ザ・グレート・展開予測ショー

The Date of Tadao and Meiko (中編)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(02/ 1/14)

向かいの4〜5ホールに入り、さらに警備を口実にした見回りをする冥子達。
マガジン系が集中する辺りを先に済ませ、サンデー系の集中する場を訪れていた。

「あれ?今日はおキヌちゃん連れこなかったの?」

声をかけるは、前回のコミケで創作者がキヌちゃん本を買っていた、あざらしあざらしあざらしい氏。
その横から、リップバンパーの人たちが様子を見ていたが、そのリップバンパー発行本を
冥子が不意に手を取っている。

「わぁーー、二枚目の横島君が出てる−−!」

思わず横島も透かさず手にとってパラパラ眺める。
だが、横島は冥子の手を止めさせて言う。

「おお、確かに二枚目だ!
 しかもこの『FEELING GOOD』、結構そそるじゃねえか。
 銀一とのラブラブは置いといて…(苦笑)」
「そうですか、そう言って頂けるのは良いのですが、内容バラしは…」
「ああ、ああ分かってる。宣伝程度にしとくよ。」

二度相槌を打ちながら、今度は新作を手に取る。

「こっちの『BOOK OF LOVE』てのもなかなか良いなあ。
 雪之丞ファンには萌える…いや、燃えるだろうぜ!この二つ買っていこうかな。」
「はい、¥900ですね。」

¥900を払って手に取ると、冥子の手を本から離して握り締める。
その光景が羨ましくなったようで…

「じゃ今回は、冥子さん、握手してもらえますか?」
「そんぐらいなら良いよな、冥子!」
「うん〜〜〜〜!」

買ったと同時、握手をしてやる冥子。
色白の手が、また格別の可愛げを心躍らせる。
だがその瞬間、ビリビリと強力な霊波動を背中に感じた。
何か冥子や横島とは別の強力な霊気の持ち主が、背後を通り過ぎたのだ。

「どうしたのですか?」

リップバンパーの人たちが声をかけた。

「じゃあまた今度な。どうやら敵が現れたようだ。」
「そのようね〜〜〜〜!」

        ☆          ☆          ☆

強大な霊気の持ち主を追うたび、感じる霊波動は増していく。
横島は、何を思ったか冥子にクビラを呼び出させるように頼み込む。

「どうして〜〜〜?」
「先に霊気の跡を固定させておく。こんな混んだ中を走るわけには行かないだろ?」
「そうね〜〜〜クビラちゃん〜〜〜〜!」

その通りだ。
決して、見鬼君《声・青野 武》を忘れてきたわけではない。
能率の良いほうを優先させ、ゆっくり追う事にしておいたのである。
流石は『混み気』である(寒っ!)。

ボシュウッ!
と影からクビラは出現すると、的確に霊気の跡をサーチし始める。
だが、一つの強大な霊気の流れを掴むのは簡単に済んでいた。

「まさか、これも囮かもしれない、気をつけろ!」

と言うなり、冥子はなにやら身体をシェイクさせていたので

「それは『踊り』じゃいっっ!」

と思いっきり突っ込んでやった。
たく、甚だしいボケをかます少女だけに、少々めまいを感じた。
なにしろ、女史から美神事務所へ掛かって来た電話を通して、
『冥子のエスコートを〜〜兼ねて〜〜〜デートを楽しんでらっしゃい〜〜〜〜』
なんて言われたからには、小鳩以来のデートと言うことで眠れなかったのだ。
その上更に、冥子が「どうしたの〜〜〜〜」なんて具合に、こちらの思惑など知らずに
不思議そうに顔を覗き込んでくるものだから、如何したものかと手で額を抑えた。

しかも、しかもだ。

「もしかして〜〜〜私のこと〜〜〜〜〜………」

ともっと言ってくるものだから、更に額を抑えて考え込んだその先。
何しろ、俺は精神と肉体の両方とも大人じゃなければ付き合いたかぁない。
とブツブツして額を頭毎下げたその先に、丁度、霊の塊が襲って来ていたのだった。

        ☆          ☆          ☆

『身体ヲーーー!ヨコセエーーーーー!』

と、と、とと。
咄嗟に、横島は頭目掛けて0.0000000008564382291304304503608001秒の間に霊波動の塊を
喰らいかけたが何とか交わしきった。
考え込んでいなければ危ないところであった。
……ここ、各モールへの通路に宇宙霊団の、一部が……!
やはり、宇宙霊団であったかと横島は判断すると、冥子に向かって怒鳴り込んだ。

「冥子、相手は宇宙霊団だ!気を許すな!」
「えっ〜〜〜〜え〜〜!!?宇宙霊団〜〜〜〜〜〜!」

冥子が呆気に取られたその瞬間。
頭の中へ命中して外へ宇宙霊団の一部がすり抜けた。

!!!

ここで説明しよう。
宇宙霊団とは、コミケ定番の例の霊集団。
どうしても、コミケに行きたい!とばかりに病院を抜け出してまで
コミケに足を運び入れる病んだ輩の心隙【シンゲキ】に吸い付こうとするばかりの、
脅威の霊が一溜まりとなっている敵。
しかもこの種の問題点は、不特定多数にわたるもののため、幾ら『コミケ会場への入場』を
規制してもどうにもならない現実的なものであり、そこで、霊団体に対抗すべきものが
毎度派遣される仕組みである。
そしてほぼ固定されたのが、唯一の集団攻撃の可能者とされる横島忠夫 & 六道冥子。

…が……

「おおーーーっ!横島だぜ!」
「あれが、女殺しで噂の…………!?」

群集のざわめく中で除霊を開始せねばならなかった。
顔を二枚目にして気合をこめ堪える、横島忠夫。
心を無にして、片手をもう片手で抑えつつ集中させると、霊団の一部を2つのサミーソーサー
…もとい、サイキック・ソーサーがフルに華麗に空中の浮遊粒子をかいくぐって霊へ激突して
大ダメージを負わせて行く。

『コントロールド・サイキックロボッティング・ソーサー!!』

タイムボカンシリーズ逆転イッパツマンにヒントを得て更にサイキックソーサーを改良させた
スーパーパワーアップ武器で、自由自在に操って攻撃する事から横島はこう呼んでいる。

その右手では、冥子の式神・サンチラが電撃攻撃【サンダー】で霊を一挙に痺れさせて浄化。
左側にバサラがバッサラバッサラ…と弱って生き残った霊を吸い込んで行き、冥子本人は
式神をコントロールする事に懸念している。
無論、冥子の背後はハイラが援護しつつ毛針が飛び交い、背後より突進して霊を潰し殺すビカラ、
霊を一瞬に切り裂いて成仏させるアンチラもいる。
アジラは、二人の上手で石化する炎を吐きつけて内部に入られるのを拒む体制に合った。

では、中編も終わり、残すところ後編。
次を良く堪能し、別々にコメントを残すように!

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