オリジナル(11)
投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/12/22)
つづきです
学校帰り
学校にいる時間て短かったな、最近は学校が楽しくても楽しく無くても下校時間になるのが早く感じる
ついでに昨日、姉さんが言ってた『大学は卒業した』と言うのは本当らしかった、母さんも卒業式に出席したらしく、その時撮った何枚かの写真を見せてもらった
卒業証書を貰う所の姉さんや、校舎の前で筒に入れた卒業証書片手にピースをしてる姉さんの写真があった
気になる点は、なぜ姉さんひとりのために大学が卒業式をわざわざやるのかと言うことだ
そんなどうでもいい疑問を抱いていると
「ミィミィミー」と子猫の鳴き声が聞こえた
僕は辺りの見回してみるがどこにもいない、ついでに僕が立っているところは、小川に建てた橋の上なので障害物はあまり無く、子猫がいたらすぐに見つかるはずだが
「ミィミィミー」
今だに子猫の鳴き声は聞こえる
僕は絶対にありえないだろうと思いつつ川の方に目を向けると・・・
『マジですか?』と心の中で叫びつつ、僕は急いで川の中へ入って行った
子猫はダンボールの船に乗せられて川を流されていた
僕は急いで靴を脱ぎ、靴下を取って、スボンをまくって川に入った
ツルッ、「えっ?」ばしゃぁん
僕は小川に入って子猫を助けようとしたところ、コケが生えているのに気づかず、滑って転んでしまった
「ああ、子猫が流されるぅ」
僕が転んでいる間にも川は流れているので子猫の乗ったダンボールは流れて行ってしまった
子猫は助けられず、そのうえ服はびしょびしょ、最悪だよ「お〜い君、大丈夫?」
こんな僕に声をかけてくれる人がいるなんて、だけど・・・
「うう〜、子猫がぁ〜」
僕は自分が濡れたことより、子猫を助けられなかったことの方がショックだった
はぁ、僕が助けていればもっと長生き出来たのに
「子猫ってこいつのこと?」
僕が顔を上げて見ると子猫が僕と同じ歳くらいの男性に抱かれていた
『ミィミィー』
そっか、僕が見たのはダンボールだけだったのか、よかったぁ
それにしても僕が助けようとして川に入った時は猫は流されていたのに僕が転んでいた間に助けたのか
よく見ると彼の足の辺りが水で濡れていた
いい人もいるもんだ
「へへ〜、クチュッン」
う〜、やばい、季節はもう冬だと言うのに全身濡らして帰ったりしたら風邪をひいてしまう
「あ〜あ、びちょびちょだね、よかったらこれ着なよ」
彼は子猫を抱いている方に持っていた袋から服を取り出し僕に渡してくれた・・・袋の方を・・・
「って袋の方かいっ!!」
「あはははは、ごめんごめん冗談だよジョーダン、はい、買ったばかりのヤツだから汚く無いと思うけど、サイズが合うかな、身長は同じくらいだけど」
今度は服を渡してくれた
「ありがとう、でも悪いよ、買ったばかりのでしょ」
「いいの、いいの、お金なんて簡単に手に入るんだから、こっちに来たばかりだから衝動買いみたいなもんだし」
「じゃあ、ありがたく貸していただきます」
僕は物陰に隠れて学生服を脱ぎ、着替え始めた
「ところでさぁ、この猫って君の猫?」
彼は、着替え中の僕の方を見ないで尋ねてきた
「ちがうよ、僕の家に飼ってる動物いないもん」
「じゃあ何で、そんなにびしょびしょになりながらこの猫を助けようとしたのさ」
「えっ、普通助けない、しかもダンボールに乗せて流されてたってことは人間がしたってことだよね、人間がそんなことをしたら人間が助けてやらないとね」
「へぇ〜、君って変わってるね」
「そおかな、自分では普通だと思うけど」
「ああ、いい意味でだよ、どおサイズ合う」
僕は彼の前へ出る
「うん、似合ってる、似合ってる」
「・・・、こんな服買うなんて、君さぁ変わってるね」
僕は彼に言われたことと同じことを言った
「うん、よく言われる」
こんな服を買うのだから変わってるよな
つづく
長すぎて三つに分けることになってしまった
彼の紹介は12で
今までの
コメント:
- うー人間がしたんだから人間が助ける…この言葉すっごくいいです (hazuki)
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