ザ・グレート・展開予測ショー

犯罪組織「シロバニア」


投稿者名:NGK
投稿日時:(01/12/ 5)

第3話:仲間

美神除霊事務所
そこには、社長である美神令子と社員のおキヌ、それにピートと渋めの男性が一人。
「美神さん。こちらが吸血鬼Gメンの十字警部です。」
男性は30〜40位だろうか。
「よろしくな、お嬢さん」
ピートみたいな容姿ではないが、渋い感じのする二枚目である。
「こちらこそ・・・」
少々うっとりした表情を浮かべ、頬に手を当てながら美神はうなずいた。
「横島さんは、大丈夫でしょうか」
ピートはさほど心配した様子も無く言った。
「あ、だいじょうぶよ。シロを向かわせたから。」
美神も割とお気楽な言い様である。

「先生ーどこでござるかー」
そのころシロは走っていた。
最愛の師を探すために。

「それでピートさん、なぜ美神さんと横島さんが
狙われなければいけないんですか・・・」
おキヌは、ぼそっと言った。
おキヌはこの事務所の最古ざんのメンバーである。
年齢は横島の一つ下の32になるはずだが、まだ20代なかばに見える。
「(二人とも横島さんのことを信頼してるのはわかるけど・・・)」
おキヌの眼が怪しく光る。
「ねぇ、ピートさん。どうして?」
「それはですね・・・(汗)」
ピートはおキヌの無言の圧力に押されながら一つ一つ語り始めた。

美神と横島を狙ってるのはシロバニアと言う組織であること。
その理由は世界征服という常識では考えきれない野望によるものだということ。
シロバニアは多数の怪人、特殊生物を抱えている為に
普通の警察では対処できないということ。
そのために人外との戦いなれているオカルトGメンや
吸血鬼Gメンなどの組織が動員されたことなどを語った。

「・・・そんな理由で私の命を狙ってると言うの?」
美神は頭を抱えながら言った。
「まるで子供の発想ね・・・」
「ですが・・・」
そのとき、ハトが窓に止まった。

そのころシロはヤクザの二人組と格闘していた。
高速(道路ではない)で走ってたために車と接触事故を起こしたのだ。

昼間のビル街
「ふーやっとここまで来たか。」
ビルの陰に隠れながら横島は呟いた。
謎の刺客と思われる、カラスの大群の襲撃から機転を利かせて脱した横島は、
その後、こうして陰に隠れながらこの場所に向かっていたのだ。
しかし・・・
「うへぇー大きいビルだなー」
周りを見渡してカラスがいないことを確認した横島は、一つのビルの前に立っていた。
「(事務所までは距離があるしな。こいつに頼むしかない。)」
横島は、そのビルに入っていった。

そのころシロは・・・
「くんくん。こっちでござるな。先生ー」
その速度はマッハに達しようとしていた。

ビルに入るとまず見えるのは受付嬢である。
得てして受付嬢と言うのは、かわいい。
普通なら声をかけてデートにでも誘うところだが、あいにくと相手は見知った顔である。
「なぁ、タマ・・・」
「いらっしゃいませーなにか当会社に何か御用でございますかー。
アポがあれば承りますがどうでしょうか。え、ない?それでしたら、お帰りくださいー」
受付嬢は一方的にまくしたてた後、
得意の営業スマイルで右手を斜め45度に保ちながら言った。
「・・・おい」
横島は怒気を含んだ声を意識的に出した。
「で、なんの用?」
受付嬢-タマモはあっさりといつものそっけない表情に戻って問いただした。
「お、おう。それはだな・・・」
横島は多少その切り替わりに動揺しながら説明をした・・・

「そういう話ならシロに言ってくれない。」
タマモは馬鹿馬鹿しいと言う顔つきで言った。
「いや、ほんとだって・・・」
「でも、そのカラスの大群だっけ、
普通闇夜で飛ぶカラスなんていないし、勘違いとか。」
「事実だー」
そう言ってから横島は気づいた。
タマモは横島をからかってるのだと。
と、なると・・・
「・・・これはほんの気持ちだ。油揚げでも買ってくれ・・・」
横島は、財布から万札を3枚取り出してタマモに手渡した。
「なぁ、だから助けてくれよ。タマモ。」
「やーよー何で私が・・・」
3万円を一つ一つ指でなめながらタマモはあっさりと拒否した。
「・・・金か?」
横島は空の財布を見せながら言った。
しかし、
「金はべつにもう要らない。それより」
指を3本横島に向けて見せた。
「ちょうどおなかもすいてきたしキツネうどん食べたいなぁー」
タマモは眼を光らせながら言った。
「でも、俺、お金はもう・・・」
「私の眼は誤魔化せないよ横島。ポケットにもう一つ財布があるでしょ。」
横島は心の中で涙を流した。

「あ、ちょっとまって。真友くんに出かけてくるって電話するから。」
真友くんとタマモは言うがこの会社の若き社長である。
「あれ、先生??何でタマモの所にいるのでござるか?」
そのとき、突如あらわれた白き狼がそう言った。

再び美神除霊事務所
「「アンという娘を預かった。
返してほしくば、Gメンは手を引け。さもなくば・・・」」
ピートは手紙を読みながら顔が激昂していくのを自覚していた・・・

つづく

次回予告
「くっくっく、横島ー!!15年前の恨み・・・晴らしてやるぜー」
横島たちの前に現れる復讐に燃えた一人の男。
「いくわよ!正義の味方・火炎の勇者・・・」
高いところからそう宣言するひとりの少女の正体とは。
次回 犯罪組織「シロバニア」 第4話:正義
お楽しみに!

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