ザ・グレート・展開予測ショー

意味不明とは


投稿者名:S・R
投稿日時:(02/ 1/21)

 どーもです。NHKの衛星放送ではありませんです。

 見ての通りのタイトルですが、今進めている話がテンションを下げまくらないと書けないので、
時間があまりない今では書きにくく、テンションをそのまま乗っけるような話が書きたかったのと、

 意味不明を題材とすることにより新たな道を切り開くための突破口を開くことが天上の鍵を手に入れるための
真なる手段だと言う話を人から聞かずに自分で作ったからです。

・・・そうだろ?そう言ってくれステファンッ!!


ふふ、もう話は始まっているのですよ。さあッ!いざいざッ!





 ……などと言うくだらない妄想をしつつ、俺、横島忠夫は立っている。
 今日は雪之丞との決闘の日だ。俺としてはビビンバを逆立ちしながら食うと言う
伝説の修行法を試してみたかったのだが、実は金が一文も無い事に気付き、さらに
奴が「食い物が出る」などとのたまった為、脊髄反射で頷いてしまったのだ。
 我ながら情けない……
「来た。」
 砂塵が風で飛ばされ、雪之丞が現れた。
「へっ……逃げずに来たか。」
 遅れたのはお前だがな。と言いたいが、まあ、わりかしどうでもよさげだ。
「勝負の方法は?」
「クク……愚問だな。分かってるんだろう?……さ、始めようぜ!」
 そう、実は分かっていた。

 「ほえ面描くなよ!?」
 ちなみにこれは「思わず地面にほえ面を描きたくなる挑発」といって、
この勝負での常套手段だ。ただし勝負にはまったく関係ない。

 果たして雪之丞は一生懸命ほえ面を描き始めたが、俺はこの間に攻撃する。
「行くぞ!」
 俺はカップヌードルに水を注いで、電子レンジに入れた。

 なに?電源?地面にあるだろうが。なにいってんだYO!

「馬鹿な……」
「ふふ、昔はこう言ったもんだぜ。……『カップラーメンを電子レンジで調理するやつぁいねえ』ってな。
タブーは破るためにあるのさ!」
 見る見るうちに、カップ麺の容器は変形していった。
「どうだ!」
「……?……さすが俺の好敵手と書いてライバルだ。だがな……」
 そういって奴が取り出したのはカップ焼きそばだった。
「フフフ!見ていろよ!」
 流れるような挙動でカップから麺を取り出し、水の入った鍋に入れ、茹で始めた。
「何ィ!?」
「驚くのはまだ早いぜ!」
 すっかりほぐれた麺を、今度はフライパンに入れ、焼き始めた。
「こうしなきゃあ、ヤキソバじゃねえだろうがあ!『焼き』そばじゃあねえだろうがあーーー!」
「ふっ。お前の負けだ、雪之丞。」
 がしゃん!と音を立てて、フライパンを置く。
「なぜだ!」
                ...........................
「お前は大きな勘違いをしている!この場合一番大事なことは、カップに入っていることなのだ!
...................
これは、『カップ』ヤキソバじゃあ無い!俺のようにカップにこだわればよかった物を……」

 奴は崩れ落ちた。それは、俺の勝利のしるしでもあった。










 一週間後。俺は奴との決闘の感想文を書いていた。言うまでも無いが、書かなければ
宇宙のエネルギーバランスが狂って俺のつむじが痒くなるからだ。

 そして俺はこう書いた。

『きょおわ ゆきのじょうとけっとうした。しょうじき、あいてじゃないとおもった。おなかもふくれたので、かえった。




それと、雪之丞はつり目にもほどがあると思う。 了』











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・・・ごめんなさい。

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