ザ・グレート・展開予測ショー

クラウン・クラウン


投稿者名:S・R
投稿日時:(01/12/15)

と言うわけで(意味不明)新しいお話です。これまでとはまったく関係なさげです。
多分短いはず。いや!!短いのだ!!うん。

たまには違うもん書きたいかなあ、と。オーソドックスなのを。

そんななわけで始まり始まり。
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 日本国、H県にある博物館。美神令子とその事務所の面々の今回の仕事場所である。
 周りはあまり開発されておらず建造物が少なく、少し高いところに白い建物があった。
 実はここ、最近できたばかりなのだ。まだ開館されていない。
「何でこんな時期にわざわざ博物館なんて作るんでしょうね?」
 入り口近くで横島がポツリとつぶやいた。
「なんか妙な考えでもあるんじゃない?」
 横島のほうを向かず、美神が適当に返す。
「まさかー。」
 おキヌが笑う。
「もしそうでも拙者が許さんでござる!!」
「何言ってんだか……」
 シロとタマモも話に乗ってきた。
「って、馬鹿な話してないでさっさといくわよ。」
「「「はーい」」」
 それなりにそろった返事で、建物の中に入っていく。と、そのとき。
(……視線?)
 シロは誰かに見られているような感覚を覚え、視線の出所を探した。
「? シロ!行くぞ!」
 少し後ろの方であさっての方を向いて立っているシロに横島が呼びかける。
「あ、待ってでござるー!」
 走りながらも、さっきのことが気になって目だけで探ってみたが、誰も見つからなかった。




 美神たちは事務室に案内され、そこで待つように指示された。
「美神GSですね?お待ちしておりました。」
 数分ほどでスーツの男が入ってきて、美神たちに話しかけた。
「で?用件は?」
「こちらへどうぞ。」
 しっかりとした挙動で、美神たちをうながした。
 連れてこられたのは、事務室から近いところにある展示室の一角だった。その中の、最も目立つところにあるショーケースに、王冠が一つ収まっている。金に、宝石をちりばめたものだ。
 金色に輝くそれは、持ち主を失った今もなお、威厳ある輝きを放っている。
「わあ……!!」
「金ぴかでござるな!」
「ふーん……」
 順に、おキヌ、シロ、タマモの感想である。横島も大体同じようなことを思っているような表情であった。
「この冠は『愚者の冠』と言って、とある小国の王が着けていたものです。」
「どうして愚者なんです?」
 おキヌの質問に、男は目を伏せて話し出した。
「中世……12,3世紀ごろ、北欧の小国の王に、錬金術に通じたものがいました。
 その王は錬金術の研究に没頭し、政治をおろそかにしていたと言います。が、在位中に
国を襲った病や災害から不思議な力で民を守ったと言い伝えられています。
王の死後、すぐに国は滅び、国民も散り散りに移民していったようですが、その王が
死ぬ直前につけていたのが……」
「この冠ってわけね。」
 美神が相槌を打つ。うなずいて、
「ええ、そうです。そして、そのちょうど前面、一番大きい宝石のようなもの……」
「これでござるか?」
 男が言った場所には、鮮紅のような深紅のような不思議な赤色をした、水晶質のよ
うな金属質のような、やはり不思議な質感の宝石だった。
「それは錬金術の成果、賢者の石だといわれています。」
「ええっ!?マジで!これが!?」
 美神が血相を変えて食い入るように見る。
「あのー……さっきから話が見えないんですけど。」
 頭をかきながら、横島。
「はぁ?相変わらず不勉強ねー、あんたは!」
「美神さん、私も……」
「拙者もでござる。」
 同じような表情で、おキヌ、シロ。タマモも大体同じだ。美神はこめかみに指を当てて、
「ったく、あんたらは〜……後で説明したげるわよ!」
「あの、話を進めても……」
「ええ、構わないわ。続けて。」
 咳払いをしてから、
「そこで、あなた様にこれの鑑定、および護衛をしていただきたいのです。」
「護衛?なんで?」
「実はここ数日、怪しい人影が確認されておりまして……」
「なるほどね。でも、私じゃこれは鑑定できないわよ。見たことないし。まあ……た
ぶん本物だろうけどね。知り合いにちょうど錬金術師がいるから、頼んでみるわ。」
「それはよかった。では……」
「いくら出します?」
「は?」
 男の表情が固まる。美神は、やあねえ、とか言いながら、張り付いたような笑みで
「このあたしがわざわざ知り合いに口を利くって言ってんだから、最低でも手間賃100万くらいは欲しいところよねー。」
(こ、この女……!)


やはりあこぎな美神であった。



to be continued.


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ああ・・・オチどうしよっかな・・・

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