ザ・グレート・展開予測ショー

私はゴースト・スイーパー!


投稿者名:たーくん
投稿日時:(01/11/22)

最近の日本はめっきり便利になっちゃって、買い物も家でできるようになったし洗濯なんか雨でも雪でもカラカラに乾かせれるようになっちゃって。

西暦は二千と二十三年になった、二桁を越えたあたりから世界の科学力はグンと上昇しついこの間、温暖化問題を解決する方法も見つかったそうだ。

「世界の平和は私達の悪夢よねぇえ」私のお仕事はGSっていうお化け退治屋さん。
ママもパパも知り合いのオジサンやお姉さんもみんなそうだった。

「ねえ、聞いてる?ちょっと起きてよ!」
隣では幼馴染の京谷が寝ている。
「・・んにゃぁあ?あれ蛍?仕事?」

アシスタントとして雇ってあげたけどこいつにはGSの才能あるのかしら?
京谷はパパとママの知り合いのオカルトGメン(ソウメンだったかな?)の署長さんの子供だ。

「あんたって寝てるか仕事してるかのどっちしか無いんじゃない?」
私はこいつのこんなテンポに慣れたけど、パパは京谷を見るたびに、西条めぇと唸り声を上げるので今はこいつの性格を矯正中なのだ。

「今日は午後からしかないんだろ?学校サボったのに起こすなよ・・ムニャムニャ」
のび○並みに寝るのが早い。
一応私や、京谷は六道学院(ママやママの友達が若かった頃は女学院だったらしい)の霊能科のエリートである。

二人とも元から才能はあったのでここ三日は学校に顔を出してない、空いた時間を安い賃金でお化け退治して経験と懐を丈夫にしている。

「もうすぐ十一時よ、そろそろ行かないと・・あんた方向音痴だし・・」

「・・お前の親父さんに比べりゃ大丈夫さ」

「パパは方向音痴じゃないのよ・・ただ・・ちょっち・・」
まいった、パパの事については言うすべなし。
ママは自慢できる事がたくさんあるが、パパは・・霊能力は世界一かも知れないけど・・。

「それより行くんだろ?連れてってくれよ」
京谷は跳ね起きると私の体に腕を回してきた、どさくさにまぎれて胸を触ろうとしたのでパンチを一発浴びせておく。

「あんたってパパそっくし・・・」
しょうがなく私はピヨってるこいつの足を掴んでお仕事に向かう事にした。
私は何故かは知らないけど生まれた時から空が飛べたのだ(エスパー○○じゃないのに)
パパは今もその理由を教えてくれない、でもパパがそんな事わかるわけないか。

「今日のお仕事は最近、霊園で暴れる酒乱の新人霊をのめして欲しいか・・簡単、簡単」
私達の仕事の依頼者は全部、霊たちだ。人を相手にお仕事をすると免許の無い私達は捕まっちゃうらしい。

「・・あたた、おおっ!蛍っ今日は赤色かよ、それって勝負・・っぶっぶ・・」
落としてやりたい気持ちを押さえてかかと落としで許してあげた。

「ほれっ、着いたわよ」
京谷を捨てて霊園に着いた。
すぐに依頼をしてくれた浮幽霊さん達が集まってきた。

「はいはい、任せておいて」
私は軽返事をしてお仕事に入る。
今日も空は車が走って平和だなぁ・・・ってい。

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