ザ・グレート・展開予測ショー

過去の出来事・・・人狼の里(2)


投稿者名:G-A-JUN
投稿日時:(01/12/23)

「早く里に戻るのでは無かったのか?何をしている、犬塚」
「先程かけられなかった分のわずかな情けだ。」
犬塚は刀を抜き霊力を伝わらせて、それを地面に突き刺し、霊力の出力を瞬間的に高めて土中に小さな爆発を起こし地面に穴を開けた。
そして、ハンターの死体をその穴の中に安置した。
本心としては、この男にも家族がいるかもしれないと、人間が発見できそうなところまで運びたかった。
しかし、それがきっかけとなり、自分の行動の所為で他の仲間も住んでいる里が発見されてしまうことがあってはならない。
ならば、せめてこの男の最期を目にした自分が代わりに葬ってやろうと思ったのだった。
「ふっ、無意味なことを・・・あの男が死んだときに数多くの動物の恨みが篭められた霊体が共に昇天していく様を、お主も見たろ。」
動物同士が互いに生死の関係で恨むことはほとんどない。ただ、本能のままに行動しているためだ。
しかし、自分の本能と関係なく悪意のみが感じられる者に殺されれば、人間にすれば、利益という物になるかもしれないが、殺された動物にしてみれば意味もなく殺された、そうなれば相手を恨みたくもなる。
「確かに無意味かも知れない・・・だが、この自然界の掟を考えずに行った行動の罰が大きすぎた。この男は人間だ、それならば人間らしい方法で、と思っただけのことだ。」
そう言いながら犬塚は、穴を囲うように積まれた土を再び穴の中に入れ始めた。
「その考え方が後に命取りにならないことを願うことだな。」
そして、2人は里へと戻っていった・・・

2人は里に戻ると犬飼は自分の家に行き、犬塚は長老へ今回のことを報告した。
「やはり犬飼は人間を斬ったか・・・まぁ今回は仕方がないことだ。しかし、これがきっかけで犬飼が早まった真似をしなければ良いが・・・」
「拙者も犬飼に下手に人間を襲うなと言い、犬飼も聞き入れましたが、まだ何をするかはわかりませぬ。」
「そうか・・・とりあえず今はまだ犬飼も傷を負っておる。万が一行動に出るとしても数日後になるだろう。・・・ご苦労だった、犬塚。シロがお主が飛び出していったと聞いて心配しておるぞ。早く帰ってやるのだ。」
「そうでしたか。では、これで・・・」
そして、犬塚は帰っていった。


___(3)に続く___

皆さん、お久しぶりです。
前回(……いつだっけ?)でペースを上げるようにしようっと言っても全然上がってませんね・・・
とりあえず、冬休みにも入りましたし、パソコンにも触れる機会も増えましたし、そこそこ上げることができるかもしれません。(少なくとも冬休み中にこの話は終わらせたいです)

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