ザ・グレート・展開予測ショー

全国除霊道派選手権!!! (予測のための過去ダイジェスト 〜死津喪キヌ(その5)〜)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/12/26)

次の日の、アーサー!

「おまえら何やっとんじゃ?」

カオスの声で目を覚ます、真っ裸の樹鵺と陰陽道の服を着た導師がいた。


      ☆            ☆            ☆

〜〜 説明 〜〜

樹鵺は、死津喪キヌの本当の名であった。
幽霊化している間、記憶が断片化していた為、名を「キヌ」としか知らなかった。
その後、連載当時は氷室家に引き取られて「氷室キヌ」となったのは言うまでもない。

高嶋盟信導師は、横島家の大先祖にあたる。
六道志乃は六道家1×代目の陰陽師。これまた冥子の先祖であり、高島同士とは陰陽同士で気があった。
連載時、冥子のレベルと横島の子供をあやすレベルがほぼ一致して伊野と一致するのは、このため。
このオリジナル設定は、何れもGS協会発行の『ゴーストスイーパーの秘密』をヒントにしている。
この本を古本屋で見かけたら熟読してみよう!面白い発見があるぞ!

      ☆            ☆            ☆

草木に囲まれた樹鵺の家の庭園。
短い草が生え渡り、外れには井戸が構えられている。

井戸の横には、「導師さまぁ〜〜〜」とむにゃむにゃと寝言を言う志乃の姿がある。
志乃は寝顔はかわいいのだが、連れている13神将が非常に厄介である。
特に、13匹目の式神・ダイダラホーシは、時空を守るセーラープルートのような存在。
暴れだしたら、別の歴史まで影響を及ぼす可能性大なわけだ。

導師は、ビビビビビビ・・・・・と樹鵺に平手打ちを喰らいまくっている。
まだ寝ぼけたままの樹鵺にしては、羞恥心と同時に秘密を知られたことが悔やんでいるかのような表情をしている。
気が済むまで打ちつづけたあと、導師は頬が腫れ上がったせいで普通の声が出せない。
見た罰が覿面したといってよいだろう。

しかし、不幸なのはそれだけではなかった。
その光景を700歳代のカオスが見つめるほか、村人たちがじとりと不審な眼を向ける。
何故なら、樹鵺が服を着ないまま平手打ちを繰り返したまま、まだ寝ぼけていることだろう。
ジィと良く両性具有性器を観察する高嶋。
カオスもその場面を見たわけだが、カオスにしてみれば珍しい事なのでサンプルにでもしたいという意識も有った。
だが、今はそんなことを言ってる場合ではない。

村人たちに両性具有を知られた時点で、さらに特別扱いをされることが心配されたが、
化け物扱いをした時点で、樹鵺の能力が再び暴発されることも有り得る。
この思いは隠せなく、樹鵺のハァトへ刺さりこんでいく様をはっきりと見た。
嫌がって目を閉じているのだ。

その眼に比例してどずぅぅん、どっっずぅぅぅんと空中から稲光が次々と舞い降りる。
村人たちは恐れるばかり。
けども、騒ぎ立てるどころかジトリと「追い出したい」という意思も込められた怖さの視線を送りつける
以外に他の行動はしない。
もういやだという思いが、重いとして樹鵺へ襲い掛かる。
村人には耐え切れないかもしれない。

次なる樹鵺から発せられる能力は信じられらなかった。
草木が石化している。
普通なら干からびるはずが、意思のように硬直化して、村人の足を固めていく。

「止めるんだ!」

導師は一言漏らすと、樹鵺はびくりとして「私じゃないです」と言わんばかりの眼をする。
この時、漸くして志乃も目覚める。
だが、体が動けない。
草木が、動きを邪魔するかのように硬直して固定させている。

何も言えない。
村人に迷惑をかけたくないとの一言も言わない。
沈黙したまま。
何もしゃべる気配はなく、次々と体から別の能力は発する。

「止めろといってるんだ!樹鵺!!」

志乃は導師の言葉を聞くなり、アドバイスを促す。
声で威嚇するのではなく、優しく包み込むように言わなきゃと。
が、これを曲解した導師はというと。

      ☆            ☆            ☆

「樹鵺・・・・俺じゃだめか?」
「え?」

ふと、能力が止むなり樹鵺は振り向く。
思わず導師の発した言葉が・・・告白のように捉われたのだ。

「さぁ、俺に惚れろよ!」

今度は、樹鵺のハァトへ導師のこの言葉が突き刺さる。

「俺に惚れれば、そんな今までの心配なんかない。」
「盟信〜〜〜」

志乃は、思わずその言葉を樹鵺同様に受け止めている。
だが、志乃に言っているわけではない。
訛らずにストレートに伝える。
それが樹鵺の能力を許容し中和させ、今の状況を打破するのには最も効率の
いい方法であるがゆえだが、今は村人の真前なのだ。

「俺に惚れてしまえ!そして約束しろ!
 仮に数百年という時間をかければ、きっとその頃にはおまえの能力も体になじむさ。」
「そうじゃな。」

      ☆            ☆            ☆

カオスが話し掛けると同時、樹鵺の能力が停止するのを見とどける。
草木も元に戻り、樹鵺は半分乾きかけた体に着物を羽織る。

そしてここで、本家本末のカオスの出番が来た訳だ。
カオスの魔法科学をもってすれば、恐らくや今の能力を保存したまま『悪の気』をかなり激減できる。
その術を、カオスが今まさに気が付いて参上したというわけである。

「にしてもな、導師、お前が樹鵺に告白するとはナンセンスじゃな。」

トタトタ・・・と、飛び移った廊下を歩き始めながらカオスは言う。
そのカオスの余計な一言が導師に刺さる。
何故なら、導師には、既に女華姫という愛人がいるのだ。
しかも、女華姫の方から導師に告白したそうだ。
それはおいといて・・・

「っふっふっふ、腕が鳴るワイ。漸く設計のためのめどが立ったところなんじゃ。」
「本当〜〜〜〜?」

志乃が尋ねるなり、懐から朝方書きかけた設計図を手渡される。
何も、カオスがいくら天がける才能を持つからといって、即興でマシーンを作るなどという芸当をするわけない。
こういう人物こそ、着実に物事を進める・・・という作業をこなしていくのだ。
出来上がった作品に、どこかに必ずや欠陥があることは別としてもだ。
天才とは孤独でかつ大変なのだ。

「これはじゃな、女華姫・・・じゃなかった。樹鵺の肌を丁寧に包みあげながら、魂を『基本性格的精神』と
 『能力的精神』の2つへ分け与えるものとして設計した。
 コロンブスから受け取った卵の黄身と汁という成分から気づいたぞい。」
「コロンブス?」

ここで、志乃が素朴に話し掛ける。

「ああ〜〜〜。コケた女華姫のことね〜〜〜〜!」

シビビン、シビビン、シビビンビイィィ〜〜〜〜ンン!
思わずコケのジルバを飛びながら踊りまくる高嶋とカオスの2人。

「こぉりゃ冥子・・・じゃもく、真面目にやらぎゃ志乃!」
「それは『転んだブス』じゃろおーーが!」

・・・・・・・・・・・・
はっきり言って、先行き不安の3人である。
次回、ついに連載時とのつながりがはっきりと見える。
年明けまで画面前で待とうね、皆さん!

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