ザ・グレート・展開予測ショー

あの日の君に…(4)  →横島×美神派の方に捧げます


投稿者名:ニコのり。
投稿日時:(02/ 1/11)

***あの日の君に…(4)***
「そこの窓に気をつけて!なにかが仕掛けてあるわ!」
 蛍のいうことを聞くと、本当にそのことが起こる。
 そのおかげで仕事は楽になり、1日に10件以上もの仕事を毎日3人でこなしている。

「ふぅ…今日も片付いたわね。蛍ちゃん、ほんとに役に立つわ」
 缶ビールを片手に、事務所のソファーにどかんと腰をかける美神。
 その正面に忠夫も腰をかける。
「でしょーー!?俺が雇えっていったから!」
「あんたの若いころよりも役に立つわねー」
「おい!」
ガチャ、とドアが開いて風呂上りの蛍が顔を出した。
「お風呂ありがとう。おやすみなさい」
 ほかほかになった蛍はそう一言だけいって、自分の部屋へと入っていった。
 令子は、なんとなく言ってみた。
「あんたさー…まさか蛍ちゃんに変な気おこしてないでしょうね!」
 持っていた缶ビールを机に置いて、横目で忠夫を見る。
「な、なに言ってんだよ!!そ、そんなことあるわけないだろ!?」
 痛いところを突かれたのか、動揺する忠夫。
「………」
 令子はそんな忠夫を見て、缶ビールを少し強く握り締めた。
 そしてその令子を、忠夫も見落とさなかった。
「なんだよ、やきもちか??」
「ち…違うわよ!こんないい女を捕まえておきながら変な気を起こしたら困るから…!!」
 下を向いているけど、顔が真っ赤なのはすぐにわかる。
 結婚したとはいえ、素直にはなれない令子。
 忠夫はそんな令子がかわいく見える。
 黙ってソファーから立ち上がって、令子の隣に座り、ぎゅ、と令子を自分の胸に抱き寄せた。
「…確かに…蛍をルシオラと重ねてる部分もある。でも俺は今は令子だけが好きだよ」
 暖かい忠夫の胸に顔をうずめたまま、令子は目を閉じて話のつづきを聞いた。
「俺はルシオラのこと、十分に守ってやれなかった。だからせめて…せめて蛍だけは…守ってあげたいんだ…」
 本音を言えば、そんなことを言ってほしくはなかった。
 でも、変な胸騒ぎもしない。
 そして、忠夫の温かい胸は嘘じゃないと信じたかった。

 翌日、悪霊がうようよしている洞窟。
忠夫と蛍は親玉を狙って、令子は一人で雑魚の相手、と別行動をとることになった。
 薄暗い洞窟を恐る恐る進んでいく忠夫たち。
「…怖いわ…」
「…あ、ああ…。離れるなよ…」
 忠夫は神通棍を前に構え、蛍はそのすぐ後ろで忠夫の左腕の袖をつかんでいる。
「…美神さん、大丈夫かしら…」
「…令子は大丈夫…だと思うけど…」
 そんなことを話していると、目の前に親玉と思われるガイコツのような顔をしたとてつもなく大きな悪霊が現れた。
 忠夫は神通棍を構え、蛍はお札を両手に5枚ほど持った。
『ケケケケケ!また性懲りもなくGSとかいうやつらが現れたか…!わるいけど、俺は単純じゃねぇぜぇ??』
 耳が痛くなるような不快な声。
『やるか?』
 ニヤリと悪霊は笑みを浮かべる。
 二人はぞっと背中に寒気を感じた。
「オジサン、あいつわたしたちから武器を奪うつもりよ!手口は…右手を振るんだと思う」
 そんな蛍の忠告を聞いてから束の間。
 何の対処もできないまま、悪霊の右手がもろにあたり、忠夫の体は壁にたたきつけられた。
「…ッッ」
「オジサン!!!!」
 同時に忠夫の手から神通棍が離れ、悪霊の足元に転がった。
「あ!!」
 蛍がすぐに手を伸ばそうとした瞬間、またも悪霊の右手が、今度は蛍に振りかざされた。
「きゃー!!」
「蛍!!」
 衝撃の痛みがまだ体全体に残り、意識が朦朧(もうろう)としながらも蛍が壁にたたきつけられないように、飛ばされた蛍の体の下敷きになる忠夫。
「…オジサン…っ」
「へへ…痛かったけど今ので意識がはっきりしたぜ…」
 口元から流れている血を手でふきとり、忠夫はよろよろと立ち上がった。
「…大丈夫!?」
「ああ。とりあえず逃げるぞ!」
 忠夫は蛍の右手をわしづかみして、一目散に逃げ出した。
 ただ蛍を守ること。
 それしか、今の忠夫の頭にはない。
 痛みなんかよりも、自分の体よりも…。
******つづく******
ちょっとラブラブな美神と横島も入れてみました。
もう完璧わたしの趣味です(汗)。
なんか話がうまくかけてない気がします。
次回は最終回!

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