奴の名はユダ!・・・26
投稿者名:スーパーたーくん
投稿日時:(01/11/24)
弓からはそうだ、ついこの間渡してもらった。
「あんたって本当に馬鹿なんだから・・・」
俺がGメンでしばらく厄介事を片付けると言った時、あいつは呆れてこう言った。
「大体、自分の力ってわかってんの?無駄な事は止めとくに限りましてよ」
相変わらずツンツンしてるが俺ももう慣れた、そう言いながらこいつは行くなと言いたいのだと。
「すまないが、力を過信するほど頭が良くないんだ」
もう会えないかもしれない、こういうシーンは映画しか無いと踏んでいたんだが・・・
「待ちなさいよ」
弓は行こうとする俺をひっ捕まえてこれを渡した。
「死んだら恨みましてよ・・・」
走って帰った。
涙が見えたがそこまでフォローするほど人間ができてない自分に腹が立った。
「弓式除霊術ではなぁ、ガン○ムみたいにパワーアップアイテムしょってよぉ、敵をぶっ倒すんだぁぁあ」
雪乃丞は手に蒼い球体を握り締めた。
光が彼を包み、球体だった物は見る見るうちに雪乃丞を包み込んだ。
「ちっ!何にも見えやしないわ」
手で目を隠してそちらを見てみるがどうしても奴が確認できない。
だが、沈黙はすぐに破られた。大声と共に。
「でりゃあああああ」
雪乃丞は地面を蹴って物凄い勢いでジニーに向けて突進をしてきた。
彼の魔装術は背中に羽を、腕をさらに二本追加し、手には金剛石でできた槍を携えていた。
「っくう、早い!?」
間一髪で攻撃を防御したジニーは雪乃丞のスピードの上がりように動揺をした。いや、それだけじゃあない、力もキレも格段にあがっている。
「困ったわねぇ、でも、こうでなくっちゃ殺すかいがないってもんよ」
すぐに反撃に出る。
「ていっ!ていっ!ていっやぁ!」
突きを繰り出すが雪乃丞は鮮やかにかわして見せた。
「甘い甘いよぉ、突きってのは・・・・こう打つんだぁ」
風を切る音がヒュンとしたかと思えばジニー肌に赤い血が染み出す。
「乙女の柔肌にぃ(怒)もう怒ったわよ。ストーンレインッ!」
杖に霊力を集中させる、杖先からは尖った岩が一本、十本と数を増やし始めた。
「来なっ!俺が全部ぶっ壊してやる」
雪乃丞の宣言と共に岩の雨は彼を襲うように降り注いだ。
「きゅらああああああ」
雪乃丞が槍と霊波で岩を壊していく。
「きゃいーん、むかつくわぁ、こなくそ!」
ジニーは呪文の詠唱を止めて雪乃丞本体へ攻撃を仕掛けに行く。
「あれっ?いない・・・・」
ストーンレインを先ほどまで受けていた雪乃丞の姿はそこには無かった。
「・・・・・ぅぇだよぉお」
雪乃丞は上から一気に落下してジニーに馬乗りになった。
「チェックメイトだお嬢ちゃん」
杖は弾き飛んで彼女の首には鋭い槍先が光っていた。
「うそ・・・・」
勝負はついた。
「何を勝手にやってんのよ!」
久しぶりにGメンに帰ってきた美神の一言目はこれだった。
雪乃丞はぼこぼこにのされ、横島は血塗れに床に横たわらされた。
「全く、勝てたから良かったものを、もし負けてたらお終いだったのよ!それにブツブツ・・・」
美神はそれからずっと小言を言い続けて疲れたらしくヒャクメに任せて自分はトットト部屋に帰っていった。
「随分元気になったみたいだな」
横島は美神の行動をみてホッとした(自分が血塗れである事を忘れて)
「思いのほかの収穫も取れたし、ここまで殴るこたぁねぇだろ・・いたた」
雪乃丞は体をさすりながら横島に寄って来た。
「で?具体的には何がわかったんだよ?」
「そうだな、最初に聞いたのはあいつの残りの部下の数なんだが・・・これがおかしいんだ」
雪乃丞は横島にジニーの事情聴取時の筆記書を見せた。
「・・・・一人もいない?」
「そうだ、おまけにあいつはユダは己の体から部下を幾人でも作り出せるって言いやがるんだぜ、自分もあいつがキリストの暗殺時代に作り出されたって言うしな」
横島はもしやと思った、ユダは多重人格者、悪魔にそういう事ができるかは知らないが霊力さえ多くあれば霊力で形成されてる奴らは分裂ができたっておかしくは無い。
「雪乃丞・・・・やばいかもしれない」
少なくとも三人は今、ユダの体内にその人格を隠し持っている。
「とにかくだ。美神の旦那にも話したんだが、魔鈴とジジイがアレを早く作り出さないと・・・」
緊張が横島を覆い被さり彼はイスに腰を落とした。
「もうそろそろなはずだ・・・・」
「そうだな・・・」
雪乃丞は横島をそのままにヒャクメの元に向かった。
「今の戦闘人数じゃあいつに勝つのはきつい」
後悔は後にたたない。
今までの
コメント:
- 何も雪之丞まで横島のまねをして令子に無抵抗でボコにされることもないのに(笑)
やっぱり女には手を出せない・・・・・・!? ジニーは女だよな?
??? どう、解釈をすればいいのかな?
疑問符ばっか(笑) (JIANG)
- それだけ美神が強いって事ですよ。 (スーパーたーくん)
- ↑それに今回の件は完全に雪之丞の勇み足で、正当性は美神にあるからでしょう。
やるな雪の字、流石は弓との愛の結しょ……ぐはっ(流血)。 (Iholi)
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