ザ・グレート・展開予測ショー

プロレス学生(中)


投稿者名:二エー
投稿日時:(02/ 1/ 8)

リング上で睨み合った後、それぞれのコーナーに戻った二組を尻目に銀二がルールの説明を行う。

銀二「・・・なお、ご存知の通り、試合の公正な進行の為、リング上での一切の霊力の使用は禁止となっております。万が一発覚した場合はファイナルマッチ用特別ジャッジの小竜姫様に、問答無用で『お仕置き』をする権利が与えられております。その他の反則は3カウントまでとし、リングアウトによる制限時間はありません。」

青コーナーの横島から大量の冷汗が吹き出る。

愛子「これは随分厳しいルールの設定ですね!おキヌさん!グレート・タダ選手にはやりにくい展開となりそうです!」

おキヌ「ええ、ですが何が起こるか解らないのがプロレスですからね・・・グレート・タダ選手のクレバーさに期待しましょう。」

説明を終えた銀二が嬌声を背にリングを降りる。代わりに、ジャッジの小竜姫が中央に進み、両コーナーの始発の選手に出てくるよう目で促す。それに答え、赤コーナーからはピート、青コーナーからは横島がそれぞれ嬌声と怒号を背に進み出る。

小竜姫「イイですね、ルールは先程説明した通りです、くれぐれも公正に、元気良く、学生らしく戦ってください。・・・でないと、解りますね?」

その半分脅しの説明を中央で睨み合いながら聞く二人・・やがてピートがフッとさわやかに笑み崩れ・・横島に右手を差し出す。

ピート「横島さん・・・貴方とはこうして戦う事になってしまいましたが、やるからには僕も手加減しません。お互い全力で、正々堂々と戦いましょう!」

愛子「あーっと、ピート・ザ・ファンク選手!この場にいたってもなんという好青年振りでしょう!・・おキヌさん、しかしこれは・・・」

おキヌ「ええ、タダ選手にこういうものを求めてはいけませんねー、危険です。」

少しの間その手をじっと見ていた横島だが、やがてニヤリと悪魔の微笑みを浮かべ・・その手を握り返す。

ピート「横島さん・・やっぱり解ってくれたん・・・」
横島「フシュウウゥッ!!」

ピートの右手を掴んだまま横島が何かをその顔面めがけて吹きつける!!同時にゴングが会場に鳴り響く。

愛子「こ、これは・・・」
おキヌ「ええ、タダ選手お得意の『毒霧』攻撃です!!」

毒霧(じつはただの食紅、だが目に入ると超痛い。)をまともに浴びたピートがよろめく。
ピート「よ、横島さん!!あなたって人は・・」
横島「フッシャアアアアッ!!」
横島がそのまま飛び上がる!!

愛子「流石です、グレート・タダ!!相変わらずの腐り様!!おおっとさらにタダ選手、そのまま・・・延髄切りです!!伊達選手のお株を奪う延髄切り(相手の後ろ首に向けて飛びげりをかます超危険な技だ。良い子はマネすんな!)をよろめくピート選手に見舞いましたあああっ!!ピート選手、ダウン、ダウンです!!!」

横島は倒れたピートをフォールするかと思いきや・・そのままその両足を開き・・付け根に向けて、足を振り下ろす!!!女性陣から悲鳴が上がる。

愛子「さらに、さらにタダ選手、倒れたピート選手に向けて釣り鐘ストンピング(説明は省略させていただきます。)です!!ピート選手、これは堪りません!!吸血鬼でも同じ男!!痛いものは痛い!!転がります!左右に転がっております!!!一体誰がピート選手のこんな姿を予想し得たのでしょうか!?・・・おキヌさん、どう思われます?」

おキヌ「え、ええと、その・・・」

「なにすんのよおおおっつ!!この鬼畜!、変態ッ!」
「ピートのはアンタのと違ってちゃんと使い道あるんだからねえっつ!!」
「死ねッ!しんじゃえ―ッツ!!」
女性陣の様々な罵倒にも平然と顔を向け、舌を出しながら親指で首を掻っ切る動作をする横島。・・いや、そこにいるのはもはや横島忠夫ではなく『グレート・タダ』と言う名の一輪の悪の華であった。

愛子「おおっと、見かねた小竜姫様が注意に入ります・・・しかし、おキヌさん、タダ選手の今までの行為は許されるんでしょうか?」

おキヌ「ええ、全部3カウント以内ですので反則負けにはなりません。」

愛子「プロレスですね・・・」
おキヌ「ええ、プロレスです。」

小竜姫「・・・いいですね?今度やったら反則負けにしますよ?」
嫌味な笑顔でそれにコクコクと頷く横島。

雪ノ丞「ピート!今だ、コーナーに戻って来い!!タッチだ!」
それを聞いて転がりながらコーナーに戻るピート。

雪ノ丞「まったく・・だからあの野郎には気を付けろって言ったんだ。あいつは普段の横島じゃねえんだよ。」
ピート「そ、そうですか?むしろ地って気が・・ともかく後はお願いします!!」

雪ノ丞「おうっ!まかしとけっ!!」
タッチを受けた雪ノ丞が飛び出し、そのまま横島に向けて一直線に走り出す。

それを見た横島が懐を探りだす!!(この場合の懐とは・・・聞きたい?)

雪ノ丞「させるかよっ!ダアアアアッツ!!」
左手で横島の頭を掴んだ雪ノ丞がそのまま右拳を連続で振り下ろす!!両手を懐に突っ込んでいる為モロにその打撃を受けた横島が仰け反る。仰け反ると同時に懐から出そうとしていた栓抜き(王道かつベタベタな反則用アイテム、これで相手の頭をシャクシャクとやる)が宙に舞う。

愛子「おおっとアントニオ伊達、火を吹くようなナックルアローです!!グレート・タダ、これは堪りません!!流血させるつもりが逆に流血させられております!!おキヌさん、これは・・」
おキヌ「ええ、今日び誰も使わないような反則を見ぬいた伊達選手の慧眼にただただ感心します!!」

雪ノ丞「天国のママッ!見てるかアアッ!俺は今、輝いてるぜええっ!!」
ひとしきり客を引かせる絶叫をした雪ノ丞が早くもとどめの体制に入る。ふらつく横島をとらえ、隣に並ぶようにして首と足を締めつけるあの王道技、「コブラツイスト」の形に持っていく!!

愛子「伊達選手早くも決めの体制に入るようです!!おキヌさんこれは・・」
おキヌ「ええ、地味ですが効きますよ。アレは・・・・」

果たして横島はこのまま成すすべも無くマザコンラフファイターにマットに沈められてしまうのか?そして今回ひと文字も出てこなかったタイガーに活躍の機会はあるのか?

次回、汗と涙の最終回(書いてて自分でもキモい)!!



・・・つくづく下品で、申し訳無い。

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