犯罪組織「シロバニア」
投稿者名:NGK
投稿日時:(01/11/30)
第二話:組織
どこぞの居酒屋
「「かんぱーい」」
ゴクゴク
「はぁーやっぱりこれだねー」
横島忠夫(33歳)
さえない容貌とは裏腹に日本一流のGSである。
さらに・・・
「横島くん。今はどうしてるの?ほら、仕事とか」
「・・・副社長だよ。去年にな。」
横島が美神除霊事務所に働いているのは、
この場にいる全員が知っていたが副社長というのは初耳だった。
「すごいじゃないか」
「やったな!この中で出世頭じゃないか!」
「ちくしょう!うらやましいぜ!」
などと褒め称えてくれるが。
「(代われるものなら な。)」
副社長と言っても給料・扱いなどは一般社員と変わらない。
それどころか・・・
「シロ!!あんたここで働いて何年になるのよ!!
こんなカスみたいな依頼であんなポカミスするなんて・・・!」
「す・すまんでござる・・・」
「だいたい、なに?!その口の利き方!すまんですむと思ってるの!」
「まあまあ、美神さん。シロにも悪気があったわけじゃないんだし・・・」
「!!あんたはー現場の責任者はあんたでしょ!!昔からあんたは・・・ぶつぶつ」
「おキヌちゃん。今のうちにシロをつれて・・・」
「でも、横島さん、いいんですか?」
「いいんだ。さっ。」
「先生・・・やさしい」
たたたたた
「聞いてるの!副社長!!」
その後5時間経過・・・
「(副社長といっても名ばかりだよなぁ。、令子の憂さ晴らし役・・・)」
「おっピートはどうした」
横島は側にいたタイガーに聞いた。
「ピートさんは確か、仕事らしいですケン」
タイガーは今もエミの事務所で働いている。
「お前、一文字さんと結婚はしないのか?」
タイガーと一文字の付き合いは美神と横島より恋人という面では遙かに長い。
「ワッシはまだ・・・」
その時、愛子が飛び込んできた。
「んー横島くんー。格好良くなって・・・ス・テ・キ。うふふ。」
愛子は今、学校の教師をしている。
「あの時・・・告白しておくべきだったかなー」
もっとも酔っているようだが。
それに横島はすでにこの場にはいない。
外
「ふーみんな変わってないよな・・・」
横島は夜風に当たっていた。
ちょっと伸びてきた髪が風にゆれる。
「そろそろ抜けるか・・・」
横島の奥さん(美神令子)は時間にはうるさくないが、
あんまり遅いと寂しがる癖がある。
失いたくないもの。
ぷるる ぷるる
携帯電話が鳴る。
「西条だ。」
また、いやな奴から掛かってきたものだ。
「なんだよ・・・ゲーコクにいるお前が何のようだ」
「冗談は、なしだ。いいかよく聞け。令子ちゃんとお前は・・・」
ばさ!ばさばさ! つーつー
携帯が落ちる。
カラスが飛びかかってきたのだ。
「カー」
あたりを見渡すとカラスの大群が横島を見下ろしている・・・
カラス。
都会のカラスは知能が高く犬などよりもよっぽど頭がいい。
それはわかるのだが。
なぜこの闇夜で飛行できるのだろう。
第一、自分がなぜ襲われるのか。
「くぅ!一体なんなんだ!」
逃げながら(といってもつつかれてはいるが)対策を練る。
がさ ごそ と文珠を取り出す。二つある。
「これで、うまくいけば儲けものということで・・・」
「変」「身」
ぴかー
「とう!!」
などと無意味な言葉を発しながら横島は・・・変身した。
隅から隅まで知り尽くしている我が最愛の妻に。
「カー」
「なんて言ってるの」
年の頃は50過ぎだろうか。
理知的だが狂気性もあわせているように見える女性は言った。
「突然姿を消したと言ってます」
答えたのは一匹のカラス。
普通、カラスはしゃべれないはずだが。
「ふん、逃げられたか・・・」
女性−日須持桐子はそう言いながらさほど落胆した様子もない。
「一応、スポンサーに電話した方が良さそうね。」
一応、組織の幹部だが、
彼女にとって15・6の少女に”ボス”だとか”首領”などとは言いにくいのだ。
ぷるるるる
「なに、そうかわかった。」
がちゃ
「Drカオスに続いて日須持教授までもが失敗したようです。」
ウサギ面の男は傍らで座っている少女に言った。
「そうか・・・そうでなくては、面白くない。」
少女の格好は異様である。
よく、特撮ヒーロー物で出てくる、悪役のような格好をしている。
「バビッチ、計画のほうはどうか」
「順調でございます。首領」
うむ、と頷いて少女は席を立った。マントを翻すことも忘れなく。
「それならば、よい。私は休むぞ」
たったった
少女は去っていった・・・
「いつまでもこの私がお前のような女にについていると思うな・・・」
バビッチと呼ばれたウサギ面の男はつぶやいた。
「私は誓ったのだあの時、観覧車の窓から・・・」
少女は一人部屋で誰に言うでもなく、
つぶやいた。
つづく
次回予告
「こちらが吸血鬼Gメンの十字警部です。」
「よろしくな、お嬢さん」
渋めの男を美神に紹介するピート。
「なぁ、手伝えよ。タマモ。」
「やーよー何で私が・・・」
金勘定をしながら拒否する受付嬢。
そして、
「「アンという娘を預かった。返してほしくば・・・」」
手紙に書かれたこの文がピートの理性を狂わせる。
次回 犯罪組織「シロバニア」 第三話:仲間
どうか、楽しみにしてくださいね。
今までの
コメント:
- 今後、オリキャラは(たぶん)出ません。
あんまりオリキャラをだすのは気が引けるしね。
最後に、首領の正体が分かった人は
黙ってて下さいね。
わりと重要なところなんで。
だったらヒントを出すなよって感じはしますが。 (NGK)
- 横島クン。それでも君らは夫婦なのだ。
こんの、幸せ物め!あーんな事はあんやんかんやん・・(以下略)
それはそうと、
どうやら、美智恵さんは、孫が今か今かと待っている状態のようですねぇ。
がんばれ!令子!!?? (トンプソン)
- はいは〜い!わかっちゃいました〜!(爆)
でも大首領って、やっぱりタカのモニュメントに眼だけ
ピカッって光って、納谷悟朗さんの声で姿をみせずに
小学生とかを戦闘員にする作戦なんか実行するのが、やっぱ
「王道」やと思います。(←勝手なことゆーな) (みみかき)
- いや〜、椎名キャラてんこもりで、ある意味贅沢な顔ぶれですね! やはりNGKさんは只者ではない!(断定) (Iholi)
- 今、Iholiさんのレスで気付いたレス。
・・・・。
そうか!あの子ももう大人・・・??にゃなってないが、
高校生ぐらいには!!
いやぁ。
気付かなくてそーりー、
NGK氏 (トンプソン)
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