ザ・グレート・展開予測ショー

You are my only〜 その6


投稿者名:与作
投稿日時:(02/ 1/21)

次の日、事務所


横島「おはようございます・・・。」

ドアを開けると美神・おキヌ・シロがいる。

美神「おはよう。」
おキヌ「おはようございます。」
シロ「おはよう・・・・」
横島「おはよ・・・。」

重い空気の中での仕事の始まり。
でも、シロは朝食を作ってくれていた。
横島も昨日ほど動揺してはいなかったが・・・。


そして現場、今日は1人。
シロは美神さんと別の仕事、おキヌちゃんは事務所待機。
こういう時の1人の仕事は精神的に楽でいいのだが・・・何か、重い・・・。
でも淡々とこなした。




  「「俺はすべてをシロに伝えた。
    それだけだった。
    それしか出来なかった。」」



今日の仕事は以外に早く終わった。男っていうものはこういう時、
以外にほかの事に熱中し、その間だけでも忘れようとする生き物なのかもしれない・・・。
でも仕事が終わると、また不安で落ち着かなくなる・・・。

そして、






美神「お疲れ!」
横島「お疲れさまです。」
美神「今日は早かったじゃない。」
横島「え、ええ・・。」


美神「あのさ・・・」

突然、切り出す美神、

美神「シロ・・・出かけちゃったよ。」
横島「・・・え?」
美神「だから、出かけたって・・・。」
横島「え? ど、どこへ・・・?」
美神「さあ、行き先言わなかったから・・・。」


動揺を隠し切れなかった。
何故だか?分かるような、分からないような、


横島「・・・・・。」
美神「追いかけなよ・・・」
横島「え・・」
美神「行ってあげなよ。」
横島「・・・・」
美神「あんた、シロの事が好きなんでしょ?」
横島「・・・・」
美神「ねえ、行ってあげなよ!」
横島「・・・」
美神「横島君!」
横島「・・」

横島は怖かったのだ。追いかけて行った後の、その先の事が。
もし、シロに断られたら・・・その時俺は?









その時だった!!!








     バシッッッ!!!!!”






横島の頬にクリティカルヒット!!!!

美神「あんた男でしょ!!!
   シロがあんなに思っているのに!!
   男ならちゃんと行ってあげなさいよ!!!」









横島「・・・・お、俺! 早退します!!!」





慌てて走って行った。

廊下にいたおキヌ、

おキヌ「なんですか?今の音?」
美神「ったく! 男って肝心なときに臆病なんだから・・・。」

横島は走った!アイルトン=セナより速く!
しかし、居そうな場所に居ない!
自宅にも行ってみたが・・・居ない。



途方に暮れたが、横島は確信していた。
シロはあそこにいる! と・・。

山の森の中、空間が歪んだ所が入り口!

徐にその歪みに近づくと、
別世界へと移動する。


そう、シロの故郷、人狼の村だった・・・。



−−−−続く−−−−

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