ザ・グレート・展開予測ショー

あの日の君に…(3)  →横島×美神派の方に捧げます


投稿者名:ニコのり。
投稿日時:(02/ 1/ 7)

***あの日の君に…(3)***
 話によると、蛍は生まれながらに人の心が読めるという能力をもっており、その力を悪用しようとする両親のもとから逃げ出してきた…ということらしい。
 見れば見るたびにルシオラに似ている蛍。
 そんな蛍を忠夫に見せるのは、令子にとっては複雑だった。
 蛍の話を聞きながらもちらちらと横目で忠夫の顔をうかがっている。
 忠夫の視線は、やはり蛍の顔に向いていた。
 話を聞いているから、というよりも、やはりルシオラに似ているから…という感じなのか。
「わたし疲れちゃった。ベッド借りていい?」
 蛍はすくっと立ち上がってあくびをした。
「ああ、そこの部屋使っていいわよ」
 と、令子も立ち上がって、たしか4部屋ある寝室の一室を指差した。
「じゃあ借ります。オヤスミナサイ」
 蛍は部屋へと入っていった。
「さて、わたしたちはどうする?」
 座ったままの忠夫に問い掛けた。
 返事はない。
「ん?アンタの分際でわたしをシカトするの!?」
 令子は冗談っぽく忠夫のYシャツの襟をつかみかかった。
「令子…。蛍のことだけど…」
 ふとつぶやく忠夫。
「ウチで、働かせてやらないか?」
「え…」
「心が読めるんだから敵の行動も考えていることも読めるかも知れない!だから…!!」
 真剣な忠夫の表情に、令子の胸が痛んだ。
―――――るしおらニ似テイルカラ?
 喉まででかかった言葉を飲み込んで、
「そうね。お金にも困ってるみたいだしね…」
 心の奥でため息をついて、見かけでは強がってみた。

「ホント!?いいの!?」
 翌日。
 両手を合わせて喜ぶ蛍。
「時給は…6…いや、500円でどう?」
 あくまで値切ろうとする令子。
 苦笑いする忠夫。
「部屋は用意するから、住み込みで働いてもらうよ」
「うん!わたしがんばるわ」
 そして、晴れて蛍は美神&横島除霊事務所のアシスタントになった。
******つづく******
あけましておめでとうございます。いつもコメントありがとうございます。嬉しい限りです…。
じつに19日ぶりの投稿です。しかも短いです。
ほんとスイマセン。あと2回で完結の予定です…。
これからもよろしくお願いします。

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa