ザ・グレート・展開予測ショー

少年。(1)  →横島と美神の息子の話予想です


投稿者名:ニコのり。
投稿日時:(01/12/14)

「少年」というところをお好きな名前に代えて読んでみてください。

***少年。(1)***

 一歩、歩くたびにきしきしっと音を立てる、暗い廃墟工場の中。
 ひんやりと冷たい風を背中に感じて、悪寒が走る。
 少年は父を追って廃墟へと入っていった。
 暗く、前が見えない。
 かすかに聞こえるざわめきが少年の頭の中にざわめく。
―――――怖い…。
 その時だった。
『誰だお前は!?』
 目の前にこの世のものとは思えない何かが現れた。黒くて透けていて…嫌な空気が、寒気と共に伝わってくる。
 これが、父や母が普段よく言っている、悪霊……?
 少年はあまりの怖さにその場にくずれ落ちた。
『ガキか…。まあいい。お前を食らってやる!!』
 悪霊が少年に襲い掛かる。
 体が動かない。
「父ちゃん、母ちゃん、ごめんなさいッッッ」
 目をぎゅっと閉じて死を覚悟した。
 瞼越しに何かが光ったのを感じる。
『う、うわーーーーーーーーーーーッッッ』
 最後に、頭がおかしくなりそうなくらいの雄叫びを聞いて、少年はその場に倒れた。
―――――父ちゃん、母ちゃん、姉ちゃん……。

「…もー!なんでちゃんと、ついてきてないことを確認しないのよ!!」
「お前だってちゃんと見てなかっただろ!?」
「いいからパパ、ママやめてよーッ。いいじゃない。無事だったんだから!!」
―――――…母ちゃんに、父ちゃんに、姉ちゃん?
 懐かしい声が聞こえた。
 死ぬって、こんな感じなんだろうか……。
 死ぬ前に逢いたかった人たちの声が聞けるなんて…。幸せかも…。
「ん……」
 少年はそんなことを考えながら目を覚ました。
 見慣れた天井。
―――――あれ?
     ここって…え?
 ガバッ
 少年は体にかけられていた毛布をはらって飛び起きた。
「リビング…?」
「おっ大丈夫か?」
 きょとんとしている少年に、真っ先に話しかけたのは父だった。
「…父ちゃん?あれ…?俺死んだんじゃ……」
「なんだよ、お前見てなかったのか!?お前が悪霊に食われそうになったところを父ちゃんがこー、この手で…」
 そういうと、父は右手を霊波刀に変えて再現してみせた。
「馬鹿なことやってなくていいから!」
 母は父の頭をボカンっと殴った。
「アンタも、よッ」
 と、母は少年の頭も殴った。
「ッッつーーー…」
―――――ちゃんと痛い…。
     生きてるってことか…。
「まったく。あれほど駄目だって言ったのに勝手にパパについてっちゃって…!それで死にそうになってるなんて…あんなタチ悪霊に食べられて死んだなんてかっこつかないわよ?」
 母は安心したため息を一つ。
「そうだぞ?あと少し俺が気づくの遅かったらお前は今ごろあの悪霊の腹の中だなッ」
 ガハハと笑う父。
 懐かしいこの風景。
 少年はやっと生きていると実感した。

 少年の父の名は横島忠夫。一流のゴーストスイーパーだ。
 少年の母の名は美神令子。令子もまた一流のゴーストスイーパーだ。
 今は令子は中学1年生の娘と、小学5年生の息子の子育てに手一杯で、仕事は忠夫が殆どやっているが。
 この息子がやんちゃで、1分たりともじっとしていられない。
 いつも父の仕事が見たい、見たいと言っていた。
 しかし何を仕出かすかわからないこの少年。
 今のところ、将来ゴーストスイーパーになれるような素質は見当たらない。
 そんな少年にはいつも仕事見学禁止令が出されていた。

 1階にあるリビングを出て、2階にある自分の部屋に入った。
 床にマンガ週刊誌やらミニ四駆やら、いろいろ転がっていて足の踏み場がない。
 そんな床をうまく通って、部屋の置くにあるベッドの上にたどり着いた。
 ベッドの上にどさっと寝転ぶと、珍しくいろいろ考えてみた。
―――――なんで俺には霊能力がないんだろ…。
     父ちゃんも母ちゃんもすごい霊能者なのになぁ…。
     姉ちゃんだってすでに手伝ってるし…。
 右手に霊波刀を出す父の真似をしてみた。
 出るはずもない。どう力を入れたらいいのかすらわからない。
「もしかして俺って…俺ってーーーーーーッッ!!??」
 抱えた頭から手を離して、右手を見つめた。
―――――本当の息子じゃないのかな…。
 外を見ると、すでに夕焼けが始まっていた。
―――――そうだよなぁ…。本当の息子だったら、もっと霊能力があってもおかしくないよなぁ?
 少年はぐっと右手を握り締めて夕焼けに問い掛けた。
 コンコン、とドアをノックされ姉の声が聞こえた。
「ご飯だってー」
******つづく******

ああ…。いっきに話が飛んでしまいました(汗)。
文章が苦手なので伝わりにくいところばかりだとおもいますが
みなさんの想像力で補ってくださいませ!

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