六道文化祭。(お化け屋敷編その2)
投稿者名:ガーディアン
投稿日時:(01/12/19)
校門前
前日(前回)一文字と弓とのケンカに巻き込まれ、また1−Bの出し物の修理をなぜか手伝わされたせいでろくに見て回ることができなかったので、「今度こそは」とまた六道女学院の校門前に来ているのは横島、シロ、タマモ、(ジジイ)の3人(4人)である。「さて、今度こそは女子校生と仲良くするぞ。」
「ちがうでござる。」
「そうよ。もし、私たちやおキヌちゃんに恥じかかせることしたら、火炎地獄の刑+美神に言いつけるからね。」
「わ、わかったよ。じゃ、見て回るか。」
「その前におキヌちゃんに会いに行きましょう。」
「へっ、なんで。」
「おキヌちゃんも一緒に見て回るかも知れないでしょう。」
「なるほど。」
「それにお化け屋敷がどうなったか知りたいし。」
「そう言えば、あのお化け屋敷、一文字殿が客に手を出さないなら続けてもいいということになったらしいでござるな。」
「まあ、修理を手伝わされたんだから見ておくか。」
と、校内に入っていく3人であった。(そして、その後ろを人知れず憑いていく(?)ジジイ)
1−B前
「さて、こうして見ると昨日とたいして変わってないな。」
「当たり前よ、壊れたのは中なんだから。」
「昨日のあれは凄まじかったでござる。」
昨日のことを思い出し青ざめる3人。(その少し後ろにはたこ焼き、焼きそば、フランクフルトなどなど両手にいっぱいの食べ物を持ったジジイがいた。)
昨日のことを思い出し入るのを渋っている3人。そんなとき、
ガラ
「ありがとうございました〜」
と、他校の女子生徒2人が出てきた。
「はぁ〜、すごく怖かったね〜。」
「うん、あれは怖かった。」
などと言いながら去っていった。・・・さらに、
ガラ
「ありがとうございました〜」
と、今度は男女のアベックが出てきた。
「けっ、アベックがお化け屋敷なんてはいるんじゃね〜!下心丸見えだって〜の!」
と、嫉妬の心を燃やす横島。
「まぁまぁ、先生には拙者がいるでござる。」
「・・・そんなことより、あのアベック様子がおかしいわよ。」
と、タマモに言われ、横島とシロがアベックに注目する。
「えっぐ、えっぐ、ごわがっだよ〜(涙)」
「も、もう大丈夫だよ(半涙)」
涙を流し続ける女性を男性が慰めていたが、その男性も顔を青ざめ半泣き状態である。
「・・・ま、まさかまた一文字殿・・・」
「・・・入るか。」
お化け屋敷に入る3人。(そして、その後に続くジジイ)
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「これと言ってたいして変わってないよな。」
「そうね。」
「別に怖いとは思わないでござる。」
と言いながら進む3人の前に突然上から、
「う〜ら〜「「「あっ、おキヌちゃん」」」し〜しくしく」
が現れた。もっとも、驚いてくれないお客にセリフの途中から涙を流すおキヌちゃんであった。せっかく驚かそうとあれこれ工夫をしているのだが、ほとんどのお客は驚いてくれなかった。もっとも横島たちにしてみれば幽霊の頃から天然ボケボケオーラを発していたおキヌちゃんが、生き返りさらに天然ボケボケオーラにみがきをかけたおキヌちゃんの幽体離脱状態ごときで驚く客は皆無だろうと思っていた。
「まあ、それはともかく出ていく客は怖がっていたみたいだね。」
「え、ええ。一文字さんのおかげで」
横島が言うと、なぜかおキヌちゃんは目をそらしながら答えたのだった。3人の脳裏には昨日のことがよみがえり青ざめるのだったが、それに気づいたおキヌちゃんが「お客さんには手を出していません。」の一言で緊張を解くのだった。
「ならいったい」
「そ、それは、キャ!」
と、答える途中で悲鳴をあげ、辺りを見回すおキヌちゃん。
「ど、どうしたの!」
横島が驚いて聞くと、
「何でもありません」
と、おキヌちゃん自身辺りを見回しながら不思議そうに答えるのだった。(その頃、ジジイはおキヌちゃんの本体(体)にいたずら(つっつく)をしていた。どうやらそれが幽体にも伝わったらしい)
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「進めばわかります」と言うおキヌちゃんの言葉に従い進んでいた3人はほどなくして、凄まじい視線を感じることとなった。
「せ、先生」
「横島」
「わかってる。1、2の、3」
横島の合図で視線の元に顔を向けた3人は・・・ピキッ・・・と、固まってしまった。
視線の元にいたのはお岩さんの顔をした一文字。薄暗い中、壁(あるいは柱)に顔を半分だけ出した格好でこちらに凄まじい視線(眼力)を発していた。別に睨んでいるわけではない。にもかかわらず、凄まじい眼力が発せられていた。よくよく考えてみれば1−Gの雷獣娘にもガンとばしで勝ほどである。薄暗い中こんなことをされたらたまったものではない。まさに、「ヘビににらまれたカエル」状態である。(なお、一文字の足下には同じ状態のジジイがいた。ただし、こちらはニコニコ顔)
この「ヘビににらまれたカエル」状態から最初に脱したのは横島だった。たとえ一文字の眼力が凄くても美神ほどではなかったからである。
「お、おい!いくぞ!」
と、スタスタと早歩きで出口に向かう横島。そしてそれに遅れながらもついていくシロとタマモであった。
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こうして1−Bのお化け屋敷はそれなりに盛況であった。ちなみに一文字の眼力は1分ほどで一文字が引くことになっていたが、アベックの場合おまけ(?)として一文字が一定の距離をおいて出口までついてゆくことになっており、そのせいで泣く女性が後を絶たなかったとか。
