ザ・グレート・展開予測ショー

犯罪組織「シロバニア」


投稿者名:NGK
投稿日時:(01/12/ 6)

第四話:正義

どこぞの工場跡
「これが成功すれば、わしの野望の第一段階は完成する・・・」
カオスは、風に服をなびかせながら呟いた。
その傍らには一人(?)のロボ。
「いよいよですね・Drカオス様・・・」
カオスの目線の先には一人の女性が。
「むがー(なにするのよー!)」
アン・ヘルシング。かつてピートの追っかけをしていた娘であり、
現在は、オカルトの知識を生かして(ピートの側にいる為に)
オカルトGメンに所属している。
「運がなかったのぅ小娘。折角、わしの雇い主のアジトを見つけたと言うのに・・・」
アンは ギッ とカオスをにらみつけると、猿ぐつわを口で破った後、こう言った。
「ピート様は、絶対に助けに来る!
そしたら、あんたみたいな、よぼよぼのジジイ一発でおしまいよ!」
カオスは分からないようだがアンの年齢は30手前である。
やはり、性格が若いと容姿まで若く見えるのか。
「べつに、わしはお前をとって食おうというのではない。
ただ、こうして、観察するだけで、わしの目的は満たされる・・・」
「目的?」
自慢げに言うカオスと怪訝な顔をするアン。
そして、それを見つめるディーテ。
「その時がくればわかる・・・」
狂気の眼をしたカオス。
がちゃ がちゃ と機械音を発しているディーテ。
そのとき!
「そこまでよ!悪党!」
太陽輝く空の下。
ガラクタが上に詰まれたその場所に
赤い仮面と赤いスーツを身に付けた一人の少女が立っていた。
「いくわよ!正義の味方・火炎の勇者・・・」
と、つづった後、右手に手袋をはめた。
「美神ひめの。参上!!」
ポーズをとる。
そして・・・
足場は崩れた。

「意外と大した事無いでござるな。」
霊波刀を敵に向けながらシロは言った。
同様に横島とタマモもそれぞれの武器を敵に向けている。
敵-黒ずくめのスーツで身を覆った複数の刺客は横島たち三人が
人気の無い場所にきた後すぐさま襲い掛かってきたのだ。
しかし、それは罠だった。
人以上の嗅覚をもつシロとタマモは自分たちを
遠めで見てる刺客たちの気配を感じる事が出来るし、
横島も長年の勘(経験)からそれを察する事が出来た。
「しかし、こいつら、変態じゃないのか。」
横島の言うことはもっともである。
普通の服を脱ぎ捨ててこの格好で襲い掛かってくるさまは、異様であった。
「こんなことなら、私に助けを頼む必要は無かったんじゃない。」
タマモは刺客の一人のマスクを取り、髪に狐火を近づけている。
「そうだよなぁ・・・」
横島は3万とキツネうどん代を払う必要が
無かったのではないかと思いながら、嘆息した。

「くっくっく、横島ー!!見つけたぞ!!」
突然、声を掛けられ、横島は一人の男を見た。
年は自分と同じくらいだろうか。しかし、
その切り込んだ髪と眉そして眼つきが堅気の者でないと知らせてくれる。
そんな、世界の人間と自分は関わりが無いはずだが。
「組織の命令があったときには、小躍りした・・・
まさか、復讐の時が訪れるときが来るとはなぁ!!」
そう言うと男は・・・変身した。

「シロバニア」アジト
少女は組織員名簿を見ながら傍らの男-バビッチに聞いた。
「やつで横島忠夫は仕留めることができるのか。」
その名簿には一人の名前がしるされていた。
"陰念"と。
「同じ霊力者では、歯が立たない。そう言ったのはお前だったのではないか。」
「・・・やつには横島への復讐という念があります。
それに、Drカオスから、譲り受けたものを2機、
支援用に付けてあります。上手くいく算段は、高いかと。」
名簿を机に置き、少女はグラスに入っている、赤い飲み物を口に付けた。
甘い。
「美神令子の方はどうなっている。」
傍らで黒服の一人がグラスを下げた。
「Drカオスと日須持教授がそれぞれ、独自に動いています。やはり目的は・・・」
バビッチが言いよどんでいると、少女が言葉を繋げた。
「金か。ふっふっふ。」
少女は笑っている。
「・・・・・・」
「世の中は金だ。正義も悪も。金が無ければ組織の運営はできん。」
少女は黒服の護衛をつれて去っていった。
「・・・・・・」
バビッチはしばらくその場に立ち尽くしていた。
少女が去った方を眺めながら。

再び工場跡
「たぁ!!必殺!ファイヤービーム!!」
炎が、目標とは全く違う方へと向かう。
「胸から怪光線じゃ!!はぅ!ぎっくり腰が!!」
腰を痛めしゃがみこむカオス。
「(ピート様・・・早く助けに来て・・・)」
正義の味方と悪の科学者は不毛な争いを繰り返していた・・・

つづく

次回予告
「さあ、あんたらのアジトを教えてもらいましょうか。」
倒れている女科学者を容赦なく足で踏みつける美神。
「カオスは逃亡したか・・・ならば"これ"の支配もたやすく出来る・・・」
アジトの地下で"これ"を見つめるバビッチ。
「死ねぇー!!」
絶叫する怪人とそれを難なくあしらう横島。
次回 犯罪組織「シロバニア」 第5話:交点
お楽しみに!!

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