ザ・グレート・展開予測ショー

音色(中編)。


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/12/17)

午前九時。自習時間
「え?今日おねーさま…風邪をひかれてるんですの?」
と心配そうに眉をひそめ弓。
ノートの上に走らせるペンをぴたりと止まる。
おきぬの黒髪に勝るとも劣らない艶やかさをたもつ黒髪がさらりとゆれる。
「たいしたことは無いんですけどね」
今日一日ゆっくり休めば大丈夫だと思いますけど。
と、おきぬは安心させるように笑う。
「心配ですわ…」
ぶつぶつと呟き弓。
「何あ〜に言ってるのかなあ」
がしっと
そんな弓の頭の上に手を乗置き、顔を載せる。
「そんなことよりも、今日、おきぬちゃんがひとりで仕事するほうが心配だろーが」
栗色の髪を逆立てている少女一文字が言う。
「な、何するんですかっ!」
がばっと
一文字の両腕を外し弓
「そんな嫌がらなくてもいいじゃん」
けらけらと笑い一文字。
「いいですよ。そんなの別にいつもの事ですし」
くすくすくす肩を揺らしおきぬ。
「そおですわ。一文字さんじゃあるまいし」
氷室さんに心配なんて
ちらりと一文字を見弓。
ソノ視線にはおもいっきり…なんというか馬鹿にじゃなく小ばかにしたよーなものがふくまれていた。
「うわっ今の視線すっげえむかつく」
眉間に皺を寄せ一文字。
「そお、わかっていただいて光栄だわ」
にっこりと完全無欠(?)の笑顔で弓。
「…ははは」
いつもの会話に苦笑するおきぬであった。


いつもの時間。
穏やかな、平和な時間。
そこに埋もれた
かすかな―記憶。

つづく。

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