ザ・グレート・展開予測ショー

オリジナル(16)


投稿者名:いたけし
投稿日時:(02/ 1/ 9)

これ終わったら、次はゆいが活躍するかな〜
メインヒロインなのに最近、影が薄いな〜
恋愛イベントはいつ起こる?


今日は休日、ゆいはGSの特別講師が来るので学校に行ってて家にはいない
家にいても姉さんの『いじめ』に合うので僕は商店街を歩いていた
ヒマだったので立ち読みでもしようと本屋へ向かったところ・・・
「よう、順一君」
と、声を掛けられた
男の人の声だ、僕は振り向き相手は誰なのか確かめた
「やあ、翔君」
そこにはつい最近知り合ったばかりの親友、皆月翔君が紙袋を持って立っていた
「順一君さぁ、ヒマ?ヒマなら電気店街に行っておもしろいもの見つけちゃったからさぁ、いっしょに試そうよ」
「いいけど、電気店街で買ったってことは、やっぱり電化製品だよね、じゃあ僕の家の来る?」
「いいの、よしっじゃあ行くいく」
僕と翔君は一路、僕の家に向かうこととなった
しかし、僕はこの時、翔君に会えた嬉しさで家にあの人がいるのをすっかり忘れていた

『翔君とドキドキウォッチング』(仮)

『翔君の災難』(正)

「へぇ〜、ここが順一君の部屋か、なかなか広いね」
僕は翔君を家に上がらせると僕の部屋に案内した
一応この部屋にはテレビやビデオなど、ひと通り置いてある、もちろんゲームなども
「それで、電気店街で何を買ってきたの?」
「それはねぇ・・・」
翔君が紙袋から何かを取り出そうとしたところ
「いらっしゃ〜い、どお、楽しんでる?」
いつのまにか姉さんがお菓子と飲物を持って部屋の中に入って来ていた
や・・・やばいっ、すっかり姉さんのことを忘れてた
なぜか、翔君は姉さんのこと『ぽぉ〜』と見てるし
ダメだ翔君、姉さんの見た目に騙されるな
「あら、初めて見る顔ね、順一のことよろしくね」
「あっ・・はっはい、僕は順一君の親友ですから、まかせてください、あっ僕は皆月翔って言います」
翔君は嬉しそうに返事をした
「じゃあ、ごゆっくり」
姉さんはそう言うと部屋を出ていった
でも、僕は見てしまった
姉さんが部屋を出る途中『いいカモを見つけた』と言わんばかりに『にやっ』と笑うところを
「君の姉さんは美人だねぇ〜」
翔君はまだ『ぽぉ〜』としている
やばい、ここは彼を現実に戻さねば
「翔君、これだけは言っておく、姉さんとは関わんない方がいいよ」
僕がそう言うと翔君の顔に?が浮かんだ
「なんで?でも君は良い環境で育ってるね〜、君の姉さんもそうだけど、ゆいさんもいるだろ、いいなぁ〜」
はぁ〜、でも性格がねぇ〜
「あのくらい美人だったら少しくらい性格が歪んでても、笑って許せるんだけどなぁ、僕といっしょに住んでる女なんか、もう最悪なんだから」
「いっしょに住んでるって同棲ってヤツ?」
へぇ〜、翔君って意外と大人だなぁ
「違う違う、う〜ん、上手に言えないけど集団上京ってヤツかな、そんなことよりこれこれ」
翔君は紙袋からアンテナの様な物がついた機械とちっちゃいレンズがついた機械を取り出した
「これ、って何?」
僕が質問すると
「へへへっ、大きな声では言えないけど、こっちのレンズがついてるのがカメラで、こっちのアンテナがついてるのが受信機」
「まさか、これって」
「そう、盗撮用のカメラだぁ、いや〜電気店街ってなんでもそろうね、二千円だったんでついつい買っちゃった」
「『買っちゃった』って、翔君それ犯罪だよ」
「ばれなきゃいいんだよ、ばれなきゃ」
良くない、良くない
「男ふたりで悪さするのも、親友だから出来ることだろ?まあ、やばいところまで行ったら消せばいいんだし」
しっ親友、この言葉にはどうも弱い、まあ翔君が暴走する前に僕が止めれば、翔君は犯罪者にならないか
「じゃあ、ちょっとだけなら、でもあまりに行き過ぎたときは止めるからね」
「はいはい、でどこに仕掛ける、これは電波型だからなるべく近い方がいいな、じゃあ君の姉さんの部屋とか」
「う〜ん、僕も普段なにをやってるのか気になるけど、やめておいた方がいいな」
「じゃあ、ゆいさんは?」
「今いないよ」
「今いないから、仕掛けられるんじゃないか、よし決定、ゆいさんの家を案内してよ」
僕は右手人指し指で窓を指す
「窓を、見ろって?まさかあの窓に映ってる家がゆいさんの家?」
コクコク、本当はやりたく無いんだけど
ゆいならいいか
僕たち二人は窓から進入しようと考えた
「あれ、なんでこの窓の鍵は壊れてるんだ?」
「それはウチの親の陰謀、直しても直してもすぐに壊すんだ」
「・・・・君の家って変わっているね」
「言ってくれてありがと、もしかしたらウチの家族が普通で、僕の方が変わっているのかもしれない、と思い始めてたところなんだよ」
僕の窓の鍵が壊れていると言うことは、もちろん日下部家当主の野望でゆい部屋の鍵も壊されている
泥棒に入られるとか考えないのか?
僕たちふたりは、やすやすとゆいの部屋に進入できた

