ザ・グレート・展開予測ショー

オリジナル(7)


投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/11/18)

早く終わらして新キャラ出したいな
しっかし、書くの時間がかかるな〜
シナリオの粗筋は大体頭の中で出来たけど
忘れそうなのが心配の種
サブタイも考えられればいいんだけど・・・無理だな

オリジナル

アニメ『ダンバイザーEX』
「ふっふっふ、カトーカズヒロよ、貴様を我がライバルと認めてやろう」
「うるせー、お前のライバルをやってるほど、俺とダンバイザーは暇じゃねえんだ」
「ふっ、前に私がお前に負けたからお前は私をザコと思っているようだがそれは違う、前の戦いは機体の性能の差で負けたに過ぎん」
「だったら、さっさとかかってこい」
「ふっ、この『キールロイヤー』の前で吠え面をかかしてやる、このアナン=リーベルトがな」
「うおぉぉー!!」
「うおりゃゃー!!」
つづく
ほほう、今回は主人公『カトーカズヒロ』にライバルキャラ登場か、やっぱりヒーローにはライバルが必要不可欠だよな
「なぁ、ゆいにはライバルっている?」
僕は隣でいっしょにアニメを見ていたゆいになにげなく聞いてみた
しかし、このなにげない質問でのちに多大な迷惑をかけられるとはこの時は思ってもみなかった
「ライバルね〜、ライバル」
ゆいの将来の夢は『正義のヒーロー』なんだって、本人が真面目に言っているので僕は笑わなかった(姉さんは大笑いしたあと、ゆいに「がんばれ」と言った)が、この平和な世の中、正義のヒーローがいても活躍することは無いと思うけどな〜
幼いの頃からゆいはヒーローになりたいと言っている、霊力と言う特殊な能力がある今、なりたいと思えばなれるだろうが敵さんがいないのではヒーローになっても意味が無い、ってな訳でゆいはいつか現れるであろう敵さんが来るまで修行も兼ねてGSになろうって訳だ(悪霊は敵では無いらしい)
「そう言えば、ライバルって呼べるような人っていないな〜」
意外な答えだった、霊力を持つ女の子がたくさんいる六道女学院にゆいのライバルがいないとは
「それって、みんな弱すぎて相手にならないとか」
「あのね〜、霊力もってる人はみんな同じ戦い方をする訳じゃ無いの、私の通っている学校ではそれぞれが自分に合った戦い方を見つけて、それを伸ばしていく所なのよ」
ふ〜ん、そういう学校だったのか、何かこう宗教的な学校かと思ってた
「ライバルがいないいんじゃあ張り合いが無いでしょ、だったら僕の姉さんでもライバルにしたら」
「ゆかりさん?わっ私が、勝てるわけないでしょ、ライバルなんて無理無理」
ハッキリ言おう、僕の姉さんはゆいの霊力を持ってしてもかなう相手では無い、ゆいより霊力がある訳でも無いのにも関わらずだ
「でも、倒せないからこそライバルとしては申し分無いと思うけど」
「う〜ん、どうだろう」
ルルルルルルルルルル
その時、僕の家の電話が鳴った
最近はコードレスと言うものが出来て便利になった
コードレス電話が近くにあったのですぐに出ることが出来た
「もしもし、鈴木ですが」
『あっ順一、私ゆかりだけどゆいちゃんじゃあ私のライバルなんてつとまん無いから順一がゆいちゃんのライバルになってやりなよ、じゃそれだけだから』
ガチャ、ツーツー
あんた一体何者だ
ゆいと話してたことがすべて関西にいるはずの姉さんに伝わってた
盗聴機でも仕掛てんな、まったく
「だれからの電話?」
ゆいが僕に聞いてきた
「あっ、姉さんから、なんか僕がゆいのライバルやれってさ」
「ジュンイチが私のライバルねぇ〜」
ゆいはその時何か考えごとをしていたが僕はあまり気にしなかった、僕がゆいのライバルになるなんて冗談だと思ってたから・・・

