ザ・グレート・展開予測ショー

奴の名はユダ!・・・21


投稿者名:スーパーたーくん
投稿日時:(01/11/12)

白皇喬・・そこは天界の海云山の外れにある天使の都。
ここを仕切るのは天界きっての美人と言われるセラ、彼女はもう一人の美女レイディアントと非常に仲が悪いのは有名な話。

「ねえ、イリス。この後一体どうなるのかしら?」
「くくけけけ・・・」
言葉もわぁらんのに聞くなよ・・・
「最近、横島さんさぁ。なんか切羽詰ったみたいだし・・」
悩む少女と魔物が・・・風流じゃないな。とそこへ。
パーポー!パーポー!人間界ではパトカーと呼ばれるものが来た。
「そこのお嬢さん!そこのお嬢さん止まりなさい!」
おキヌはイリスを路肩に・・・ってどこにあるんだよ。
「君ぃ、スピード違反だよ。ここどこだかわかってんの?」
おキヌはきょとんとする。
「君見たとこ人間のようだけど白皇喬には何しに来たの?」
「あのぉ・・」恐る恐る声を掛ける。
「何だね?」警官?らしい人物は快い反応を示す。
「私、っとそのですね。あのあんまりスピードは出していないし・・この子も六十キロくらいしか出してないって・・あのここの決まりが違うんならその・・・」
「・・・、君もしかしてここの事知らないの?」
警官は驚いたようにおキヌを見る。
「君はスピードの出しすぎじゃあないよ・・・遅すぎなんだ。ここは駆け巡る天使の領域だから平均時速二百八十は出さないと」
「へえっ!?」おキヌはお口あんぐり。
捕捉だが実際に遅すぎても捕まるぞ!高速で三十キロで走ってみればすぐわかる。
「とりあえず署の方に来てもらおっか・・」
「へえっ?あっ?その・・嘘ぉぉぉおお」
・・・・おキヌ十六歳スピード違反で検挙?


横島がGメン本部に来た時みんなは回復おめでとうのケーキと花で出迎えてくれた。
タイガーが抱きついてこようとしたので足蹴にし雪乃丞とは軽く手をあわせた。
シロもとても嬉しそうにしていたがやっぱりタマモはいつも道理だった。
美神さんはいなかった、話では俺が入院したときから部屋にこもっているらしい。
カオスはマリアを残してどっかに行ったそうだ、マリアは悲しそうだったが俺が来たら笑っていた。
Gメンについて悲しかったのはもう隊長がいなかったことだ、俺は空に十字を切る。
ヒャクメにギュスターブから貰った十字架を見せたが。
「違うわ、皇帝の十字架は十字にクロスが入っている物なのね、これはよく似てるけどクロスが無いから・・」
「そうか・・あんがと」望みは一縷に絶たれる。
俺はその後ユダについてギュスターブが話した事を覚えてる限り話した。
奴が多重人格であること、隠し札があること、それをあの人と言ってる事(ハリO・ポッタOか?)
事態は思いのほか深刻な事にみんなは顔を伏せる。
「でもヒャクメ、皇帝の十字架ってのを探し当てれば良いんだろ?お前の千里眼で・・」
「・・もう三日はやってるけど収穫は無し。もう一つはおキヌちゃんが取りに行ったけどどうかしら、あのセラが簡単に渡してくれるかしら」溜め息がこぼれる。
「・・・」
「まあでも竜神王様もこっちの事は分かっているらしいからきっと大丈夫よ」
「そうだな」内心は不安でいっぱいだ。
あの時ユダにのされてしまった自分。力の差は歴然だった、自分を富士山に例えても相手はマリアナ海溝二つ分はある。
美神と合体しても一個半程度にしか差は縮まない。
「まいったなぁぁぁあ」ペンを指の先でクルクル廻す。ペンの先に人がいる、誰だ?
「・・美神さん!」
「・・横島クン?」やつれた美神は横島をわからない。
「美神さん!大丈夫ですか?」ヒャクメが近づいてきた。
「・・ヒャクメ・・コレッ・・」ばたりと美神は崩れる。
「大変!ドクター!ドクター!」ヒャクメは紙を横島に渡すと美神を担いでドクターのとこに行ってしまった。
「すげえな・・・・っこっこれは」お約束な展開・・・そこには皇帝の十字架の精製と書かれていた。

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