ザ・グレート・展開予測ショー

あの日の君に…(1)  →横島×美神派の方に捧げます


投稿者名:ニコのり。
投稿日時:(01/12/17)

***あの日の君に…(1)***

「やべぇ!間に合わない!!」
 仕事帰りの夜の繁華街をあわただしく走る一人の青年。
 横島忠夫、27歳。
 妻の令子、30歳とは新婚2ヶ月で幸せの絶頂といえる毎日を送っている。
 令子にこき使われている、というのも決して否定はできないが。
 夫婦共にトップクラスのゴーストスイーパーである。
 今日は久しぶりに二人でお酒を飲みに行こうという約束であったのに、急遽それぞれに仕事が入ってしまい、19時に現地集合の待ち合わせをしたのだった。
 除霊に思ったよりてこずってしまい、夜道を急いでいる、ということだ。
 遅刻なんてしたら何を言われるか…。
 それでも久々のデートに、その後の展開を想像(妄想?)してにやけていた。
「ねぇ」
 突然呼び止められ、声のした方を見る。
 そこには中学生くらいの制服美少女が立っていた。
 そしてその少女の顔をみて忠夫は目を疑った。
「……ル……ルシ……ルシオラ!!!???」
 その少女、触覚こそないものの、その顔はルシオラ…ルシオラ瓜二つなのだ。
「え、え、え、え???」
「…なによ?まあいいわ。オジサン、わたしと遊ばない?」
「おっオジ…!?ってえ??君はルシオラじゃ…!」
 忠夫は少女の肩をつかんだ。
 何がなんだかわからなくなっている。
 少女は忠夫の腕を振り払い、右手でびしっと忠夫の目の前に人差し指を突き出した。
「わたしは蛍よ。ほ・た・る!」
「ルシオラじゃないのか……」
 そりゃそうだよな、と忠夫は苦笑いした。他人の空似というやつらしい。
 性格もきつそうだし……。
「それより、一晩遊ばない?3万でどう?」
 突き出した人差し指を今度は三本にして交渉する。
「遊ぶって…俺には…」
 言いかけたところで蛍は忠夫の口にストップをかけた。
「美神令子という同業者の妻がいる。…でしょ?」
 得意そうな顔で笑う蛍。
「なんでわかるんだよ?」
 顔をしかめる忠夫。
「人の心が読めるの。わたし。」
 あっさりとそういい切った蛍の顔は、やっぱりルシオラだ。
「ルシオラ…じゃないのか?」
 もう一度聞いてみる。
「…あなたの大切な人みたいね…。残念だけど違うわ」
「そっか…。ところで君は中学生だろ??なんで遊ぼうなんて…」
「どうしてもお金が必要なのよ。中学生じゃバイトも雇ってもらえないし…」
 蛍の顔が暗くなる。
「親は?」
「お金が必要なんだってば!」
 蛍の足元を見ると、一つの旅行バッグが置いてあった。
 なるほど、家出少女か。
「遊ぶ気がないんなら、用はないわ。約束があるんでしょう?」
「ああッそうだった!!」
 蛍は微笑んで手を軽く振って夜の繁華街へと消えていった。
 忠夫は蛍を気にしながらも、さっきよりも急いで走った。

******つづく******

早くも2作目書いてしまいました。しかもまだ未完成なんで、こっからの展開は
まだ決まってません。この蛍の招待と、横島×美神のラブラブさをどうやって出そうかなど、なんにも決まってません(泣)

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