ザ・グレート・展開予測ショー

大々々銀河宝樹


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/11/29)

美神取りが美神と化す世界。
「奴」の世界。

・・・・冥子・・・・・
・・・・・・・・・・冥子・・・・・・・・・・・
もともと正常でない冥子の記憶も、ついに正常を取り戻したような感じにとらわれる。
しかも、まるで念波を送られているかのように、脳裏で木霊される。
横では、すでにタイガーは口からあぶくを吹いて倒れている。
しかし、その倒れ方は異様で、まるでダルマさんが転んだような不気味さを増す。

「た、タイガーーー!」

魔理は近寄ろうとするが、弓は胸元から抑える。
近寄りたいのに、近寄らせないように絡める。

横島はというと、何者化に取り憑かれているように、半目にして手を前に伸ばす。
伸ばした指先からは、僅かばかり芽が出始める。
・・・・・植物的人間。
同時、ブラウン管からは生気のなく緑ざめた美神とキヌの顔がゆらりとゆれて後ろを振り返る形で映し出される。

「くそおおお!こいつが美神君たちを・・・・・・!」

唐巣は両手でカラス・・・もといクロスを切って身構えるが、その両手に向かって「奴」の一つの豪腕が
ブラウン管から浮き出て姿をあらわし襲い掛かる。
空手で言う、『打ち崩し』や『払い』と呼ばれるような物に近いが、威力はその数倍はある。
0.00000000000000000000000007455512447秒もの間にゴーストスイーパーの全員はしたたかに
打ちつけるのみならず、豪腕の勢いが病院の壁をあっさりと粉々にして、道路へふるい落とされていく。
そして、その落ちた後ろからは10tトラックが猛スピードで走りこんでくる。
ブレーキをかけようともせず、思いっきり突っ込んでくるトラックを前に、ゴーストスイーパー一同は
「あっ」とも言えないまま・・・・・・・・・

      ☆             ☆              ☆

「・・・なんでしょう、この胸騒ぎは・・・!」

妙神山。
老師のハヌマンと天龍童子。
小竜姫は、豊かな胸を抑えながら、一瞬ドキリとハァトを鳴らす。

「この圧迫感は・・・」

老師すらにも驚愕の顔を見せるこの瞬間、ゴーストスイーパーの殆どは死滅していることなど、
気づく由はなかった。
だが、神の端くれだけに、虫の知らせのような、無視している知らせのような妙な圧迫感がハヌマンに
襲い掛かったのは事実である。

「それより、下界に遊びに行きたい」

という童子を小竜姫は抑えるが、突然目の前に空間を割って触手が進入していることに気が付いていなかった。
「奴」の進入。
それも、東京タワーはともかく富士山よりも高いと言われる妙神山へのテレポートなど小竜姫以外に
できる者などいないと過信していた彼女にとってはとんでもない誤算。
「奴」は彼女の姿を一瞬見届けるや、手始めに童子を全31の触手が絡めとっていくのだ。

「め、メドーサ!!??!!」

小竜姫は声にならない叫びをあげるや、ハッと気付いて考えを改める。
メドーサじゃないこと。
もともと、あいつは二度目には横島ごときに倒された人物。
それがここに現れる理由や根拠なんてどこにもない。
だが、虚空の世界ならありうる。
賢明な判断を自分に仰いでいくなり、すらりと剣を抜き「奴」に対して剣先を向ける。
向けた先では、童子がもがき苦しんでいる。

「童子、今、助けます!」

マリア風の声(同じ声役ね♪)で言葉を上げるなり触手めがけて切り刻もうと、空を飛ぶ・・・が、
先に触手が空を飛んだ0.000000000000000000000000000047445422189133秒という瞬間的に
小竜姫の体中へ6本の触手が絡めとっていく。
早すぎる。
だが一番驚いたのは、その0.000000000000056348921秒後に4匹の竜の頭が空間を割って彼女の体中目掛けて
炎と吹雪、雷、駄洒落光線を吐き出すのだ。

『君一体、何モン?ぼぉくぅ、ドラえもん・・・・』

ぴきぴきぴきぴき
駄洒落光線が真っ先に小竜姫の脳内へ木霊して体を凍らせるや、さらに吹雪が追い討ちをかけて
雷より転じた超電磁波を通り易くさせる。
言うまでもなく、小竜姫は悲鳴を上げる前に地へ落ち、電磁波による電流が彼女の体中を走らせる。
龍の姿に戻る事も出来ないまま、トドメの炎が閃光の様に疾り、温度差で完全に彼女は参っていた。
・・・逃げられない。

そう悟った時にはもう遅く、13本の尾が空間を裂いて現れて、小竜姫の体をバチィンと弾き飛ばす。
鈍い音がして、修行上の壁に向かって叩きつけられる小竜姫は、着ているものを炎により半分焼かれている。
さらに多少跡が残ったうえに、ビリビリに上半身の着物を破られて少しばかり大きめの乳房がまわりの地を光らせる
ように目だって見えさせる。小竜姫ファンには見逃せないシーンだ。

はぁはぁと少し荒めにして、深呼吸するように奥深く息をすると、修行場の壁にめり込んだ体を
起き上がらせて立ち向かう。

「童子ーーー!」

小竜姫の叫びもむなしく、童子の体はすでに干からびている。
がしぁすぅめおんゅ・・・・・と、「奴」は勝ち誇ったように謎の声をあげるや小竜姫に向かって体当たりしようとしてくる。
おそらく、小竜姫を踏み潰して倒すつもりなのだろう。
そうハヌマンは考え付くなり、「奴」への霊力波としての反撃をする。
が、その竜気(ドラゴニック・オーラ)すらも「奴」の竜の頭の一部が吸い上げていく。

吸い上げるなり、「奴」の体がミドガルズォルムの如くに体を光らせ、一気に体勢を立て直すなり、
空間を閉じて妙神山へ居座る。
ぷちっ!
と、居座った下にいた小竜姫は、完全に潰されて生きる術を失う。
ハヌマンは、一時、五次元世界に逃げ帰るや他の親族と連絡を取り合うしか術はないと踏み、
一同召集させる。

竜族にも、神族・魔族にも、妖怪、霊、そして人間にも属さないこの「奴」を倒すことは出来るのか?
一同の会議がすべてにかかっているのか?
謎は謎を呼び、このままでは、残すところ5回でこの世界がガン化してストップすることになる・・・・・!

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