ザ・グレート・展開予測ショー

シロ誘拐事件(その2)


投稿者名:ガーディアン
投稿日時:(02/ 1/ 1)

光の中から現れた黒い犬?のようなものは辺りを見回すとあからさまに落胆し、しっぽを振るのをやめ、ものすごく不機嫌となった。

「なんなのこれは?横島君」
「さあ〜」
「さあ〜って、あなたが呼んだんでしょう。」
「え〜とですね。実は・・・」

 横島の話を整理すると、横島は修業で文殊を最大5個同時に使うことができるようになり、今回の件では文殊を3個使い、そのうち2個は「召」・「喚」の文字を、残り1個は呪文を並行して使うことにより横島の前世たちやコピーしたときのアシュタロスの知識の中から横島の望みをかなえるのに最適な者を(文殊がかってに)選び、その者の象徴(紋章、マーク、記号、印など)を文殊にだしその者を呼び出すのである。ただし、横島が任意に出すわけではないので何が出てくるかは横島にもわからないのである。

「・・・と、いうわけなんです。」
「まるでパル○ンテみたいね。」
「ええ、まあ」
「で、これ役に立つの?」
「・・・たぶん」


「え〜と、よく来てくれたね。俺の名は横島って言うんだ。君の名は?」
「・・・・黒犬」

 横島が名乗ったせいか、その黒い犬?のようなものも名乗り返した。ただ、それを聞いたおキヌの何気ない一言が黒犬と名乗った者の心をえぐった。すなはち、

「えっ、犬だったんですか!?」

 ピキッ、凍り付く黒犬。

「・・・い、犬に見えなきゃ何に見えるってんだ!」
「え〜と、猫。」

 怒鳴った黒犬の言葉に正直に答えたおキヌの言葉がさらに黒犬の心をえぐる。

「ぐぐぐ〜、ど、どうせ俺なんて猫に見てるはんぱもんの犬だよ!ど〜せ、俺なんて姫のペットとして周りから見られてるよ!!人権?だってとうの昔に消滅してるよ!!!」

 黒犬は滝のような涙を流しながら魂の叫びをあげた。

「あうあう」黒犬の叫びにオロオロするおキヌ
「・・・・」黒犬の叫びにあきれる美神とタマモ

「わかる!わかるぞ〜!!黒犬。俺だって美神さんから奴隷扱いされてるし、人権だって剥奪されてるし、俺の生殺与奪の権利さえ美神さんに取られてるんだ!!!」

ただ1人黒犬の滝のような涙と魂の叫びに共感したのは横島だった。横島は黒犬を同類と見たのだった。

「わかってくれるか!兄弟」
「わからいでか!友よ」

 ガシッ、と抱き合う2人。こうして2人の間に友情が芽生えたのだった。
                                   おしまい。



 ドカッ! バキッ!

「バカなことやってんじゃないわよ!」

 2人の頭を神通棍でどついたのは言わずと知れた美神だった。

「そ、そうでした。」驚異的な回復力で起きる横島
「いててて。」黒犬も誰かさんのおかげで耐久力は並々ならぬものであった。

「で、何の用なんだ。横島」
「実は探してほしい奴がいるんだ。」
「探してほしい奴?」
「シロといって人狼の・・」

 横島の言葉を遮り黒犬は叫んだ。

「俺のシロがどうかしたのか〜〜〜!」

「「「「俺の?」」」」

 つづく
 予告
 なぜ黒犬はシロという名に過剰に反応したのか?そして黒犬はシロを探すのに本当に役に立つのか?なぞだらけだが次回あきらかに

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