恋のキューピッド大作戦 中編
投稿者名:尼優
投稿日時:(02/ 1/11)
ガチャ、
「はぁ・・・・」
自分の家の玄関を開け、目の前のガランとした暗い部屋を見て美神はふと思った。
「横島君がいたらなぁ・・・・」
横島が自分に向かって『おかえり』と、言っている姿を想像する。
「・・・ただいま。・・・」
寂しさをまぎらわすように独り言を呟く。この何気ない一言が美神にとっては何かとても
恋しい言葉だった。
「はぁ・・・」
また深いため息をつき、ベッドに仰向けに寝る。部屋を見渡すととても高価な置物や絵画がかざられている。今までがむしゃらに働きかねのためならなんでもしてきた。欲しい物は殆ど手に入った。しかし、何かが足りない。前々から感じてはいたが、おキヌが出ていってからその気持ちはさらに強くなっていた。
「横島君か・・・・・だいたい横島君は私のことどう思ってるのかしら?・・・やっぱりただのイケイケ女としか思われてないのかしら?・・・・・はぁ。」
********一方そのころ横島の家では********
「あー暇だなー。」
「最近はあんまりでかい仕事もないしなー。色々したいことはあるんだが豪遊できるほど給料もらってないからなー。」
美神の家とは大違いのとても殺風景な3LDKの一室で何気なくテレビを見ながらぼーっとしている。
GS業界ではもはやその名を知らぬ者はいない世界一のゴーストスイーパーの横島。にもかかわらずその給料は普通のサラリーマン程度のものであった。
いままでも何度か上げてくれるようにお願いしようと思ったが美神相手に自分から言える訳もなくずっとそのままである。
「うーん、せめてちょっとした休暇ぐらいほしいなー。今週はやたらと文殊つかわされたからもうヘトヘトだし。でもどうせあの人が休みなんてくれないだろうな・・・・・・・ま、いいかもう寝よう。」
そう思いテレビを消そうとした瞬間、最後に結婚式のコマーシャルが映る。
「結婚か。俺ももう結婚しててもおかしくないよな。美神さん・・・そういえば美神さん
は俺のこと、どう思ってるんだろうか?美神さんにとってはただのパートナーでしかないのかも・・・・・・。」
********翌日********
美神除霊事務所
すでに美神は事務所に来ており、シロとタマモも起きて朝食を食べている。
横島はもう一時間も遅刻している。美神もイライラして落ち着かない。
「シロー、あんた朝からよくそんなに肉ばっかりくえるわねー。」
タマモが嫌みたっぷりに言う。ただでさえ朝からそんな油っぽいものを見たくないのに目の前でガツガツ食べられ機嫌が悪い。そういう自分は油揚げを口にくわえているが。
「タマモこそ毎日きつねうどんばかり食べているでござろう。」
「なによ!別にいいじゃない。あんたなんかデブ犬になっちゃえばいいのよ!」
「な、タマモこそガリガリの軟弱狐になればいいでござる。」
「なんですってー!」
と、その時、横から怒濤の声が響く。
「うるさぁーーーい!朝っぱらから喧嘩なんかしてんじゃないわよ!横島が遅刻しててイライラしてるってのに!」
そこに横島がやってきた。
「美神さん!遅れてすいま・・ぐはっ!」
「一時間も遅刻してんじゃないわよ!」
ドガッ!・バキッ!・グシャ!
「うぅー美神さんのために霊力つかいまくって疲れてたから遅れたのに・・・」
「え・・あ、そ、そうなの?ごめんね横島君・・・。」
「へ・・・?」
美神の意外に素直な言葉に驚き顔を見上げると、とても申し訳なさそうな顔をしていたのでさらに驚いた。
「美神さん?」
「な、なにじろじろ見てるのよ!さっさと朝御飯たべなさいよ!」
「え、あ、はい。」
いつもと違う美神に違和感を感じながらも朝食の席に着く。
********ICPOにて********
美智恵が突然、西条に話しかける。
「西条君、ちょっと令子のところに行って来るわね。」
「え?、別にかまいませんけど、どうしたんですか?」
「ちょっとしたことよ。じゃあね!・・・・・それから西条君、私を恨んじゃダメよ。
・・・・あなたが遅かったのよ・・。」
「は?、何のことですか?」
「ううん、いいのよ。じゃね。」
そう言うと美智恵はオフィスからでていった。もちろん西条は何のことかは気付かなかっただろう。
事務所
「(そろそろひのめ殿に言われた時間でござるな。)」
時計を気にしながら朝一番に起きたときにひのめに言われたことを思い出しながら横島に散歩に行こうと言いだす。一度は断ったがダダをこねられ渋々散歩について行く横島。
事務所前
事務所の陰に隠れてひのめと美智恵がいりぐちを見張っている。そこに丁度シロと横島が
事務所から出てきた。
「出てきたわ!いい、ひのめ、ちゃんとママの言った通りにやるのよ?」
「うん!」
するとひのめは残り、美智恵があとをついてゆく。
十分程あるいたところでシロが止まった。
「先生、ちょっとここで待っててほしいでござる。」
「え?、ああ。」
しばらく待っていると大きな鞄を持ってシロが戻ってきた。
横島はそれを見て呆然とする。そこへ美智恵が後ろから突然現れる。
「た、隊長!どうしてこんなところに。それにこの鞄はいったい?」
「はい、これ。」
美智恵が手を差し出してくる。その手に持っているものは・・・・・
すいません。これ以上書くとかなり長くなりそうなので(眠たかったのもあるけど)後編に持ち越しです。もうすでにほとんどできているのですぐに出せると思います。こんなワガママな僕を許してください。
今までの
コメント:
- はじめは後編のつもりで書いていたんですが・・・
あとコメントの方は直したほうがいいと思うところがあれば遠慮なく言ってください。
今後の糧にしたいと思います。 (尼優)
- ひのめちゃんがんばれー! (恵美)
- おー続きが出ましたね♪
美神が素直すぎるような気もしますが。。。。
彼女もまるくなったんでしょうか
「横島クンは私のことどう思ってるのかしら。。
きっとただのイケイケ女。。。。。。。。。。。って、
なんでこの私がそんなこと考えなきゃなンないのよッ!!
