ザ・グレート・展開予測ショー

You are my only〜 その5


投稿者名:与作
投稿日時:(02/ 1/21)

横島「結婚しよう。」



その言葉にシロはただ呆然と立ちすくんでいた。
あまりにも突然のプロポーズだったので、驚きを隠せない。
シロにとって横島はどういう存在なのか?
シロにはそれが十分といっていいほど分かっているはずだ。
ただ今のシロにはその事を考える余裕が無かった。



「「一緒にいたい・・・」」


「「ずっと傍にいたい・・・」」


「「これからも、その先も、ずっと・・・」」


「「だって拙者は先生の・・・」」



自分の気持ちに言葉が、体がついていかない・・・


シロ「拙者は・・・」


その時、




     ピンポーン”






おキヌ「横島さん! 横島さん!」
美神「横島君! 起きてる?」

ドア越しに2人の声が聞こえた。

     ガチャッ!!”

おキヌ「横島さん! シロちゃんが・・・あれ?」
美神「どうしたの?  あっ!」
シロ「おキヌどの、美神どの・・・」
横島「・・・・・。」
美神「なんだ、ここに居たのね! もう、心配したんだから・・・。」
おキヌ「よかったー。散歩に出かけたきり帰ってこないんだから・・・。」

シロは散歩に行くと言って出かけたのをすっかり忘れていた。

シロ「す、すまんでござる。」
横島「・・・すいません。僕が・・・」
美神「本当にもう、電話ぐらいかけてよね。」
横島「すいません。」
おキヌ「でも良かった。」
美神「じゃあ、帰ろうか・・・シロ、あんたはどうするの?
   ここに泊まっていくの?」
シロ「拙者は・・・」

シロは横島の方をじっと見た。横島もシロをじっと見つめ、

横島「シロ、考えてみてくれないか? 答えは、今じゃなくていいから・・・。」
シロ「・・・・・」
美神「?」



シロは美神・おキヌと一緒に事務所に帰った。
邪魔された様な・・・でもこれでよかった様な・・・

複雑な気持ちのまま、横島は床についた。

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