過去の出来事・・・人狼の里(3)
投稿者名:G-A-JUN
投稿日時:(01/12/28)
傷が治るまで狩りに行かなくなった犬飼は一冊の本を他の人狼たちから隠れて読むようになった。
その本は先祖が書いたものだった。
犬飼は、すでに自分だけであろうとも人間に復讐をすると誓っていた。
その方法を考えていた時、ちょうどこの本を見つけた。
先祖も人間に復讐を考えていたはずなら何か方法が書かれていると思いすぐに読み始めたのだった。
その数日間の間に犬飼を含めたこの里の人狼全員がシロの手から出されている霊波の固まりに驚かされていた。
手から出せれていたものは、まだ小さな球体のようなもので、刀とは呼べないが、紛れもなく霊波刀だった。
犬塚が犬飼を助けに行った日に、犬塚が帰ってきたときに、
「見てくだされ、父上。拙者も霊力が使えるようになったでござるよ!」
と、シロはそれを見せた。
「シ、シロ!それは、霊波刀ではないのか!?」
その瞬間、犬塚は驚いた。
「え?「れいはとう」と、言うんでござるか?父上」
「まだ完全ではないが、すごいことだぞ!シロ」
シロは意味は良く解らなかったが、父に誉めてもらえたと言うことは良く解りしばらくの間ずっと喜んでいた。
後に長老の話によると、もともと霊波刀を出せる人狼は数少ないらしく、その年で霊波刀を作れるなら成長して霊力が高くなれば時期に充分なものになるだろう。
まぁ、本人の集中力しだいじゃ。っと、長老は喜びが感じられる笑いでついでに付け足した。
犬飼はシロの霊波刀を見て焦った。
今はまだ、たいしたことはないが、シロはとてつもないものを秘めているとすぐに感じ取った。
必ず父子揃って自分に敵対する時がくると考えてた。
「何故だ!!」
激しい怒りが込み上げてくる。
「拙者は狼の自由と野生を取り戻すために人間たちを滅ぼすのだと言うのに何故やつらは拙者の考えを理解しようとしない!!」
これまで溜まっていたものを一気に出そうと叫んでいたが、叫べば叫ぶほど余計に溜まっていた。
「先代の者たちは何故、行動を起こさなかったのだ!!ここにいるやつらのように今は互いに共存しあえているなどと戯れ言を抜かし人間に対して牙を向けることを恐れていたのか!!挙げ句の果てにこの土地にいる普通の狼を人間たちに滅ぼさせてしまったではないか!!それでも尚もこうして互いに共存していると長老は抜かすか!!」
犬飼の感情は自分の意志で安定しようとはしていないようだった。
やがて自分自身が今まで叫んでいたことから、殺意に満ちた答えを見つけだせることにより高ぶっていた感情が安定し始めた…があくまでも「表面上」でだけであった。
犬飼が自分で見出せた答えとは、基本的に自然界の掟と言われている弱肉強食のようなものだった。
ただ、その大きさが違った。
自分たちに刃向かうのであれば、二度と刃向かうことがないように完全にその種族を滅ぼすと言う意志だった。
だが、今は自分と同じ種族の者が、今自分たちを危険にさらしている相手を庇うように敵対しようとしているのだった。
しかし、今の犬飼は完全に感情が高ぶりきっているため、例え自分と同じ者でも邪魔をするのならば、それは敵であると判断し始めていた。
やがて、犬飼は自分の敵を改めて把握し、敵を一掃するための方法を考え始めた。
___(4)に続く___
・・・今回もあまり話が進んで無いなぁ……
え〜っと今回はシロが霊波刀(?)出して、ポチが自分の考えを出したってとこだけかな?
まぁ少しペースも上がったしそれなりに良かったです。
……近い内またいつもの衝動に素直に駆られてみようかなぁ?(自爆することは間違いないけど・・・)
今までの
コメント:
- う〜ん、やっぱ今回もいつもより短い気が・・・
とりあえず、また徐々に書けるようにしていこう・・・
皆さんいつもありがとうございます。
これからコメント返しをします。 (G-A-JUN)
- ねずみの尻尾さん
どうも、初めまして。
前回は早々のコメントありがとうございます。
一応今回の話は犬飼とシロが人間界に行くってところまでを書くつもりです。(多分それ以後は18巻を…かな?)