あーどうかしてるわ!」
僕はこーゆーほうが美神らしくてよいかと。。。
すいません!なんか僕みたいなやつの分際でこんな生意気なことを。。
でも美神のこーゆー意地っ張りなとこが好きなので、
つい。。。。。。。
怒らないでください〜。。。。 (lovely)
- ママ強し!
西条の旦那のなさけねえな。 (トンプソン)
- これからどうなるんでしょうか♪
楽しみ・・・
どきどきどきどき♪ (令香)
- 美神が素直になってますね。
案外、プロポーズは美神のほうからやったりして・・・ (NGK)
- 作戦は着々と進行していますね……手駒の手配とか(苦笑)。こう云った処に非情な隊長の横顔が垣間見えるようで、嬉しいような畏ろしいような(焦)。
シロ&タマモの成長がこれっぽっちも見られませんが(笑)、まあ妖怪の成長速度など人間のそれでは測れませんから、これはこれで良いと思いますよ。後編、頑張って下さい。 (Iholi)
- ―――勝手にlovelyさんの続き(爆)
「だーっ! もう!
なんで私がこんなことで悩まなくちゃいけないのよ!!
そもそも横島クンなんて、只の助手で、丁稚で、使い減りのしない便利な使いっぱで・・・パパパパパパートナー(ぽっ)で……そりゃ確かに何度も助けてくれて(ぽぽっ)……私のために必死で強くなってくれて(ぽぽぽっ)……私を守るために戦ってくれて(ぽぽぽぽっ)…………ハッΣ(゚ロ゚)って、何考えてんのよ、私ーっ!!!」
(黒犬)
自分の胸の内から勝手に湧き上がってきたものに狼狽しつつ、クッションに右ストレートを叩き込む令子。
――あ、耳たぶまで、真っ赤。
「だいたいアイツが全部悪いのよ。生意気に背丈ばっかり伸ばしてひとの事を見おろして! 胸板も厚くなっちゃって! 頼りがいなんか出てきちゃって! 大人っぽくなっちゃって! そりゃあまだまだ危なっかしいけど、やっぱり私のことを一生懸命守ってくれようとしてるのが分かるから私だって結構嬉しいしちょっぴり幸せなんか感じちゃったりなんかしてたまには素直になってみたりするのもいいかななんて思うけどそれがなかなか…………って、なんでそーなるのよぉっ!!!」
絶叫しつつ、クッションを引きちぎる。
――明日はまず、横島を殴ろう。
とりあえず、そう決めた令子サンなのであった。
(黒犬)
- はじめまして!尼優さん。
わたしも横島×美神派のニコのり。です!
すっごくつづきが気になります!
これからもよろしくお願いしますねーー★ (ニコのり。)
- どうもみなさん初めまして。(初めてじゃない人も一応)
いつの間にかたくさんコメント頂いてとても嬉しいです。
lovelyさん、黒犬さん、こういうこと書いてもらってとても嬉しいです。lovelyさん、
怒るなんてとんでもないです。いつか自分も意地っ張りな美神に挑戦します。
ニコのり。さん、仲間が増えて嬉しいです!
こちらこそ宜しくお願いします。 (尼優)
- 黒犬さん
僕の続き書いてくれて。。ありがとうです!
なんかうれしいです!
おおおおおおお〜(感激)
いいっす、いいですね〜!!!これぞ令子!ですね!
最高!!!!!
てか読んでるうちになんかすげーうけちゃいました。。。
いやああんまり令子らしくって。。でもいいっす最高!!
黒犬さん。。。。
今度美神×横島、なんか書いてください。。
すっげーーーーーーーーーーーーーー読んでみたい!!!!
尼優さん
い、いや。。。ほんと生意気にすみません。
でも、尼優さんの書いたのもすごいいいですから!!!
てか素直な令子もかわいいし、これはこれでまた。。可愛い。。。(ぽっ)
なのでえーとこれからもがんばってください!! (lovely)
- >黒犬さんv
。。(笑)
私も、なんか超うけちゃいました。。
すごーくおもしろいです。。。
「ハッ」の顔文字がなんかすごくうけちゃいました。。
でも可愛い〜。。。。
だんだん赤くなってくとことか、
素直じゃなくて意地っ張りなとことかが。。
超カワイイ〜!!v美神さんかわいいっ。 (恵美)
- 布が引き裂かれる音が、やや美神を冷静にと言うより、ある種の質問を出す。
(じゃあ、どんなのがタイプなの?)
「そりゃ・・私を守ってくれて、胸板も厚くて、頼り甲斐があって・・」
(じゃあ、年上?年下?)
「うーん、どっちでも・・!」
ここまで答えて、自分が横島を肯定した部分と重なる事に気付く。
「で、でもね!私はタイプなのは、背の高い紳士なのよ!?」
(それなら、留学したお兄ちゃんじゃない)
「でも、西条お兄ちゃんとけ・・結婚すると・・あいつが・・かなし!!」
悲しむよね。とまでは言えないようだ。どのみち、現段階の被害者は、
クッションなのである。
「大体・・あいつは本当に私の事・・・・」
(愛してくれるでしょうに)
深層真理との戦いは続く。クッション羽毛が飛び散った後でも。 (トンプソン)
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