ザ・グレート・展開予測ショー

音色。(幕間)


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/12/21)

埋もれた記憶の先にある
―こころ。

午後五時。事務所にて 
「ただいまー」
がちゃっと
ドアを開けおきぬ。
すたすたと台所までゆきどさっという音とともに買い物袋を下ろす。
西側にある窓から入るオレンジ色の光りが暖かい。
「おかえりなさい」
階段から覗くその姿はタマモである。
おきぬの帰宅に気付き屋根裏部屋から降りてきたのだろう。
「うんただいま」
あれシロちゃんは?
とおきぬがきょろきょろっと見回すとタマモはふうと呆れたようにため息をつき
「美神さんにこっぴどく怒られて今拗ねてる」
と言った。
タマモの話によればシロは病床の上にある美神にかなり個性的な食事を出したらしい。
まあ美神の反応はしごく当然だろう。
誰だって風邪を引いたときにドッグフ−ド入りのうどんなんぞ食べたいとは思わない。
(いや風邪をひいてなくとも食べたくないだろう)
「仕方ないなあ」
まあドッグフードはいきすぎだが大体この手の予想をつけていたおきぬは苦笑する
制服を着替えもせずおきぬはエプロンをその上から着る。
シンプルな紺色のエプロンである。
「じゃあ、めげてるシロちゃんと寝込んでる美神さんのためにとびきりのおじやでも作ろうかな」
腕まくりをしおきぬ。
「馬鹿犬は肉がいいと思うけど」
ぼそっとタマモ
「お肉ばっかりだと栄養偏るしね」
たまにはいいかな?とスーパーの袋をひらきながらおきぬはいった。

つづく

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