 「だからって、そこまでしなくとも…(ぴくぴく)」

その時、電話が鳴るや真知子が電話をとる。
掛けてきたのは、ロスマン自身であった。

真知子 「もしもし?」
ロスマン 「あー、二見か?」
真知子 「なんですの?主人なら今ぶっ放したところで…」
ロスマン 「主人だけじゃない。あなたにも関係するお話で…」

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