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作者からのお詫び
作品中ジジイがでてきましたが、本編とたいして関係がないので気にしないでください。なお、ジジイの飲食代がどこから出てきたのかはみなさんの想像におまかせします。また、ジジイの正体がわからない方は私の初投稿作品を読んでください。
ジジイを出したのは、よくマンガとかで同じ作者が違う作品のキャラをチョイ役(通行人)などとして出していたのをまねしただけです。それに私自身、ジジイのことが気に入っていたので出してみました。読みにくかったと思いますが、ご勘弁してください。
今までの
コメント:
- 思いついたので続きを書いてみました。読んでコメントをくれたら嬉しいです。 (ガーディアン)
- キヌが横島に「美神さんにいいつけますよ!?」
って言うの見てると
ワカメがカツオに「お姉ちゃんに言いつけるわよ!?」
っての思い出す・・(マンガの時から) (ペス)
- 結局、二日とも三人で来てて、さりげなく仲良しですね。
魔理ちゃん……それはお化け屋敷としては、なんか間違ってると思うの… (猫姫)
- インネンの次はガンヅケ・・・それじゃチンピラだって。
それにしても、一文字にはタイガーがいるんだから、カップルに嫌がらせせんでもよかろーに。タイガーと喧嘩でもしてるのか? (黒犬@呑み会帰り)
- 一文字さん・・・あなた、絶対方向性間違ってると思ふ・・・(汗)
それにしても・・・天然ボケボケオーラって・・・かなりひどい言われようですね・・・まぁ、否定はできませんけど(笑) (ジャムカ)
- 実は一文字さんよりも、弓さんが何処で何をしていたのかが気になってしまった私……(笑) (ロックンロール)
- じじいぃぃっ!
売り子に手を出してんじゃないっ!
というより、キヌの手立てはワンパターンだよな、うん。
この後の一文字の岩【ガン】付け、ぢつは弓の提案だったり!? (ギャグレキスト後藤)
- ガーディアンさん、前話で仰られていた件、俺も姫も了承です。
必要なら、情報提供もしますよ。(本名などは除いて)
姫の作ったCGもまだありますしね。 (黒犬@一眠りしたら酒抜けた)
- 結局、一文字はコワイと言う話。
こんなお化け屋敷があったら私も怖い・・・ (NGK)
- 生き返ったキヌは随分と天然な部分が抜けたと思うのですが(私見)……まあ、そんな事が気にならないくらいの一文字さんの熱演&サーヴィスです(笑)。
でもやっぱり、前回とはオチは変えて欲しかったですね。 (Iholi)
- まずはコメントをくださってたペスさん、猫姫様、黒犬さん、ジャムカさん、ロックンロールさん、ギャグレキスト後藤さん、NGKさん、ありがとうございます。
ロックンロールさん、弓が何をしていたかは私も考えていません。ロックンロールさん、どうですか、あなたが考えてみては?
黒犬さん&猫姫様、承知していただきありがとうございます。一応お二人の登場シーンは考えております。ただし、さすがに大活躍というわけにはいきませんが。さらにアイデアを煮詰めて早めに書きたいと思いますのでお待ちください。そうそう、黒犬さん、あなたはシロがどこにいても探し出せる自信がありますか? (ガーディアン)
- ううぅぅ〜、ごめんなさい申しわけありません!Iholiさん、私の稚拙な脳みそではこの程度のオチしか考えつきませんでした。小説を読んで、もう少し勉強してきます。よろしければ、ご推薦な本があったら教えてください。それと、コメントをくださってありがとうございます。 (ガーディアン)
- ガーディアンさんへ。
こちらこそ辛口コメントばかりでスマンですノー(寅吉風)。でもまぁどうせ続編と銘打つならば、多少趣向を変えた方が面白かろうと思いまして(結局)。
例えば今回の場合、「六女の般若」一文字の(カップルに当て付けまくる)役を、前回彼女の行動を諌めていた側の「もう一人の般若」弓に演じさせるだけでも、「前回とのギャップ+普段のキャラとのギャップ」が狙えると思うんですよね(更に「私にだって学園祭デェトは憧れですのに……ううっ。」等の恨み言も効果的(笑))。
……まあ、ギャグは難しいですよね、実際。僕には書けないし(ドクロ)。 (Iholi)
- 続き。
で、お奨めの本、なんですが……ギャグ中心の作品って案外僕の本棚には無い事が判明しましたので、「雰囲気造りと道具の立て方が抜群に巧い作品」という観点から、乙一(おつ・いち)先生の一連のホラァ&ミステリィ中短編作品群を挙げておきます。
『夏と花火と私の死体』『天帝妖狐』(集英社文庫)
『石ノ目』(集英社(新書))
『失踪HOLIDAY(しっそう×ホリデイ)』『きみにしか聞こえない −CALLING YOU−』(角川スニーカー文庫)
『死にぞこないの青』(幻冬社文庫)
また、新刊にして初の長編ホラァ『暗黒童話』(集英社(新書))も好いですよ。どうぞ、ご参考迄に。既にご存じでしたら、ごめんなさい。 (Iholi)
- Iholiさん、コメントありがとうございます。なるほど、一文字ではなく弓を使えばよかったんですね。う〜ん、視野が広い。私ではとても思いつきませんでした。ガンツケと決めたとき、初めは美神と思い、さすがに美神ではと思い直し、ついつい一文字が適任かな?と思ってしまいました。Iholiさんの助言は今後の作品の参考にさせてもらいます。
お奨めの本のタイトルは知らないものばかりです。お金を貯めて買おうと思います。他にお奨め本がありましたら、他の方々も教えてください。 (ガーディアン)
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