ザ・グレート・展開予測ショー

恋のキューピッド大作戦  後編


投稿者名:尼優
投稿日時:(02/ 1/13)

美智恵が差し出してきたその手には・・・・・・・・・・・

・・・なんと、ハワイ行きの航空券があるではないか!
「た、隊長、シロ、これはいったい・・・!?」
横島は驚きの色を隠せない様子で、美智恵とシロを何度も見比べている。
「見ればわかるでしょ、ハワイ行きのチケットよ!お金のことなら心配しなくても大
丈夫よ。ちゃんと宿泊の予約も取ってあるし。」
「そ、そういうことじゃなくて、何で隊長が俺にこんな事してくれるんすか?」
「違うわよ。これは私からじゃなくて令子からのなの。」
「え?、美神さんからの?」
チケットを受け取りながら呆然とした顔で美智恵を見ている。
「そうよ。いつも頑張ってくれてるお礼にって。」
「先生、たまにはゆっくりすればいいでござるよ!」
「そっかー、じゃあ美神さんにお礼を言いに行かないと・・・」
今にも走り出そうとする横島を慌てて制止する美智恵とシロ。
「先生!、戻ってはダメでござる!」
「そ、そうよ今戻ったらひのめが・・・・・・」
「え?、ひのめちゃんがどうかしたんですか?」
「あ、い、いえなんでもないのよ。とにかく行っちゃダメなの!、いますぐ空港にい
きなさい。」
「でも・・・」
「いいから早く行きなさいってば!」
「は、はい。」
美智恵に怒鳴られ、帰ってからでもいいか、と思いかばんを受け取り空港へ向かう横
島。
「ふぅ・・やっといったわね。シロちゃんあなたは早く事務所に戻って。」
「わかったでござる。」
そう言うとシロは事務所へ走っていった。
「後は令子しだいね・・・」

******美神除霊事務所******

「ただいまでござるー!」
元気よく事務所のドアを開けるシロ。
「おかえりーて、あれ?横島君は?」
「途中で寄るところがあるとか言って一人でどこかに行ってしまったでござるよ。」
「あ、そう。」
少し不思議に思いながらも、気にしないで書類に目を戻す。
と、そこへひのめが入ってきた。
意外な訪問者に少し驚いている美神。が、すぐに理由を尋ねる。
「どうしたのひのめ?」
「えーちょっと作戦・・・あ、そーじゃなくて、えーと、さっき横島お兄ちゃんにあった
の、すごく大きなカバンを持ってて、えーと、どこに行くのー?て聞いたら、うーん
と、とっても遠いとこ、えっと外国に行くんだって言ってた。」
「え・・・?横島君が外国に・・・・・・・?」
信じられないといった顔で数秒間ショックで硬直している。話の内容のせいでひのめ
の妙な棒読みの喋りかたにはさすがに気付かなかったようである。
「そういえばあいつ、この前外国で自立して仕事しようかなーなんて言ってたわねー。」
タマモが美神にとどめを刺す。もちろん真っ赤な嘘である。そう、タマモもシロから
全てを聞いていたのである。
「外国で自立・・・・・・」
もはや美神は放心状態である。
「ねーお姉ちゃん、横島お兄ちゃんにはもう会えないのー?」
「横島君に・・もう・・会えない・・・・・・」
そう思った瞬間、美神は我に返り急に立ち上がった。
「ふ、ふざけんじゃないわよー!、私に、私になにも言わないで行っちゃうなんて!
!」
すると美神は事務所の階段を駆け下りて車に乗り込むと猛スピードで空港へ向かっ
た。
「なんとか成功したわね。」
「先生と美神殿には幸せになってほしいでござるよ。いやー、しかしひのめ殿にはホントにヒヤヒヤしたでござるよ。」
「えへへー、ごめんなさいー。」

****************************

「横島君のバカーーー!バカバカバカバカバカーーー!!、なんで黙って行っちゃう
のよ!、絶対にそんなことさせないんだから・・・・・!」
そんな美神を見てすれちがう対向車のドライバーはみんな美神の方を見ていた。
オープンカーに乗った美女が泣き叫びながら猛スピードで走っていれば誰もがそうな
るだろう。
そうこうしているうちに、空港に着いた美神。必死になって探していると見覚えのあ
る後ろ姿を見つけて走り出す。
「横島ーーーー!」
「ん?」
横島は自分の名前を呼ばれているのに気がつき、後ろを振り返ると美神がこっちに向かっ
て走ってくる。
「あ、美神さん、ホントにありがとうございました!」
その言葉を聞いてさらに動揺する。
「ありがとう、て、やっぱり本当にいっちゃうの?!・・・・・・・なんで、なんで私
に黙って行こうとするのよ!」
「なんでって、美神さんが・・・」
「なによ!、私のせいだって言うの!?・・確かに私はゴー慢で性悪で守銭奴で・・・・
だけど、ちゃんとあんたのことも考えてたし・・・あんたまでいなくなったら私・・」
そう言うと、急に張りつめていたものがなくなり横島の体にもたれかかる。
「み、美神さん!?」
なにがなんだかわからないと、困惑しながらも横島は美神が泣いていることに気づい
た。
「横島君いかないで・・・・私・・私、横島君のことが好きなのよ・・・だから・・・」
横島は美神の体を優しく抱いて言った。
「美神さん、あの、俺も・・・・美神さんのこと好きっすよ。」
美神は顔を上げ横島と目が合った。二人とも顔を赤らめながら見つめ合うとゆっくり
目を閉じ、そして優しいキスをした。
すると周りから急に拍手の音が響いてきた。慌てて唇を離して周囲を見渡すと大勢の
人が集まっていた。そこから人混みをかき分けて美智恵とひのめが現れた。手には大きな
旅行カバンを持っている。
「ごめんね令子、横島君、全部私たちが仕組んだことなのよ。」
「そっかー、確かに美神さんにしては優しすぎるよなー。」
「なによ!、私だって休みぐらいあげるわよ!・・・そういえば行き先はどこなの?」
「え?、ハワイですけど・・・」
「ハワイー?!」
美神は驚いた。海外は海外でもまさかハワイとは。
「ま、二人で楽しんでらっしゃい。」
美神の荷物の入ったカバンを渡しながらいい彼氏ができたわね、と言う。
「お姉ちゃん、良かったね!」
「まさかひのめに騙されるとはねー。ママ、ひのめ、ありがとう」
そう言って美神と横島は少し照れながらも腕を組みながら飛行機へ向かった。
初デートがハワイという何とも豪華で幸せな事だろう。


しかし、ここに不幸な男が約一名。
「どうして僕が隊長を恨まなきゃならないんだ?」

−−−−−−−−完−−−−−−−−

僕の初作品いかがだったでしょうか?
誰かよろしければこんな話(誰と誰のとか)が読みたいという希望があったら言ってくれないでしょうか?
次のをそれにしようかなーと思います。(自分で思いつかないもんで)すいません。
なにもなかったら自分で一から考えます・・・あーなんて自分勝手なやつ・・・・

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