ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス 「8、地球ブラックホール化計画 〜猖獗宝樹〜」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(02/ 1/10)

のっけから説明せねばなるまい。
  
  猖獗宝樹【しょうけつほうじゅ】
  身長10543メートル、体重477万キロ。
  11の触手でありとあらゆるものをひっ捕えていき、7つの竜の頭はぞれぞれ
  炎・雷・吹雪・重力波・マグマ・駄洒落・ニュートリノを吐き出し、
  13の豪腕が小惑星を粉々にする程の怪力を震わし、19本の尾が防御を誇る。
  

という今までにない強力な敵を生み出した。
「WARASHI!」という、週刊少年マガジン・寺沢大介作品から名前を拝借したのは言うまでもない。
無次元パワーを巣食うアンドロジュダロスによってである。
その宝樹は、今、UAK内部へ侵入していた。
忠夫に変身していたがため、進入警報もなる事はなかった。

        ☆            ☆            ☆

「あれ忠夫君!?」

美神は不意に近づく。
忠夫が、UAKのモニターをチェックしたりマイクの感度を調べたり・・・
むにゅり!
と、美神の胸の感度も調べていたりする・・・が・・・
ゴツンッッッ!!!
と、美神は忠夫をシバいていた。

「どこ触っとんのよアンタは!!!!
 妻の冥子のでも触ってればいいでしょうがっっ!」

だが、猖獗宝樹の変身している忠夫は大きな瘤を作っただけで、何やら起き上がってチェックを続ける。
次第に直っていくのだからと気にしていないかのように。
その後姿に、美神は異様な気配を感じ取っていた。
影に、魔物のような姿が映っていたのだ。
こいつは、また何かに取り憑かれているのだろうかという程度にしか考えていなかった。

そういえば、UAK内部のシャワールームでは覗かれている気配はあった。
だから、どうせ毎度の横島だろうと判断していた。
唐巣もそうであった。
一瞬、似合わぬレイパンの柄を耳元でクイッともと上げる程度に見ていた。

愛子はというと、「青春ってなんだ?」と機動刑事ギャバンの主題歌を鼻歌で歌う。
ご機嫌よさそうだ。
その忠夫の横で、モニター拭き専用スーパークリーナー・スプレータイプを布に一吹きかけして蒸らしている。
セーラー服姿が、唐巣にとっては格別にまぶしい。
思わず唐巣はよだれをたらしかける。

「いやぁねぇ、先生ったら。」
「い、いやいやそんなつもりはないよ。」

美神に言われてハッと気が付くや、ジュルリと垂れ晒した涎を飲み込む。
飲み込んだ音が、またなんとも汚らしい。
美化身は思わずのけぞったそこに、「きゃ!」と一瞬声が聞こえた。
ぶつかりかけたとこを振り向く美神の前には、薄桃色のミニスカを穿いた小竜姫。
しゃがんで60度上に首を傾けるだけでパンツが見えそうなぐらいに、フトモモが非常にまぶしい。
よく見ると、パンツにしみの跡がある。

「どこ見てるんですかナレーターさんっ!て、あれ…忠夫さんですか?」

口へ左手を宛がって少しばかり首をかしげる小竜姫は、一瞬気が付く。

「どーせ、また妖怪か何かに取りつかれているだけじゃないの?」

だが、あれは妖怪のレベルじゃないことに一瞬で気が付く小竜姫。
元はドリフターズのカミナリ族・・・もとい、神族だから、そのぐらいは一目瞭然だったのだ。
そして、マイト数も瞬時に読み取っている。

「・・・・645万7842.4779マイトもあります!
 離れて散ってください皆さん!」

この数値は、アシュタロスの約2.5倍である。
しかし、ここまで細かく読み取れるとはすごい物だ。
この反応に、その場にいた美神たちはギョッといっせいに忠夫のほうを見る。
忠夫に化けた宝樹は、見合せられるやすかさずキーボードを叩き上げてあるプログラムを忍ばせていく。
モニター画面には、WARNING!!と、ロゴが浮き上がって警笛が鳴る。
そして青色と赤色の二色にUAK内部が点灯する。

『ナイブニシンニュウシャアリ、ナイブニシンニュウシャアリ、ナイブニ・・・』

と、コンピュータ音声が同時に鳴り響きまわりながら・・・

『ナイーブニタイオウシテクダサイイイ!!』

などとコンピュータがボケるものだから・・・思わず、宝樹以外は思わず
シビビン、シビビン、シビビン、シビビイイィ〜〜〜〜ンン!
とコケの大ジルバを踊らされたのだ。
その瞬間を見逃さずに、キーボードを叩いてプログラムを起動させていく。
ヴン!
と、音を立てると、モニターから見える光景には黒色に透き通る球体が現れて町じゅうを覆っていく様が見えた。

ギュシャシュア、ギャギャワヤヤヤ

と、宝樹は不気味に咆哮をあげる。
同時に、大ジルバの終わった美神に向かって、手を触手の一本に変えて伸ばしていく。

!!!!!

