ある一日
投稿者名:与作
投稿日時:(02/ 1/15)
美神除霊事務所
気まぐれで平日突然休みになる時もあるが、週末(土・日)は基本的に休みである。
特に日曜日はどんな事があろうと休み。
おキヌには週末の予定がなかった。
いつもは美神とゆっくり過ごすのだが、次の日曜日は美神は用事があって
出かけるらしい。西条とデートらしいのだが・・・。
それなら弓や一文字達と何処かへ行こうかと学校で誘ってみるのだが、
おキヌ「弓さん、今度の日曜日何処か行きませんか?」
弓「えっ! いえ、私はちょっと・・・用事があって・・・。」
おキヌ「じゃあ、一文字さんは?」
一文字「ギクッ! わ、私もちょっと用事が〜」
おキヌ「・・・そうですか。・・・あっ、もしかして、二人ともデート?」
弓・一文字「ギクッ!!」
弓「わ、私は雪之丞がどうしてもって言うからしょうがなくついて行って
やるだけで・・・。一文字さんはタイガー君とラブラブデートなんでしょ?」
一文字「わ、私もタイガーが少しだけっていうからさー・・・。」
おキヌ「そう・・なんかいいなぁ〜。 ・・・しゅん。」
予定が無いのは本当におキヌだけだった。横島を誘ってはみたが、
横島「ううっ、本当ならおキヌちゃんからの誘い・・・断るはず無いのに・・・。
こんな時に限って・・・、俺だけ仕事さすなんて・・・ううっ・・。
美神さんのアホ〜。」(血の涙)
こういう状態だった。
ならばとおキヌは考えた。唐巣神父なら日曜は暇してるんじゃないかと。しかし、
唐巣「誘ってくれるのは嬉しいんだけど、あいにく仕事があってね・・・。」
ピートまでもが、
ピート「すいません。エミさんが・・・。」
絶対絶命だった。ことごとく断わられ、すごく寂しかった。
そして、日曜日。少し朝寝坊してしまった。部屋にいても何もする事がないので
仕事部屋に行くと美神がいた。
美神「あら、おはよう。何時もは早いのに今日はゆっくりね〜。」
おキヌ「はい・・・。たまにはいいかな〜と思って。」
美神「そう。起きたばっかりで悪いんだけどさ、もう一件仕事が入っちゃったのよ。
大した事ない仕事なんだけどさ〜、おキヌちゃん行ってくれない?
買い物のついででもいいからさ。」
相変わらずこき使う。でも他にする事が無いので、
おキヌ「いいですよ。今日は予定がないので〜。」
美神「じゃあ午後4時からだから、わたしはこれから直ぐ出かけるんで、
戸締りして行ってね。」
おキヌ「は〜い・・・。」
美神「あ、それとこれ持っていって。この中に強力なお札が入っているから、現場で空け てね。それまで絶対空けちゃだめよ。術が弱くなっちゃうから。」
と言って、おキヌに小さな紙袋を渡した。中身が気になったが空けるなという事
だったのでガマンした。
昼の2時過ぎたので、着替えて戸締りをして出かけた。現場はお台場で、ついでに
買い物をしようと思ったので洋服を着て行った。
日曜日なのでサラリーマンというより若者が多い。友人と買い物という人や、カップル、
家族連れなど、みんな楽しそうだ。おキヌはたまらなく孤独を感じた。
おキヌ「うう〜。みんないいな〜。
弓さんや一文字さん達も今ごろ楽しんでるんだろな〜」
幽霊の時はそう寂しさなんて感じなかったのに・・・。
そして約束の4時前、現場のお台場に着いた。でも霊がいる気配が無い。何処もかしこもカップルだらけ・・・。これほど一人が目立つ事は生き返って一度もなかった。
おキヌ「う〜、何処にいるのよ〜依頼人は〜。」
しばらく歩き回った。すると端っこの方に、見たことある人間が・・・
おキヌ「あれ!? よ、横島さん?」
横島「や、やあ、おキヌちゃん。ひ、暇だって言ってたからさ〜。」
横島はいつに無く緊張していた。彼の人生で恐らく初めてだろう。女の子を待つのは。
そう、彼は女の子を誘っても誘っても断られた事しかなかったので、その先の事は
未体験なのだ。
おキヌ「な、なんで? ・・・あっ、もしかして・・。」
おキヌは持って来た紙袋を開けた。すると中には・・・2人分の映画のチケット!」
横島「も、もしよかったら、こ、これから映画でも見に行かない?
あ、け、決してヨコシマな考えは無いから・・・ね?
し、仕事のつもりでい、いいから・・・さ?」
おキヌ「横島さん。」
横島「うっ! や、やっぱりダメ? 俺ってやっぱ経験不足?
もっとこう、かっこよく言わなきゃダメかな・・・ううっ!」(血の涙再発)
おキヌ「はいっ! 喜んで。」
自然と涙が溢れ出た。特別な日でも何でも無いのに、今日はすごく大切な日に思えた。
おキヌ「「横島さん。 ・・・・・大好き。」」
その頃の美神&西条
美神「横島め〜。自分で誘えばいいのに。私を利用しやがって・・・。
たまには西条さんみたいにカッコいいとこ見せろってんだ!
ね〜西条さん?」
西条「・・・・・・・・・・・。」(酔い潰れている)
美神「こらっ! 起きんか西条!!」
それぞれの休日
それぞれに・・・。
今までの
コメント:
- う〜ん、ほのぼの。平和っていいなぁ。
シロとタマモが居なくて、横島に「その先」の経験がないってことは、アシュ戦の前ってことでしょうか? (黒犬)
- つまりが全て美神のお膳立てって事ですね?
唐巣神父を誘うキヌ、と謂うのが中々新鮮かも。 (Iholi)
- まったく、あの子はなにしてるのよ(溜息)な、美智恵隊長が。
だぁ、ばぶぅー。(Byひのめ) (トンプソン)
- おお!いいなぁー美神のやさしさ。
そして、横島の初々しさ。
おキヌの想いが伝わっているといいんだけど・・・
そして西条・・・もっと酒強くなれよ。せっかくのチャンスなのに。 (NGK)
- あ、自分もIholiさんと同じ感想。
二行目ね。 (天邪鬼)
- 黒犬さん
横島はアシュ編でも「その先」を経験したか
どうかはわかりませんよ〜。 (koizumi)
- ↑あ、単純に〔女の子を誘う→その先→女の子と親密になる〕くらいの感じで。 (黒犬)
- うにゃ〜♪
よかったね、おキヌちゃん。
そりでは愛子ちゃんのかわりに・・・・・・せーの、「青春だわ!」 (猫姫)
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