六道女学院、結界魔法陣内

「てな訳でこれはジュンイチが私のライバルとしての資格があるかの試験だ」
「なにが『てな訳で』だ、大体この結界の中じゃこっちは攻撃出来ないじゃ無いか」
「ふっふっふ、それくらいハンデだと思いなさい、喰らえゲキガーンパンチパンチパンチパンチパンチパンチ」
パンチと叫んだ数だけ霊波が飛んで来る、別に攻撃時に叫ばなくても技は出るのだがこれはスパロボの伝統なので仕方がない、ゆいのロボット好きは説明済だ
ゆいのゲキガンパンチが容赦なく襲いかかってくる
「ひいーー!!」
悪運も俊敏性も無い僕に避けられる訳が無く、パンチと叫んだ数全て被弾?した
やばい、これはやばい、いくらいつもゆいの霊波攻撃を受けているがこんなに喰らうとは・・・ピンチだ
僕は何かゆいに対抗出来るものをポケットの中から探す、えっと今日持ってきたのは・・・財布だけか
むむ、反対側に何か入ってる、紙の束、宮村さんに貰ったお札だ、確かだれでもお札は使えるって言ってたな
よし、これでゆいの奴を『ぎゃふん』と言わせてやる
このお札をゆいのおでこにつければいいんだな、昔『キョンシー』って映画でおでこにお札をつけるとキョンシーが大人しくなってたのを覚えてる
しかし問題はゆいのゲキガンパンチを抑えないことにはどうしようもない、だけど僕は二年もゆいのゲキガンパンチ(霊波攻撃)を受け続けているんだ、こんな時のためにゲキガンパンチの弱点は分析済だ
ゲキガンパンチのすごい所は、遠くに敵(目標)がいても手に霊力を集中さしてその集めた霊力でパンチをすれば遠距離攻撃が可能ということだ、もちろん接近戦では霊力を集中した手で殴るので威力は大きい
しかし、弱点は両方ともパンチでなければ攻撃出来ないところにある、パンチを防ぐにはどうしたらいいか、そうっ二の腕を掴めばいい、二の腕を掴めば相手はパンチが出せなくなるのだ
よし、作戦は決まった、問題はゆいにどうスキを作って近づくかだ
「ふっふっふ、やる気になったようだな、それでこそ私のライバル候補ジュンイチだ」
ゆい、なんか悪役になってないか
「喰らえゲキガーン・・・」
「あっ、ゲキガンガーとダンバイザーが空中で戦っている」
言ったあとに自分はバカだと気付いた、いま時幼稚園に通ってる子供でもアニメと現実の違いくらい分かっているだろう、ああ僕はバカだ
「えっえ、どこどこ」
ゆいは僕よりアホだった、まぁ純粋とも言い換えられるけど
しかしこれは願っても無いチャンスだ
僕は走り出しゆいに近づく、ゆいもさっきのはウソだったと気付き「ゲキガンパンチ」で応戦してくる
もう、こうなったらヤケだ
僕は目をつぶりゲキガンパンチに突っ込みながらゆいに近づく
あと少しで届く、僕は腕を伸ばしゆいの二の腕を・・・掴んだ
むにゅ
むにゅ?僕の右手はちゃんとゆいの左手を掴んだ感触があった、僕の左手の方も何かを掴んでいる感触がある
恐る恐る目を少しずつ開くと
かぁぁ、と赤い顔したゆいとゆいの胸に置いて(掴んで)ある僕の左手が映っていた
こういう場合動けなくなると言うが本当だな
先に動いたのはゆいだった
「こんの〜、えろ、変態、チカン、パミキュンダ星人!!」
僕が掴み損ねた右手で、ゆいは接近戦に使用するゲキガンパンチでもろに僕の右頬を殴った
ついでにパミキュンダ星人とは『ダンバイザーEX』のアナンとその仲間たちのことだ、まぁ敵キャラなのでゆいの言葉を訳すと「大っ嫌い」や「人類の敵」って所かな
って、そんなことよりも今は目先の問題の方が問題だ
ここをどう切り抜ける
「殴ったね、親父にも殴られたことが無いのに」
ここはギャグでもやって話をそらしてしまおう
「ジュンイチはおじさんに殴られなくても、ゆかりさんには殴られまくっているわよね」
霊能力者じゃない僕でもゆいの霊力が上昇しているのがわかる、怒りのボルテージが上がっている証拠だ
「女の体に無断で触れるとは何事だー!!ゲキガーンパーンチ」
「いでで、いで、いでで」
いままでは冗談まじりの攻撃だったらしく、そこそこの痛みだったが、今回の攻撃は2倍いや3倍くらいの攻撃力だ
こっこれがゆいの本気ってやつか
さっきの作戦と勢いはどこに行ったのやら
なおも上昇中のゆいの霊力に恐れ、僕は動けなかった
「女の敵、チカンには死あるのみ、唸れ私の拳、ゲキガーンフレアァーー!!」
説明しよう、ゲキガンフレアとはアニメ『ナデシコ』で主人公が最強の技を出す時のかけ声である、しかしゆいの場合、たくさんの技のバリエーションがある訳ではないのでゲキガンパンチを出してるに過ぎないが、その威力は絶大でゆいの超必殺技と言っても過言ではない
って説明してる場合じゃ無い、ゲキガンフレアを喰らえばさすがに抵抗力の高い僕でもひとたまりもないだろう(死にはしないだろうが)
どうしたらいいんだ、どうしたら
ここは霊力以外使えない、だったら霊力でゆいのゲキガンフレアを相殺するしか手は無いな
僕は宮村さんに貰ったお札を取り出し、こちらに向かっているゲキガンフレアに投げつけた
ひゅう〜
がお札は霊力も出さずに地面に落ちる
僕は何枚も何枚も投げたがただの紙のように地面に落ちていった
そう言えば手作りって言ってたな、やっぱりプロが作らないとダメなのか
そんなことを考えている間にもゆいのゲキガンフレアは近づいて来る
僕は避けようとしたが、時すでに遅し
ゆいのゲキガンフレアが僕に直撃した
ズッゴーン!!
僕の体は宙に浮いた、人間の体ってこんなに簡単に浮くものなのか
「私の霊力は宇宙だ」
どうやらそれがゆいの決め言葉(セリフ)らしい
太陽はまだまだ高くて、空はただただ青かった
それが僕が地面から体を引き離された時の感想だった
ばたん、きゅ〜〜〜〜

つづく
次で終わりと言っておきながら、また次で終わりますと言ってしまう、計画性ゼロだね

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