シロ誘拐事件(その3)
投稿者名:ガーディアン
投稿日時:(02/ 1/ 1)
黒犬はうろたえていた。なぜなら横島にシロを探してほしいと言われたからだ。確かに横島の召喚にシロに会えると思い喜び勇んで来てみれば、シロがいなくてがっかりしたが、まさか横島からシロを探してほしいなどと言われるとは夢にも思ってなかったのである。
「お、俺のシロがどうかしたのか!!」
横島の胸倉を揺さぶりながら尋ねる黒犬。狼狽のあまり自分が言った言葉に気づいていない。
「俺のシロとはなんだ、俺のシロとは!」
「そんなことはどうでもいい!!俺のシロがどうした!」
「・・・誘拐された。」
横島にとってはどうでもよくないことだったが、正直に答えた。そして横島の正直な答えを聞き黒犬は、
「なに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ムンクの叫びのごとく叫んだ。
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「俺のシロが俺のシロが俺のシロが俺のシロが俺のシロが俺のシロが俺のシロが・・・・」
シロが誘拐されたと聞いてショックを受けたのか、何やらブツブツ言っていた黒犬がおもむろに顔を上げ横島に宣言した。(このとき黒犬の頭には怒りと同時に横島なみの煩悩がうずまいていた。)
「よ〜〜し!シロはこの『犬塚シロファンクラブ名誉会長』黒犬が責任をもって探しだそう!」
「「「「いぬづかしろふぁんくらぶめいよかいちょ〜〜〜う〜〜〜〜!?」」」」
黒犬の心強い一言だったが、美神たちはそれよりもこっちのほうに驚いた。
そう、この黒犬(♂)は何を隠そうシロの熱狂的なファンであった。シロの一日の行動をつぶさにビデオカメラやデジカメなどに撮影し、自らが作ったシロファンの為のホームページに出していたりなどしていた。はっきり言ってストーカーである。だが、それゆえに名誉会長になったのであった。
「ふっふっふっ。どこのどいつか知らないが俺のシロを誘拐するとは身の程知らずな奴だ。探し出して叩きのめしてやる!!」
黒犬は怒りと横島なみの煩悩のあまりアドレナリンやエンドルフィンなどの脳内麻薬が多量に分泌し・・・きもちよ〜くイッちゃていた。
「シロー!!この俺が風よりも、音よりも、光よりも早く探し出して助けてやるからなーーー!!!」
黒犬はドップラー効果を残しながら駆け出し、一瞬のうちに美神たちからは見えなくなってしまった。その早さは小竜姫の超加速したときの速さに匹敵するぐらいだった。
「・・・横島君、本当にあれ役に立つの?」
「・・・たぶん」
駆けだしていった黒犬に不安を覚える美神と横島であった。
「で、でも黒犬さん駆けだしていったし、すぐに見つけてくるんじゃ」
「私には暴走してるようにしか見えなかったけど」
「・・・・」
おキヌがフォローを入れるが、タマモの正直な意見に返す言葉がでないおキヌであった。
「まあ、いいわ。私たちの方でもシロを探しましょう。」
「えっ、手がかりも無いのにどうやってですか?」
美神のもっともな意見に尋ねるおキヌだったが
「手がかりになりそうなのはあるわ。」
「「「えっ」」」
美神の言葉に3人は驚いた。
「タマモ。あんたにおいなりをくれたおばあさんがどこにいるかわかる?」
「においを探せばわかるけど・・・」
「どうしておばあさんを探すんですか?」
「簡単なことよ。シロがさらわれる間じゃまなタマモを足止めしていたのは誰か・・・そうおいなりをくれたおばあさんと言うことよ。」
美神の言葉に「そうかなあ」と疑問に思うおキヌに対して、タマモは
「そんな!おいなりさんをくれる人に悪い人はいないわ!」
と、反発する。「それもどうかなあ」とおキヌは思ったが美神の次の言葉に慌てることになった。
「そんなもん、そのおばあさんを尋問(拷問)すればわかることよ!」
この言葉の尋問の部分の裏に隠されている言葉を横島たちは正確に見抜いたのだった。
「ちょっ、ちょっと美神さん」
慌てて止める横島たちだったが、シロがさらわれたことで万が一のことがあったら、長老から隠し財宝の在処を教えてもらえなくなるということで、美神もまた焦っていたのであった。そんな美神を横島たちが止められるはずもなく、
「横島君!!あんたはここに残って黒犬が帰ってくるのを待ってなさい!さあ、タマモ!おいなりをくれたおばあさんのとこにいくわよ!!」
タマモを引きずっていく美神。その後を追いなんとかやめさせようとするおキヌ。後にには横島ただ1人が残されたのだった。
一方そのころ黒犬は・・・・日本を飛び出し、日本海を駆け抜け(途中、怪しい船に激突し沈没させたが、シロのことで頭がいっぱいの黒犬は気づく様子もなかった。まあ、どっかの国の工作船だったので作者も気にしなかったが)大陸に渡ったのだった。
つづく
予告
なぜか大陸に渡った黒犬はシロの手がかりを求め大活躍(大暴走)!
今までの
コメント:
- まずは新年あけましておめでとうございます。これからもここに来ますのでよろしくおねがいします。
今回の作品はいっきに最後まで書いて出したかったのですが、間に合わず3話までとなりました。残りもできるだけ早く投稿しようと思います。
この作品を読んで面白がってくれるとうれしいです。 (ガーディアン)
- あけましておめでとうございます。
さすが名誉会長!正月早々突っ走ってますね(笑)。
私もシロファンなので頑張って欲しいです。
ただし北O鮮には気をつけてくださいね(笑)。 (ねずみの尻尾)
- 黒の旦那が泣いて喜んでいる姿が・・・。 (トンプソン)
- 「ウオォーン!!! どこだぁぁぁっ!! シローーーーーっ!!!!」(ただ今万里の長城を縦断中) (黒犬)
- ↑ああっ、お兄ちゃん、そっちはインドだよっ(何故)
あぁん、そっちは南極だってば(だから何故) (猫姫)
- トン「ぶるぅ。正月早々万里の長城に来るなんざぁ、自殺行為だなぁ、サムイサムイ」
黒犬「ウオォーン!!! どこだぁぁぁっ!! シローーーーーっ!!!!」
トン「目の錯覚かな?犬の旦那が!??」
猫姫「↑ああっ、お兄ちゃん、そっちはインドだよっ」
トン「正月早々、てぇへんな兄妹だな、あけましておめっとさーん」
おそまつ!! (トンプソン)
- 黒犬さんが出演するGSフィクションもこれで3作品目ですね。(一つはボクの作った同人誌に連載中のシリーズ(宣伝、宣伝♪)もう一つは謎のHPで)
ボクもガーディアンさんに負けないように何か書かなくちゃ。 (ぱっとん)
- 黒犬さんファイト!!(すでにシロを探し求めて世界中を回っているけど(笑) (G-A-JUN)
- ああっ、黒犬さんっ!そっちはダメだってっ!
空爆がっ、空爆中なんですってばっ!! (みみかき@今夜のBGMはVAN HALEN♪)
- ↑×4 中国の正月は来月だから大丈夫(何が)。
↑×3 なんとも気に成る事がちらほらと。むう。
タマモさんのお稲荷さんに懸ける情熱が素晴らしい。『白い狼と〜』でもこれを使えば案外楽勝で和解できたかも(笑)。 (Iholi)
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