美神は向かって伸びてくる触手を垣間見て神通棍を伸ばして斬り付けにかかった。
一瞬で神通棍に文字が浮かんだかと思いきや振り落とされる。
だが、棍は樹の触手前に止められたままびくともしない。
さらにニュルリ・・・ともう片方の手が6本の触手と化して美神を襲う。
神通棍を離して避けようとしたが、避けられない。
棍が、離れようとするどころか、重力波のようなものをかけられたままバキュームされて固定している。
まるで、アロンアルファで完全に固められたようで、身動きできないまま6本の触手に美神の体は巻きつけられた!

「くっ・・・!」

悲痛の雄たけびを上げるかのように堪えつつ、片目を思い切り閉じて苦痛の顔を見せて強引に離そうと力を込める。

「美神くんっ!?」

唐巣は片手を伸ばそうとした矢先、触手から繭のようなものが出てきて美神の体を完全に覆う。

『苦シメ・・・・・・!』

念波でそう語られたのかのように、UAKメンバーは感じ取った。
途端、繭はほどけて・・・美神の体がカネゴンの姿に変えられていた。

        ☆            ☆            ☆

「おーーーっほっほっほっほ、ほほほのほ!ザマー見ろよねえ。お似合いよ令子。」
「ヒュガモフガ・・・・・・・・(くそこのエミーーー!)」

ピートとエビふりゃー定食を外に食べに行って帰ってくる瞬間、異変を感じてエミは様子を見ていた。
モニターにWARNING!!が表示されたころからだ。

「それ言っちゃいけませんよエミさん。」
「いつもいつも意地悪されてんだからこのぐらい良いじゃないワケ。」

カネゴンの姿に変えられた美神は、途端に金を積み込んでいる全ての通帳を手にとるよう反応させられた。
欲望のとおりにしか動けないように宝樹に完全に操られていた。

        ☆            ☆            ☆

きゃーー!
と、ATM設置場所から声があがる。

「怪獣よーー!」
「カネゴンだぁアーーー!」
「逃げろーーー!」

金を下ろそうと列を作っている人たちは一目散に逃げ出していた。
その先には、割り込んだカネゴンが、金を無差別に降ろしまくって食べている光景がある。
胸に表示されている金額は、¥71,984,476,000
これでもまだ元に戻らない美神は、とにかく宝樹の意志で現金を降ろされているのだ。
相当の金銭的欲求不満が満たされないのが見て取れるだろう。

唐巣とピートは止めようと手段を考える。
だが、モニターの向こうで起こる球体化現象も気になっている。
場所は新宿副都心あたりで、すでにパニック状態である。

        ☆            ☆            ☆

「どうしたの〜〜〜忠夫君〜〜〜〜?」

人狼の村で通常の御飯をいただいている本物の忠夫・カオス・冥子・キヌの4人。
シロは、百円市で購入したキャットフード・・・いや、ドッグフード。

食べている最中に、一瞬ハッと妙に気配を察して御飯をこぼしたところ、
冥子がそのよう言って来た。

「・・・胸騒ぎがするんだ。」
「お主、御飯の食べ過ぎではないのか?」
「お前といっしょにするなっ!」

カオスは遠慮なく、躊躇いもせずおかずやら白米の御飯やらなんでもお代わりしている。
忠夫はというと、冥子のいい付けどおりに「4回目以上のお代わり禁止」を律儀に守って頂いていた。
というよりそばに、キヌ・・・いや、妻の冥子もいることだし。
その冥子は、忠夫にアーンとスプーンを差し出す。
悪いなぁと思いつつも、スプーンへ口を寄せて食べると冥子はまたも差し出す。
あまりのアツアツぶりに、シロはジヤリと視線をまわしている。

だが一瞬、美神のことを考え出した途端、御飯をこぼした。

「おやもったいないぞい。」
「・・・おっさん、みっともないから下に落とした飯を箸で掬うなよ!」

気配を感じたものの、のんびりと御飯を頂いているこのウルトラ5戦士。
次回、どういう展開が待ち受けるか、期待しよう。

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