ザ・グレート・展開予測ショー

緋色の空の下・・・・・・・その1・・・・クラウディーハート・・・・・


投稿者名:カディス
投稿日時:(01/12/14)

「はぁーっ」私は今日百数回目となるため息をついた。

外は気持ちの良い午後の陽気に満ちている。
普通なら自分の部屋で机の突っ伏しているなんてもったいないと思う。
実際シロちゃんは、朝から散歩に出かけている。珍しくタマモちゃんも一緒に。

美神さんは昨日から、仕事を休みにして美知恵さんのところに行っている。
なんでも美知恵さんが風邪を引いてしまったらしい。当然、公彦教授がアフリカから帰ってくるわけにもいかず、美神さんが一人で看病とひのめちゃんの面倒を見ている。

最初は手伝おうと思ったけど
「これくらいの親孝行は自分でさせて」
と言われたのでやめにした。

そんなわけで今日事務所は私一人しかいない。

・・・・・・・たぶん今日は・・・・・・もう一人も来ないから・・・・・・・・・・・


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昨日、朝、美神さんから仕事を休みにする事を電話で知らされみんなに話した後、私はあの人を誘った。

「あっ・・・・・、あのー・・・・横島さん・・・・・もし良かったら2人でお出かけしませんか・・・・・・・・」
勇気を振り絞って出した言葉だった。

ちょうど見たい映画があって横島さんも以前から面白そうだと言っていたので、二人で見に行けたらとタイミングを伺っていたのだ。
でも本当は、なんでも良かった。横島さんと一緒に2人でいたかっただけだった。
そして、想いを伝えたかった。

ついこの間まであまりにも怖くて、恐ろしくてとても伝えようとも思えなかった想いを・・・・・・・

でもあの人の答えは素っ気無かった。
「御免、今日、俺用事があって、仕事も休むつもりだったんだ」

私はがっかりしたけど、すぐに気を取り直した。美神さんから、休みは2.3日と言われていたからだ。
「じゃあ、明日はどうですか?」
するとあのひとはまた・・・・・・・・
「明日もなんだ。御免ね」
そういって事務所から出ていってしまった。

この時はまだ前向きに考える事が出来た。
こんな時もある。チャンスはいくらでも在るはずだと。

でもそんな思いは、砂のお城のように脆く崩れ去る事になった。


そのあと・・・・・・・・夕日が沈むのとともに・・・・・・・・・・・

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