だから、ポチが八房を・・・(奪ったのか手に入れたのかまだ考えてません(爆)どうするんだろう?
とにかく、まぁそこら辺は多分終わりの方な気がします。
コメントありがとうございました。 (G-A-JUN)
- こういう、歪みを内包したキャラをみると「なんてロマンチックなのかしら」と
思ってしまう…とにかく犬飼がずぶずぶ壊れていく感じが出てて巧いと思いました。
弟子にしてください (ダテ・ザ・キラー)
- Iholiさん
今回はシロが霊波刀を使えるようにしましたが、ひょっとしたらこれが些細なきっかけになってるように思えてきました。
Iholiさんに教えて貰ったようなことも取り入れることができるようにしたいと思います。
・・・そして今回は男が1人で………
あ、コメントありがとうございました。 (G-A-JUN)
- あ!ダテ・ザ・キラーさん、コメントありがとうございます。
あぁ、やっぱ犬飼は壊れてきてるんだ(喜 …なんか違う気が・・・まぁいいや)
それより……で、弟子にしてください・・・って(汗)
いや、ボクには絶対務まりませんから
とりあえず、コメント返しは次回に必ずします。 (G-A-JUN)
- いたけしさん
もうクリスマスも過ぎましたが、流石にそんな女(ひと)いませんよ。(返答が遅いですね。)
やっぱまだ久々なんで徐々にまた慣らして(書けるように)いきたいと思います。
・・・とりあえずもう少し長く書けるようがんばります。
コメントありがとうございました。 (G-A-JUN)
- ダテ・ザ・キラーさん
今回入れてもらえたコメントは次回に返します。
アイヌっぽい思想ですか?(白状しますと前回のあの考え方は人狼も狩りをして動物を殺している(と思います)んでそれで人間だけが殺して怨念が憑くのなら人狼も同じ様なのでは?・・・って考えて結果、勝手に自分で辻褄合わせに考えたことだったんですけど………(汗)
実際あまりそういう風な思想とかは全然知らない人間なんですけど(汗も出しすぎて出なくなりました。)
あ!えっと、とりあえず、コメントありがとうございました。 (G-A-JUN)
- ジャムカさん
いや、ボクもダテ・ザ・キラーさんのところのコメント返しで言ったようにそういう話は全然知らないです。
やっぱこういうところも学んだ方が良いんですよね。
コメントありがとうございました。 (G-A-JUN)
- よかったな、シロ!
でも刀の強化は
牛丼をめぐる争いで横島にどつかれるまでお預け (ペス)
- そーですよねー…… 正義と悪の争いってのはこの世には絶対ないんですよね……
正義が他の正義を圧殺して、争いは終わるわけですから……
犬飼の正義と、村の人狼たちの正義の対比が良かったです。 (ロックンロール)
- どうもご無沙汰してました。この過去編・・・いいですね。
自分的には大きな力に圧殺されまいと必死にあがく犬飼に少し同情はいったりします。
ただ・・・手段を間違えてはいけませんよね。一番短絡的な方法を選んでいては物事は好転しませんから。
何か・・・イスラ〇ルとパレ〇チナの対立の構図を思い浮かべてしまいました。
(やばい、年末に何暗い事言ってんだろ、自分) (二エー)
- 正義と悪は存在します
だれの心にも正義と悪はあるから
正義は悪を倒し、悪は正義を倒そうとする
正義となれなかったものは悪となります
じゃあ何が正義と悪を分けるのか
それは多数決です、より人数をより支持を集めたものが正義となり、その反対勢力が悪となります
ここでおかしいのは悪となったものは悪の心の割合が大きくなっていきます、そしてその心はいつしか悪に満たされるのです、だから正義と悪に二分割せず、そんなこと考えなければいいんですけどね
う〜ん、この話の最後あたりは犬飼と犬塚(パパ)の対決でしめられそうですね (いたけし)
- 登場人物が互いに抱きあう感情のせめぎ合いが密になってきて、益々面白くなってきましたね。シロの一件に対する犬飼の焦りが、そして彼が読んでいた謎の書物が、どのような展開を導いていくのか……またまた目が離せません。
ま、僕のコメントは参考までに……お目汚し失礼しました。 (Iholi)
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