「で翔君、どこに仕掛ければいいんだろうねって、そこっ!!いきなり暴走しない」
僕が翔君の方を向くと、どう見ても衣類の入っていそうなタンスの方へ翔君は向かっていた
「ギクッ!!あっ、いっ・・・いやだなぁ〜、順一君、僕がそんなことする訳無いだろ」
だったら、なぜ、こんな寒いとも言えるような日に汗をかいているんだ
「どうだか?もう僕がカメラは見つかりにくいところにセットしたから戻るよ」
無意識の内にかなりやる気になっている僕
「ええ〜、もうちゃっと女の子の部屋ってものを楽しませてよ、タンスに入っているもの眺めたりしてさ」
「あのね〜翔君、それじゃあ変態だよ、同棲じゃなくても、いっしょに住んでる女の人がいるんだろ、だったらその女の人の部屋で楽しめばいいじゃないか」
「いやだ〜、あんなの女じゃねえ〜、ババアだ〜」

「へ〜くしゅん」
「どうしたシリア、風邪か?」
「失礼ね、あたしはまだ22だよ」
「はぁ〜、なに言ってんだ?」

ゆいが帰ってくるまでヒマなので、僕たちはたわいもない話をして時間を潰すことにした
「へ〜、じゃあ翔君は最近親の都合でこっちに引っ越して来たんだ」
話によると翔君は親の仕事の都合で急に引っ越して来たため、手続きとかを済ますのに時間がかかっているらしい
「まぁ、親って言ったも育ての親なんだけどね」
「じゃあ、生みの親は?」
「・・・・・・・」
翔君は僕の問いに答えずうつ向いてしまった
「ごめんっ、悪いこと聞いちゃって」
「いいんだ順一君、僕の生みの親は死んだんだ、親父は僕が1歳の時、お袋は僕がまだ物心つく前に行方不明になっちゃったから顔も憶えて無いんだ、親父が死んだあと親父の親友のジンさんて言う人に育ててもらってるんだ」
「あっ・・・なんて言えば良いのやら」
「別に感想は言わなくてもいいよ、自分自身、話したかっただけだから、でもこんなことを話せるなんて、順一君は僕の生まれながらの親友かもしれないね」
翔君はそう言うと僕に向かって『ニィッ』と笑った
「僕も長い間いっしょにいる訳でも無いのに、こんなに話せるなんて男では翔君ぐらいだよ」
僕も笑って見せた
「あっ、そう言えば、前に順一君に会った時疑問に思ったんだけどさぁ、順一君て引っ越しとか・・・したことある?」
僕は、なんで前に会った時翔君はそんなことを疑問に思ったのか、疑問に思ったが答えることにした
「僕は小さい時からこの家で育っているよ、この家も僕が生まれる前って言うか、姉さんが生まれたころ建てたものだし」
「ふ〜ん(もしかしたら、こっちの世界にも僕たちのように霊力ゼロの人がいるのか?生まれつきとか、なにかの事件に巻き込まれたとかで、でもああっわからん)」
翔君の顔を見るとなにやら難しいことを考えて顔をしていた
『たっだいま〜』
ゆいの家からただいまの挨拶が聞こえる
「翔君、そんな難しい顔してないで、ゆいが帰ってきたよ」
そのことを聞いたとたん、翔君はさっき考えていたことなんか全て忘れたように明るい顔になった

チンチン〜
『ただいまお母さん、聞いてよ今日ね・・・・』
ゆいの家から、ゆいの声が聞こえる
ゆいが仏壇に向かってお母さんに今日の報告をしてるところだ
ゆいのお母さんは僕とゆいが中学に上がりたての頃に亡くなった
それ以来、ゆいは毎日お母さんに今日の出来事を毎日報告しているようだ

そんなゆいの報告を聞いていると、なんとなく自分たちの行為に罪悪感が浮かんだ
「ねぇ〜、順一君、やっぱり・・・やめない?」
「そうだね」
どうやら、僕たちは同じことを考えていたようだ
僕は受信機を通してゆいの部屋を映し出しているテレビを消そうと腕を伸ばした
「ちょっと、待ったぁぁ!!」
と翔君の声によって僕は伸ばした腕をテレビのスイッチを押す前に止めた
テレビ画面ではゆいが自分の部屋に入って来たところが、映されていた
「もうちょっとだけ、普段は女の子が何をしてるかぐらいは、ねっ」
どうやら、翔君の中では罪悪感と好奇心が戦っているのだろう
まあ、僕も気になるし、もう少しくらい良いか
僕の中では好奇心が勝ってしまっているようだ

つづく

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