ザ・グレート・展開予測ショー

オリジナル(19)


投稿者名:いたけし
投稿日時:(02/ 1/19)

はぁ〜、長いっすね

「とうとう『オリジナル(唯一の存在)』が目覚めたか」
太陽など存在しない空間、魔界に、ある人物はある者が覚醒したことに気が付いた
「見つけたぞ、イリス」
そこに現れたのは、ひとりの魔族
「私に何か用か?」
「お前を殺しにきた、お前を殺せば上層部から人間の魂100個と二階級得心が貰える、だからお前を殺す」
「ザコが私をか、私を殺すのだったら神魔最高指導者でも連れてくるのだな、まあそれでも無理だろうが、特にお前ひとりでは無駄死にだな」
「なにおう〜、死ぬぇ、メスの人間!!」
そう言った瞬間、魔族の首が飛んだ
その切り口は鈍く、刃物など使ってはいなかった
「私の・・・私のどこが、人間だと言うのだ、教えてくれ私は人間なのか」
人間、イリスは人間である、しかし人間ではない、曖昧な存在、それがイリスである
イリスは動き出す、ある目的のために

20年前から止まっていた歯車がまた動き出す
ある少年の能力の覚醒と共に・・・・

グサッ・・・・
「ぐっ、なっなんだ」
僕がおもちゃを、がら空きだったバンパイアの右脇腹に突き刺した
生き物を刺す時の嫌な感覚が手に伝わってくる
僕がやったんだ、ゆいを助けるためだけど、僕がやってしまったんだ、悪いのは僕だ
脇腹を刺した拍子に右手で掴んでいたゆいが離される
僕はおもちゃを捨てて、ゆいに近づく
僕がおもちゃを捨てた瞬間、そのおもちゃが消えたことに気付く余裕は無かった
「大丈夫か、ゆいっ!!」
「ごほっ、ごほっごほっごほっ・・・大丈夫」
ゆいはせきこみながら『大丈夫』と言った
僕はゆいを助けるところまで考えていたが、その後のことをまったく考えていなかったため、どうしたら良いのかわからなかった
「このぉぉ!!」
バンパイアだけに傷が治るのが早い、さっき僕が刺した傷口はもう塞がっていた
「油断してしまったが、これで終わりだぁぁ」
僕に喰らわせたように腕で突き刺すつもりだ
ダメだ、ゆいは避けられない
僕はまたゆいをかばうように前に立った
万事休すか、僕は覚悟を決めた
・・・・・・・・あれっ、来ない
僕が目を開けると、そこには僕とバンパイアの間に『氷の壁』が出来ていた
「なんだこれは、だれだこんなことをした奴は」
バンパイアが叫ぶと僕たちがいる方向から、男の人が現れた
「ICPO超常犯罪課、結城武人だ」
その人は結城武人と名乗った
「結城、結城だと、あの『亜空間戦争』の表世界唯一の生き残りの結城武人か」
頭が痛い、なんだ『亜空間戦争』って、いったいなんなんだ、どうなってるんだ
「私を知っているとは、どうやら裏世界の人間らしいな、なら容赦はしない」
結城さんはそう言うと同時に手から炎を放つ
バンパイアはそれは普通に避け、霧になって逃げようとしたが突然強風が吹いた
「ちっ、さすがは結城武人だ、霊力を自然エネルギーに変換するとは、だが」
霧から普通の姿にバンパイアはそう言うと含み笑いを浮かべる
その瞬間、右の方から刀を持った男が現れ、刀を振る
遠いところから振ったのにも関わらずその剣すじが僕たちの方まで伸びてきた、しかもいつの間にか剣すじは八本に増えてる
今度こそ終わったと思ったが、今度は『氷の壁』では無く『土の壁』が出来ていた
安心して僕がバンパイアの方に目を向けると、そこにはもうバンパイアの姿は無かった
刀を持った人も消えていた

「逃がしてしまったか、君達だいじょうぶだったかい?」
結城さんが僕らに近づき尋ねてきた
「ごほっごほっ、大丈夫です、でもジュンイチが怪我をしていて、ごほっごほっ」
僕は自分の体を確かめる
全然痛くない、いつの間にか傷も治ってる
いったい僕の体に何が起こったと言うのだ
「はぁ〜、大丈夫です」
「君達、少し話を聞かなきゃいけないから、ちょっと来てくれるかい」
それが僕らと結城さんとの出会いだった

つづく
かなり省いた、でもその割にはなが〜
順一が霊力ゼロなのになぜ能力が使えるのかは、おいおい説明します
表世界と裏世界、それと『亜空間戦争』とたくさん新しい単語が出てきましたね、おいおい説明します
ついでに二十年前に起こったのが『亜空間戦争』
オリジナルって単語は人物である能力を持った人をそう呼びます、その能力を持ってる人物はひとりしかいないので『唯一の存在(オリジナル)』と呼ばれる訳です

おまけ3
ゆかり「なになに、このコーナーにハガキが届いてるわね、『ふたり(順一とゆい)を仲良くさせようとするのはどうしてですか?』か」
いた「なにか、裏があると思ってんだよG-A-JUNさんは」
ゆかり「いやねぇ、裏とか計画なんてないない、順一がゆいちゃんとくっついて私の存在の大切さがどれほどまでに大きいか、な〜んて思わせるための計画じゃないわよ」
いた「つまり、『ゆいといっしょにいてわかったよ、僕には姉さんが一番大事なんだ〜』って言わせたい訳ですね」
ゆかり「その通り!!」
いた「やっぱり計画立ててたんじゃん」
結城「はぁ、今回やっと出てきて変わった能力を披露した結城です、私が言うのもなんだか、順一君とゆい君をくっつけたら順一君はゆい君に夢中になって、あなたのことを気にも止めなくなるのでは」
ゆかり「・・・・・あはっ、あはっ、あははははは」
こうして『おまけ計画』は闇に葬り去られた

『ゆいレンジャーのコーナー』
いた「いえい、いえい、とうとう出て来たいたけしの隠し玉『イリス』の登場だ、いえい、いえい」
翔「なんだなんだ、このはしゃぎようは」
いた「イリスはね〜、いたけしのお気に入りなのだよ、ではイリスの紹介を」
イリス「名前はイリスと名付けられた、あとはもう言うことがない」
いた「じゃあキャラ設定を、彼女は二十年前の『亜空間戦争』の関係者です、あとはおいおい」
真「あっ・・・あの〜、私の話は〜」
いた「次、その次はゆいの学校を予定してます、その次はいろいろかな」
イリス「私はいつになったらオリジナルに会えるのだ」
いた「え〜と、ちょっと待ってて・・・・え〜と」
順一「ところでオリジナルって誰のこと?」
一同「・・・・・・し〜〜〜〜〜ん(ここまで来たらわかるだろ普通)」

つづく

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